セブン=フォートレス キャンペーン Wheel of Fortune第一幕

第2章

ヒュパティアには昔、とても仲の良い友達がいた。名前はシエラ。
灰色の肌と黒い髪、青い目をしたハーフシェイドの女の子だ。二人は雪原でよく遊んだ。
一晩中語りあかしたこともあった。
普段はおとなしいシエラが、興味があることになると饒舌にしゃべるものだから驚かされた。
だがそれはお互い様だったらしい。
シエラにはハーフフラウの兄がいた。
ルテウスという名の美しい青年は、お腹を空かせたヒュパティアによく手料理をご馳走してくれた。
ヒュパティアがあんまり喜ぶものだから、彼は料理が好きになった。
そんな穏やかな日々がこれからもずっと続くと思っていた。
 しかし25年前のある日、シエラは突然姿を消し、それを追うようにルテウスもいなくなってしまった。
別れの言葉も交わしていない。ヒュパティアはもともと一人でいるのには慣れている。
それなのに二人がいなくなったと分かったとき、どうしようもなく悲しい気持ちになった。
彼女はその時初めて“寂しい”という気持ちを知ったのだ・・・

【Session1】変質者と恐怖のリサイタル

スリア王女を助けた5人はカルディア王から絶大な信頼を寄せられ、自由に王宮に出入りすることを許された。
「これから闇の王と戦うために力を貸してほしい」と懇願される。
しかしポップとヒュパティアは固辞して国を去る。
ザックは傭兵部隊長として、クルは弓兵の指南役として王宮に留まることになった。
フルラは申し出の返答を保留にして、とりあえず王宮の中を探索することにした。

GM:スリア王女が王宮の中を案内してくれるよ。

フルラ:わ~い

GM/スリア:「ここが私たちが食事をしているとこ、ここが会議室、ここが浴室、ここが私の寝室よ。あ、そうだ!良いものがあるの!(ドレッサーから宝石を出してきて)これ、あなたに似合うと思うの!」

フルラ:「ほんとだ。僕に似合うかもしれない。」

GM/スリア:「この服も来てみて!きっと可愛いわ!」 もはや着せ替え人形状態(笑)

GM/スリア:「やっぱりよく似合うわ!そうだ、今度この城で舞踏会が開かれるの!そのドレスを着て一緒に出ない?」

ポップ:そして着替え中に「やだぁ、またおっぱい大きくなったんじゃない?」とか言うんだな。

GM:何故そういう話になる(汗)

ポップ:そこへ僕が窓からバーン!!と入ってきて
「違う!!大事なのは大きさじゃなくて形だ!!」

フルラ:「!?」

GM/スリア:「きゃああぁぁ!!」

ポップ:イリュージョナル・ローブを着て逃げる!

GM/侍女:「姫様!!どうなさいました!!」

GM/スリア:「覗きよ!!早く捕まえて!!」

GM/侍女:「誰か!!誰かいませんか!!姫様の部屋に変質者が!!!!」

ザッククル:「何だ?どうしたんだ?」

GM/スリア:「着替えをしていたら、そこの窓から銀髪で糸目の細身の男が!!」

着飾ったフルラ:「変質者の某ポップさんが!」(一同爆笑)

GM:実名出てます!(笑)

ザック:「あいつカルディアを出るって言ってなかったけ?何でいるんだ?そしてこんなところで何やってるんだ(汗)」

ポップ:神出鬼没のポップさんなのさ。

一方、毒入りではあったが、無事おいしいものを食べることができたヒュパティアは、雪原に帰るために港町ラウルスを目指す。
故郷に帰るにはここから定期船で北の大陸に渡らなければいけない。

GM:ラウルスには3~4日で着く。しかし定期船は出せないと言われるよ。

ヒュッピー:がーんっ!「何故ーっ!?」

GM/船乗り:「姫様が被害にあった例の一件のせいだよ。シェイドたちに対する警戒がより強くなってポルカへの出航が禁止になったんだ。
あそこの領主も一応シェイドだからな。外見以外はまったくシェイドらしくないが。それでも信用できないってことだろう。」

ヒュッピー:そうなんだ。じゃあ港町の料理でも食べておこう。

GM:さすが港町。魚介類がおいしい。漁師が多いせいか豪快な料理が多いよ。
しかしカルディアの兵士が同乗していなければ漁に出るのも禁止されており、新鮮な魚を仕入れにくくなったそうだ。
ルテウスが誰かに化けて出ていかないよう厳戒態勢を敷いているのだとか。

ヒュッピー:「魚が捕れない港町なんて・・・」

GM:ちなみにカルディア神聖国のレストラン、“ボーヌ・カルディア”はルテウスがいなくなってから一気に客足が減った。
特に女性客が激減。彼女たちは皆ひどく落胆した顔をしている(笑)

ヒュッピー:ですよね~

ポップ:お前ら料理じゃなくて顔を見に来てたのかよ!(笑)

GM:しかしレストラン自体はつぶれず残っている。ルテウスはいなくなったが味は落ちていないようだ。

ヒュッピー:あ、そうなんだ。

ポップ:あ、レシピが残ってたんだ。

ヒュッピー:まぁ一人で作ってたわけじゃないからね。

ポップ:料理は全部工場からパック詰めで送られてくるんだ。電子レンジでチンで完成!

クル:どこのセントラルキッチンだよ!(笑)

ヒュッピー:「カルディアに帰ろうかな。あっちの方がおいしいものありそう・・・」

ポップ:帰り道、川沿いを歩いていると人が倒れている。白目むいて泡を吹いている。さらにその10m先にも人が倒れている!

ヒュッピー:何で?(汗)

ポップ:さらに進むとまた人が倒れている。まるであなたを誘いこむかのように等間隔に人が倒れている。

クル:誘われるか?(汗)

ポップ:倒れた人をずっと追いかけていくと、道中の小さな村でポップがリサイタルをしている!

ヒュッピー:なるほど。みんな逃げて来たんだね(笑)好奇心に負けて行ってみたら私も倒れるんだね(笑)

ポップ:「ポップさんのリサイタルにようこそ!!
この歌を聞くと、何故か知らないけどみんな眠りこんでしまうんだ。この歌を、“ララバイ”と名付けたよ。」(一同爆笑)

ヒュッピー:精神力ジャッジ22!なんか抵抗できそう。

ポップ:あ、こっちは判定ファンブル。たまたま上手く歌えた?

GM:いや、マイクのスイッチが入っていなかったんだ(笑)

ポップ:(ヒュッピーを見つけて)「やぁ、いらっしゃい!さすがは冒険者!君には呪歌は効かないようだね!
他の人は苦しみだしてチアノーゼが出てるよ!」(笑)

ヒュッピー:危険!(汗)

ポップ:「この大陸から出られなくてつまらないんだ。とても困ってるんだよ。」

ヒュッピー:「仕方ないから一番大きな街に戻るの。」

ポップ:「ああ、あそこか。入れるかな・・・」

ヒュッピー:「何で?」

クル:変質者だからな(笑)

【Session2】エルフの森の異変

故郷に帰る手段も見つからず、寄り道にも飽きたポップとヒュパティアがカルディアの王都に戻って来たのは、国を出てから約1か月後のことだった。

ポップ:この国には入りづらくなったので、僕はイリュージョナル・ローブを着て隠れておく。

ヒュッピー:街の門の前でお腹がすいて倒れる(笑)

GM/???:「お嬢さん、大丈夫ですか?顔色が優れませんが・・・」
見ると外見年齢35~36歳くらいのエルフの男性が心配そうに顔を覗き込 んでいる。

ヒュッピー:「お腹すいたの・・・」

GM/エルフの男性:「これ、少ないですが・・・」食糧を分けてくれる。

ヒュッピー:「わ~い!」その場で食べる。

フルラ:学習能力がない(汗)

GM/エルフの男性:「お嬢さん、お一人ですか?」

ヒュッピー:ポップが見えなくなったので「あれ?いない。今一人になったところです。」(笑)

GM/エルフの男性:「物騒な世の中になりましたからね。女性一人で旅をするのは危ない。これからどちらへ?」

ヒュッピー:「とりあえずお城に行こうかなと・・・」

GM/エルフの男性:「カルディア城ですか?ちょうど良かった。私もそこに行く予定だったんです。王に相談しなければならない事がありますので。」

ヒュッピー:「相談?」

GM/エルフの男性:「一緒に行きませんか?」

ヒュッピー:「うん。着いていきま~す!」

GM/エルフの男性:「申し遅れました。私はイグザール=マルリスと申します。」

ヒュッピー:(マルリス?どっかで聞いたような・・・)「私はヒュパティア=カログリアです。」

その頃、フルラはまだカルディアの王宮にいた。
スリア姫はことの他フルラを気に入ったようで、それからもいろんなところへ連れて行ってくれた。
今まで同じくらいの年ごろの友達がいなかったのだろう。フルラと話している時はとても楽しそうにしている。
フルラにとってもスリアの側は居心地がよかった。
最近、スリアは少し自分のことを話してくれるようになった。
スリアの母親、つまりこの国の王妃はノートに捕まって捕虜としてグランドソールのどこかで幽閉されているらしい。
父親は人間だが、今の国王は実の父親ではない。

GM/スリア:「お母様は無事かしら・・・お父様もとても心配していて、それで早く救出しようと頑張っているのよ。」

フルラ:「どうしてお母さんは捕まっちゃったの?」

GM/スリア:「お母様はこの国の王妃でありながら勇敢な騎士でもあるのよ。
自ら討伐隊の兵を率いて、ノートの横暴を抑えるためにグランドソールに向かったの。
でも返り討ちにあって・・・。お母様はわざと自分が犠牲になって敵の足止めをし、味方の兵士を逃がしたそうよ。」

フルラ:「そうなんだ・・・立派なお母さんだったんだね。それはいつの話?」

GM/スリア:「20年くらい前。私も強くなって、お母様を助けに行きたいわ。でもお父様が許してくれない。」

フルラ:「何故許してくれないの?」

GM/スリア:「娘まで失いたくないって言われた。」

フルラ:(勝手に出て行っちゃえばいいのに。)「僕で良ければ力になるよ。」

GM/スリア:「ほんと!?ありがとう!!じゃあ私、今からお父様にお願いしに行くわ!
剣術を習ってお母様を助けに行きたいって!フルラ、あなたもついてきて!」

フルラ:「うん、いいよ!行く行く!善は急げだね!」

GM:そして二人が王に面会し、スリアが意を決して王を説得しようとしたところに、よく知っている人物が2人、謁見の間に現れる。
一人はヒュッピー、もう一人はとてもよく知っているエルフの男性・・・

フルラ:「げっ!!」玉座の後ろに隠れる(笑)

GM/カルディア王:「ん?何だ?どうした?」 スリア:「?」

フルラ:「いや、ちょっと、ちょっとすいません(慌)」

GM/スリア:「!!」(←何かに気付いたらしい)
「お父様!!お願いがあるの!!」

GM/カルディア王:「な、何だスリア!突然大声出して!」

GM/スリア:「私もみんなと一緒に戦いたいの!!」

GM/カルディア王:「ならぬ!!何度も言っているであろう!!」

GM/スリア:「お父様!!」

GM/エルフの男性(以下イグザール):「あ、あの・・・お取込み中のところ申し訳ありませんが・・・(汗)」

フルラ:何だかややこしいことに(汗)どうしよう・・・

GM/スリア:「あ、お客様がいらしたなんて!私ったらはしたない!」
(恥ずかしがって後ろに下がり、フルラを隠すようにして立つ)

フルラ:(小声で)「ありがとう。」

GM/イグザール:「お久しぶりです。カルディア王。」

GM/カルディア王:「おお、そなたはアル=ヴィータの神殿の者か。」

GM/イグザール:「はい。実は王に相談があって参りました。」

GM/カルディア王:「ほう、何かあったのかね?」

GM/イグザール:「実は・・・1か月ほど前から私の娘が行方不明になりまして。」

フルラ:「あわわ(汗)」

ヒュッピー:「それは大変~」

GM/カルディア王:「何と!!それは大変だ!!私も先日危うく娘を亡くしかけたところでな。そなたの気持ちはよく分るぞ!!」

ヒュッピー:うんうん、と頷いてる。

フルラ:ひぇ~(汗)

GM/イグザール:「もしこの国で娘の姿を見かけたらご一報ください。娘の名はフルラ=マルリスと言います。」

ヒュッピー:「!!」

GM/スリア:「ええっ!?」(慌てて口を押える)

GM/イグザール:「!!姫様!何か心当たりでも!?」

GM/スリア:「あっ!え、えぇと・・・(慌)う~ん・・・聞いたことある名前なんだけど・・・・どこで聞いたのかなぁ~・・・う~ん(汗)」

フルラ:スリア、グッジョブ!!

ザック:苦しいな(汗)

GM/イグザール:「そうですか。思い当りませんか・・・(しょんぼり)。それでは王様、本題に入りたいと思います。」(一同爆笑)

ポップ:今からが本題か!(笑)

フルラ:どんだけ親バカやねん(汗)

GM/イグザール:「実はアル=ヴィータの木が枯れはじめているのです。」

フルラ:それは大変。

GM/イグザール:「アル=ヴィータの守護者である我が弟にも原因は分らないようです。それでカルディア王のお力をお借りしたく参りました。」

GM/カルディア王:「この闇に支配された世界で、枯れることのないアル=ヴィータと、実り豊かなエルフの森の存在は我々に光を与える唯一の希望であった。
決して枯れさせるわけにはいかん!
喜んで力を貸そう。ちょうど今、わが国には有能な冒険者たちがいるのだ。」

GM/イグザール:「ありがとうございます。加えて、娘のこともどうかよろしくお願いします!!」(笑)

フルラ:うん。そこ大事なんだよね。そうだよね(汗)

GM/イグザール:「では私はこれで失礼いたします。・・・あ、こちらのお嬢さんもここに用があるとか。」

ヒュッピー:「ただいま戻りました。」(笑)

GM/カルディア王:「おお、戻ってきてくれたのか!ちょうど良かった。今の話を聞いたであろう?ぜひ協力してくれ!」

ヒュッピー:「はい。」まあ、他にやることないしね。

GM/スリア:(イグザールが去ったのを見届けて)「ちょっとフルラ!!どういうことなの!?」

フルラ:「はい(汗)」

GM/スリア:「あの人はフルラのお父様なの?」

フルラ:「うん。パパだね。間違いなくパパだね(汗)」

GM/スリア:「行方不明ってどういうこと!?」

ヒュッピー:「お父さん、心配してたよ。」

フルラ:「家出してきちゃったんだよね~。だってさぁ、ずっと森にいてもつまらないじゃん・・・」

ポップ:そりゃパパも泣くわ(笑)

【Session3】混乱

イグザールはカルディアの城下町でも娘の行方を探すため、情報収集している。
そして有力な情報を得てレストラン“ボーヌ・カルディア”に入っていった。

ポップ:面白そうだからついていく。1コース食べていこうかな。

GM/小太りのシェフ:「いらっしゃいませ。こちらがメニューでございます。」

ポップ:「じゃあこの“シェフの気まぐれ森の風ソース”で」

GM:どんな料理?(笑)

ヒュッピー:私も食べに行く。「こんにちは~」

GM/小太りのシェフ:「いらっしゃいませ。ただいまテーブルが空いておりませんので・・・相席でもよろしいでしょうか?」

ポップ:「あ、いいよ。その人僕の知り合いなんだ。」

GM:そこで後方の席から叫び声が聞こえる。「本当ですか!?見たことあるんですか!?それはいつ!?どこで!?」

ヒュッピー:「何か聞いたことある声・・・」

GM/細身のシェフ:「えぇと・・・確か1カ月ほど前に休憩室で料理長と話しているところをみて・・・確かそんな外見だったような・・・」

GM/イグザール:「そうですか。フルラはここに来たんですね!それでどこに行ったんですか?」

GM/細身のシェフ:「さぁ?そこまでは分りません。」

GM/イグザール:「急いで追いかけなければ!!」

ヒュッピー:「フルラのパパだ。」

ポップ:「フルラのお父上?では挨拶しておかなければ。
お父さん、娘さんとは良いお付き合いをさせていただいております。」(一同爆笑)

GM/イグザール:「ほう・・・良いお付き合いとはいったいどんな?」

ポップ:「寝食を共にし、苦楽を共にし、病める時も健やかなる時も」(一同爆笑)

GM/イグザール:「貴様っ!!よくも!!私に挨拶もなく!!(激怒)」

ポップ:「いや、だからお父さん。今挨拶してるんですよ。」

GM/イグザール:「貴様にお父さんと呼ばれる筋合いはない!!!!」

ヒュッピー:苦笑いしながらごはん食べている。

GM:料理の味はルテウスと比べたら多少劣るかもしれないが、質は落ちていない。
確かにルテウスが作ったレシピだと分かる。
客が少なくなったのでなるべく安い材料を使ってコストを下げることで、気軽に入れるレストランにしているようだね。
その努力が実ってか、客層は変わるが少しずつ経営が回復してきているようだ。
高級レストランからカジュアルレストランに転向した感じだ。

GM/小太りのシェフ:「しかし女性客がだいぶん減ってしまいました・・・
ルテウス様がいた時はあんなにいっぱいいたのに・・・まったくどこへ行かれてしまったのか・・・」

GM/細身のシェフ:「本当にあの事件はルテウス様が起こしたのでしょうか?私はいまだに信じられません・・・」

クル:そこに被害者がいるぞぉ~

GM:シェフたちが話し合っている間もポップたちはお取込み中。

GM/イグザール:「とりあえず落ち着いて話をしよう。まずはそこに座りなさい。」

ポップ:「あ、そういえば彼女胸元にほくろがあるんですよね~」

GM/イグザール:「!!!!もう許さん!!よくも娘に手を出してくれたな!!そこへなおれ!!」(剣を抜く!)

ヒュッピー:ここは店内・・・(汗)

GM/シェフたち:「あわわわっ(慌)お、お客様!!お止め下さい!!」

GM/イグザール:「成敗してくれる!!!!」

ヒュッピー:「外でやれ~」

ポップ:「申し訳ありません。私が至らないばかりに彼女を傷物にしてしまいました。」

フルラ:本人のいない時にえらいことになってる(汗)

GM/イグザール:(青い顔して)「・・・・表へ出ろ。」

ポップ:どうやって収拾つけようコレ(一同爆笑)

ザック:無理。収拾つかんぞ。

クル:表に出てさりげなく去れ(笑)

ポップ:では表に出て、「それではお父さん、またお会いしましょう。」(さりげなくイリュージョナル・ローブで消える)

GM/イグザール:「!!どこだ!?どこに行った!?」殺気を振りまいて街中練り歩く(笑)

ポップ:わぁ~怖ぇ~・・・

ヒュッピー:(お店の人に)「すいませ~ん、2人分のお金払っておきます。」

GM/シェフたち:(頬を赤らめながら)「ありがとう。美しいお嬢さん。また来てくださいね!今度はサービスしますから!!」

ヒュッピー:わ~い、次はおまけがつくかな~と思いながら帰って事の顛末を全部フルラに話す(一同爆笑)

フルラ:「はぁ~?何それ!?(汗)ややこしくするんじゃねぇよ!(泣)」

ヒュッピー:「街に出たらすごいことになってるですよ。」

フルラ:「あぁあぁぁぁ・・・(汗)」

ポップ:決して嘘はついていない!

フルラ:「くそっ、わざとやってるんだろうなアイツ・・・(汗)」

ヒュッピー:「見つかったら即効捕獲されること絶対。」(笑)

【Session4】変質者捕まる

GM:君たちはカルディア王から呼ばれ、正式にアル=ヴィータの異変に関する調査を依頼される。
前金として一人10Gpと1週間分の保存食をもらう。そして・・・

GM/カルディア王:「先ほど通報があった。どうやら城下町で婦女暴行事件を起こしたけしからん奴がおるらしい。もし見つけたら即刻捉えてくれ!」(一同爆笑)

ザック:「それは王様、変質者ではありません。
実はポップが悪ふざけでフルラの父上に誤解を招く話をしたようで、話がこじれて収拾がつかなくなっているようです。」

GM/カルディア王:「何と紛らわしい・・・(汗)」

ザック:「まったくもってその通りです。」

GM/カルディア王:「しかしこのまま放っておいたら大変なことになる気がする。
そなたたちは彼のことをよく知っているのであろう?ならば捕獲しておいてくれぬか?頼む!」

ヒュッピー:放し飼いにするなと(笑)

ザック:「頼まれずともポップを見つけたら捕獲します。」

GM/カルディア王:「イグザールの方には私から話しておこう・・・」

ザック:「で、家出娘の方はお父さんに見つかったらダメなのか?」

フルラ:「ダメ。」

ザック:「だが、今から我々はアル=ヴィータにいかなければいけないんだよな?」

フルラ:「こっそり行けないかな・・・(汗)」

ヒュッピー:「バレバレだと思うよ。」

ザック:「実家に帰る状態になるのだからお父さんと和解しておいた方がいいんじゃないか?」

フルラ:「和解・・・ポップがこじらしたこの状況で・・・(汗)」

ザック:「いつまでも逃げ切れるわけじゃないだろう。」

ポップ:「そう!それを見越して先に話をしておいたんだよ!」

ザック:「お前かぁーーーーッ!!」(捕獲)

ヒュッピー:「ポップ捕獲~」

GM/カルディア王:「今心理カウンセラーをよんでイグザールをなだめておる。父親と話をするなら明日にすると良いだろう。」

フルラ:「・・・分りました。」

【Session5】不思議な夢

その日の晩、フルラは不思議な夢を見る。その夢で助けを求める女性の声を聞いた。
「助けて・・・苦しい・・・」

フルラ:「?」起きます。

GM:どんな夢を見ていたかは覚えていない。だが、声だけははっきり覚えている。

フルラ:「誰なの・・・?」不安なのと心配なのでスリアの部屋に行く。

GM/スリア:「う~ん・・・?・・・フルラ?どうしたの?」

フルラ:スリアを見てほっとする。

GM/スリア:「心配で眠れないの?大丈夫よ。うちの司祭は優秀だから。お父様きっとすぐ落ち着くわ。」

フルラ:「・・うん。ありがとう。パパのことも心配だけど・・・変な夢見て・・・。
『助けて』って女の人の声が聞こえたから、急に心配になって来てしまったんだ。」

GM/スリア:「そう。私のこと心配してくれたのね。大丈夫。私の声じゃないわ。みんなが守ってくれてるんですもの。私は平気よ。」

フルラ:「うん。」

GM/スリア:「でも不思議な夢ね。いったい誰が助けを求めているのかしら・・・」

フルラ:「スリア、何だか怖いから今日は一緒に寝て良い?」

GM/スリア:「うん。良いよ。このベッド一人じゃ広いもの。」

ポップ:そのベッドの下へ《見知らぬ地へ(ヴァー・ニヴァン)》!

GM:こらこら侵入するな変質者!(笑)

フルラ:一応ベッドの下調べとく(笑)

GM:一瞬ポップらしき頭が見えたが、気づかれたのを悟ったのか慌てて消えていった。

ポップ:くそっ!あははウフフが見られなかった!(悔)

フルラ:やっぱりね(汗)

ヒュッピー:私も昔の夢を見た。最近懐かしい夢をよく見る。
ルテウスに会ったからかな。夢の中の私はシエラと一緒にルテウスの手料理を食べてたの。
「シエラ・・・今どこにいるんだろう。元気かな・・・。居場所、ルテウスに聞けば良かった・・・」

【Session6】親子の対面

翌日、イグザールはだいぶん落ち着いたので面会しても良いという知らせを聞く。
何故かヒュパティアの元気がなく、朝からしょんぼりしていたが、朝食はしっかりとっていたので大丈夫だろう。
とりあえずフルラ、ザック、クルの3人でイグザールに会いに行くことにした。

フルラ:「やっほ~!パパ。久しぶり~」

GM/イグザール:「!!娘よ~!!!!(号泣)無事だったのか!?無事で良かった!!街で怖い話を聞いたから、パパは心臓が止まるかと思ったよ!!」

フルラ:「う、うん。ごめんね。心配かけて。」

クル:心臓は止まらなかったけど怒りで脳の血管はキレそうだったな(笑)

ザック:「我々の仲間が迷惑をかけて申し訳ない。」

GM/イグザール:「あなた方は?・・・あっ!あなたはいつかの腰痛持ちの!」

クル:「お久しぶりです。」

GM/イグザール:「あなたが一緒でしたか!それは良かった。」

ポップ:あ、そっか。フルラを最初に連れ出したんはクルだった。ということは下手人はクルの方じゃないか!

クル:下手人とか言うな!!

GM/イグザール:「娘が本当にお世話になりました。」

クル:「こちらこそお世話になっています。」

GM/イグザール:「その後、腰痛はどうですか?」

クル:「いや、相変わらずです。」

フルラ:何だこの会話(汗)

GM/イグザール:「良い湿布があるんです。これを差し上げましょう。」

一同:湿布!?(笑)

クル:湿布を手に入れた!(笑)

GM/イグザール:「フルラ、帰ってきてくれるんだろう?」

フルラ:「それより森が大変なことになってるって聞いたんだけど。」

GM/イグザール:「ああ、そうなんだ。実はアル=ヴィータが枯れ始めている。森の中も落ち葉が舞い始めた。
こんなことは初めてだ。森の住人達も不安を感じているが、アル=ヴィータの声が聞ける弟にもその原因は分からないらしい。」

今のアル=ヴィータの守護者はゼルリック=マルリス。
イグザールの弟で、フルラの叔父に当たる人だ。ちなみにまだ未婚。
フルラは子供のころ彼によくなついていた。知識が豊富で、何より暴走する父親を止めてくれる人だったので(笑)

GM/イグザール:「ゼルに分らないのならどうしようもなくてね。それでこの国に助けを求めにきたんだ。」

ザック:「森のことはエルフたちの専門だろ?エルフ達が分らないのに、人間が調査に行って分かるものなのか?」

GM/イグザール:「森の外からの影響の可能性もある。森の外は我々の専門外だからな。」

ザック:「なるほど。まずは森の周りを探ってみるか。」

GM/イグザール:「頼む。それにゼルはフルラがいれば何か分かるかもしれないと言っていた。」

クル:「何故?」

フルラ:「私何かしたかな・・・(汗)」

ザック:家出する前にやることやりつくしてから出てきたか?散々悪いことしてきたとか?(笑)

ヒュッピー:「何かやったんだ?」

フルラ:「うぅぅ(汗)私何やったんだろ???(汗)」

GM/イグザール:「とりあえず森に帰ってくるんだ、フルラ。皆さんもまず森を見に来てほしい。」

フルラ:「そうだね。詳しい状況はおじさんに聞いてみよう。」

【Session7】エルフの森

エルフの森はカルディア神聖国の南西に位置し、広範囲に広がる深緑の大森林だ。
ここの木は枯れることを知らず、実り豊かで多くの動物たちが生活している。
この森に住むエルフ達は、奥地にある大樹“アル=ヴィータ”を信仰している。
この大樹がすべての自然を守護しており、森の生命の源であると信じているのだ。
そのため、アル=ヴィータの枝には荘厳な神殿が建てられており、そこにエルフの中でも位の高いシャーマンたちが住んでいる。
その中でもアル=ヴィータの声を聞ける“守護者”がこの森では絶対の権力を持つ。

エルフの森へ向かう途中、一行は運悪く1体のスピリットに襲われる。
死人の魂であるスピリットは実体を持たず、剣での攻撃が効かないため、ポップの魔法が大いに活躍した。
戦闘にはイグザールも参戦したが、ダイス運が悪く、まったく活躍できなかったうえに一人だけ大怪我をすることに・・・

GM:スピリットがイグザールに体当たり!あ、命中クリティカル(汗)

フルラ:パパ不幸な人だ(汗)

GM:あ、ダメージもクリティカル(汗)そしてイグザールは防御ファンブル (一同爆笑)

フルラ:「パパーーーーっ!!(汗)」

ポップ:終わった・・・(笑)

GM/イグザール:(血だらけになりながらフルラの前に立って)「娘は私が守る!!」

ヒュッピー:パパを回復します(笑)《命の水(アキュエア)》!あ、ピンゾロ(汗)ごめん、あんまり回復しなかった・・・

GM/イグザール:「ありがとう。」(しかしまだ血だらけ)

フルラ:踏んだり蹴ったり(汗)

ザック:大変だ(汗)

2ラウンド目に名誉挽回を図るも・・・

GM:パパは行動値クリティカル!2回攻撃だ!(笑)

フルラ:パパどうした!?あまり無理せんといて(笑)

GM/イグザール:《我が声に集え(クォークス)》発動成功!ウォードッグを召喚した。

ザック:物理攻撃効かんのやろ?

GM:あ・・・(汗)

ザック:的を増やしただけか(笑)

GM:次はスピリットの攻撃!あ、ウォードッグに行った(汗)

ザック:父ちゃん良い仕事したな。

GM:そしてウォードックは回避ファンブル(一同爆笑)

ヒュッピー:またしてもファンブル!(笑)

フルラ:パパと一緒(汗)

そして最後はクルの《太陽の槍(ソルス・ピール)》が敵のトドメをさした。

GM/イグザール:「フルラ!大丈夫か?怪我はしていないか?」

フルラ:「パパの方こそ大丈夫なの!?」(笑)

ポップ:「いやぁ、素晴らしい活躍でした!お父さん!!お父さんがいなかったらこのパーティーどうなっていたか分りませんよ!!」

GM/イグザール:「貴様・・・嫌味か?(怒)」

その後はクリーチャーに遭遇することなく、カルディアを発ってから4日後、無事エルフの森にたどり着いた。
この樹海の奥地にセルリックが待つアル=ヴィータがある。一行は休む間も惜しんで目的地を目指した。

GM:エルフの森の木々は所々葉を失って裸になっている。
地面には落ち葉が敷き詰められており、まるで絨毯のようだ。常に緑色だった森に赤や黄色が混ざっている。
クルが先日訪れた時は森一面に緑の葉が茂っており、落ち葉など1枚も見なかったのに・・・

フルラ:「かわいそうに・・・」

GM:フルラはその時、また例の声を聞くよ。今度は夢ではない。

GM/???:「助けて・・・苦しい・・・」

フルラ:「!・・・誰?」

GM/???:「助けて・・・」声はアル=ヴィータに近づくにつれてだんだん大きくなってくる。

フルラ:「私を呼ぶのは誰?」キョロキョロしてヒュッピーに「呼んだ?」

ヒュッピー:「??・・・誰も呼んでないよ。」

GM:半日ほど歩くと広い平地に出る。そしてその中央に大樹アル=ヴィータがそびえ立っている。
その幹はあまりに巨大なため、両端が見えず、まるで樹の壁があるようだ。
壁はずっと上まで伸びており、そこから広がる枝葉は空をすっぽりと覆っている。
巨大な幹から出る最初の枝に立派な神殿が建っている。

ヒュッピー:「すごい・・・木の上に神殿があるよ。」

GM/イグザール:「あそこに私の弟がいる。」

【Session8】アル=ヴィータの守護者

腰痛のクルと負傷しているイグザールを支えながら長い階段を上る一行。
神殿の建つ枝まで上がると、幹が雲を突き抜けてさらに伸びていることが分かる。
頭上には緑の葉が広がっており、豊に茂っている。しかし時折、はらはらと空から落ち葉が振ってくる。
フルラはこの樹が葉を散らすところを生まれて初めて見た。30年前の大災害の時でも葉を散らすことはなかったのに・・・

フルラ:「・・・・・・」

クル:「風情だね~」

ポップ:「秋だね~」

ザック:「これはこれで綺麗な風景だがな。」

ヒュッピー:「何も考えずに見たらね。」

フルラ:「でも・・・こんなこと、今までなかったよ。」

ヒュッピー:「そうなの?」

フルラ:「うん。・・・何かが起きてるんだ・・・」

GM:神殿に入り、礼拝堂を抜けて奥にある守護者の部屋に案内される。
そこにこの森の王、アル=ヴィータの守護者であり、フルラの叔父であるゼルリック=マルリスがいた。

GM/ゼルリック:「兄さん、フルラに会えたんですね。・・・ところでその怪我はどうしたんですか?(汗)」

ポップ:「それは道中で・・・プッ」

GM:笑うな!(笑)

GM/イグザール:「道中で亡霊に襲われたんだ。」

ポップ:「そうそう、それで・・・プププッ!大活躍を・・・クククッ!!」

ヒュッピー:ポップの上着を持ち上げて顔に被せて頭の上で縛る。

ポップ:「モゴモゴモゴ・・・!」(←訳:ああっ!茶巾にされた!!)

ヒュッピー:「これでよし。」

GM/ゼルリック:「兄さん・・・自分で治療できるでしょう?何故そのまま帰って来てるんです?」

GM/イグザール:「おお、そうであった!」

GM/ゼルリック:「いったいどうしたんですか?
いつも冷静・・・とは言えませんが、特にフルラのことになると手がつけられなくなるとはいえ、何をそんなに動転してるんです?」(一同笑)

フルラ:「いやぁ・・・これにはいろいろありまして(汗)」

GM/ゼルリック:(全員を見渡して)「しかし・・・なかなか面白いメンバーですね(汗)」

フルラ:「そうでしょう?」

ポップ:「モゴモゴモゴ!」

ヒュッピー:「あの茶巾はしゃべっちゃいけないのです。」

フルラ:「とりあえず・・・ただいま。ゼルおじさん。」

GM/セルリック:「お帰り。フルラ、早速本題に入るが、最近声が聞こないか?」

フルラ:「!!聞こえる!!さっきも聞こえた!!あ、今も!!」

GM/ゼルリック:「やはりそうか。」

フルラ:「何の声か分かるの?」

GM/ゼルリック:「アル=ヴィータの声を聞いたんだ。樹が助けを呼ぶ声を。」

フルラ:「え?」

ザック:その声は何人も聞いた人いるん?

GM:いや、声が聞こえたのはフルラとゼルリックだけだ。

GM/ゼルリック:「アル=ヴィータは自分を守護する者を自分で選ぶ。そしてその者に自ら声をかけるんだ。」

ヒュッピー:「フルラが選ばれたんだ。」

フルラ:「選ばれた・・・の?」

GM/ゼルリック:「アル=ヴィータに選ばれた者のみがその声を聞けると言われている。
そうして我々は代々守護者を引き継いできた。
フルラ、お前がその声を聞いたということは、次の守護者はお前なのだろう。」

フルラ:「ええーーーーーっ!!」

ヒュッピー:森から出られない~

フルラ:微妙な顔をする(一同爆笑)

GM/ゼルリック:「アル=ヴィータがそろそろ次の守護者を選ぶと言っている。きっと私よりフルラの方が多くの声を聞けるはずだ。」

フルラ:「うぅぅ・・・(泣)」

ポップ:ああ、かわいそう。

GM/イグザール:「そうなのか!?フルラが次の守護者なのか!!それは素晴らしい!!フルラ!!
これからはこの神殿に住み、気を引き締めてこの森を守っていかなければならないんだぞ!!」

フルラ:「あ、はい・・・あぁ・・・う~ん・・・」

GM/ゼルリック:「兄さん、そうではありません。」

フルラ、イグザール:「ん?」

GM/ゼルリック:「私はまだ力を失ったわけではない。現にまだアル=ヴィータの声が聞こえるのです。
それなのに樹は次の守護者を選んだ。そのことをよく考えなければなりません。」

GM/イグザール:「どういう事だ?」

GM/ゼルリック:「必ずしもこの森に留まることが正解ではないということです。
フルラは家出までするほど外の世界に出たがっていた。そんな彼女をアル=ヴィータは選んだのですから。」

ザック:「おお、なるほど。」

GM/ゼルリック:「フルラ、お前はどうしたい?」

フルラ:「・・・僕は・・・もっと世界をこの目で見てみたい。」

GM/ゼルリック:(頷いて)「お前のやりたいようにしなさい。」

フルラ:「え?・・・・いいの・・・?」

GM/ゼルリック:「アル=ヴィータはそんなお前を選んだ。ならばお前が自分で考え、行動することが“正解”なのだろう。
お前が己の信念を信じ、それに従っているかぎり、アル=ヴィータは常にお前の味方だ。」

フルラ:「えぇと・・・でもパパは・・・いいの?」(パパをちらっと見る)

GM/イグザール:「良いわけないだろう!!!!!」

フルラ:「ほら、良くないって(汗)」

ヒュッピー:「でも神様がオッケーって言ってるなら良いじゃん。」

GM/ゼルリック:「兄さん、いつまでもアリアの死を引きずるのは止めなさい。
人間の寿命は私たちとは違うのです。それを承知の上で彼女と一緒になることを選んだのでしょう?
それなりに覚悟もしていたはずです。」
アリアというのはフルラの母親の名だ。ずっと昔にこの世を去った。

GM/ゼルリック:「フルラはアリアとは違います。兄さんのエゴで彼女を縛り付けるのは間違っている。
世界を見たいという彼女の願いをアル=ヴィータが認めたのです。ならば私たちはそれに従わねばなりません。
おそらくそれが、これから私たちが生きていくために必要なことなのでしょう。」

GM/イグザール:「・・・・・・・・」

GM/ゼルリック:「フルラはもう子供ではありません。これからは自分の道を自分で決めなければならない。
それがどんなに辛いことであってもです。兄さん、どうかもう、アリアの面影をフルラに重ねるのは止めてください。
私たちの未来がかかっているのですよ。」

GM/イグザール:「・・・・・・・・・」

フルラ:何か重くなってきたな(汗)

GM/イグザール:「・・・・少し・・・・・・・・考えさせてくれ・・・・」
(神殿を出て、ふらふらしながら階段を下りていく)

クル:下り階段は膝に来るんだよな。

ポップ:回復魔法かければいいのに。

GM:ポップちょっかい出さないんだ?

ポップ:僕まだ茶巾だし(一同爆笑)

フルラ:「外に出ていける大義名分ができたのはとても嬉しいけど、それよりも今はアル=ヴィータが心配。」

ザック:「確かにな。」

ポップ:回復魔法かけてみたら?

ザック:ちなみにこの樹はどれだけでかいんだ?

GM:幹の周りを1周するのに1日半くらいかかるかな。

ポップ:デカッ!!

ザック:それにオレらが回復魔法かけてどんだけ通用するんだ?(一同爆笑)

フルラ:儀式を執り行うレベルだよね(汗)もう一度アル=ヴィータの声をよく聞いてみる。
ここはプラーナを解放して、知覚ジャッジ成功!!

GM/アル=ヴィータ:「苦しい!助けて!足が痛い!」

ザック:足?

フルラ:「足が痛いの?」

GM/アル=ヴィータ:「そう。足が痛い。苦しい・・・」

フルラ:「足ね。分かった!」

ポップ:足・・・根っこでも切られたのかな?

フルラ:「おじさん、アル=ヴィータは足が痛いって言ってる。」

GM/ゼルリック:「足?・・・ということは根に何か問題があるのか・・・?」

クル:しかし、幹がこんだけデカかったら根はどんだけあるんだ?(汗)

GM/ゼルリック:「来なさい。」

ゼルリックは神殿の奥にみんなを案内する。蔦に囲まれた広い部屋に入り、その奥の隠し扉を開けると下に降りる長い階段が現れる。

GM/ゼルリック:「ここから降りていけばアル=ヴィータの根元へ行けるはず だ。」

一同:すげ~!

ポップ:樹の中央が空洞化してるんだ。

フルラ:僕はここに来たことある?

GM:ない。ここは守護者しか立ち入れない場所だ。

ヒュッピー:フルラはもう守護者だもんね。

ポップ:あの、我々は入って良いんでしょうか?

フルラ:一人で行くのはちょっと(汗)
「おじさん、ここみんなで入って良いの?」

GM/ゼルリック:「これからアル=ヴィータの守護者はお前だ。入って良いかどうかはお前が決めたら良い。」

フルラ:「え?おじさんは?」

GM/ゼルリック:「私は補佐ということになるのかな。お前が外にいる間、この森を守る者も必要だからね。」

フルラ:「うん。分かった。じゃあみんな、行こうか。」

クル:「え~・・・下り階段?」(一同爆笑)

フルラ:「そうだった・・・(汗)」

ポップ:「さあ、僕に捕まって!」

クル:「それは遠慮しとく。」

ザック:「その腰痛はどうにかならんのか?」(一同爆笑)

ヒュッピー:だって腰痛持ちだもん。

クル:ワークスだもん。

ポップ:いやぁ~これだけ大きな空洞だと声がよく響きそうだ!

ヒュッピー:口にガムテープ!

ポップ:モゴモゴモゴ!

【Session9】異変の原因

GM:階段は果てしなく下まで続いている。ゼルリックは根元へ通じる道と言っていた。
それならおそらく、この神殿まで昇って来た階段よりもさらに下に降りていくことになるのだろう。

クル:「・・・・地下まで降りるのか(汗)」

フルラ:クルを支えながら降りていく。「頑張って。帰ったら湿布張ってもらおうね。」(笑)

GM:辺りは無数の根の壁に覆われている。
樹の中の道は複雑に入り組んでおり、巨大な迷宮のように感じられたが、不思議とフルラには道が分かった。
これが守護者の力であるとしたら、この場にフルラがいなければ容易に出ることができない恐ろしい迷宮となっただろう。
初めて入った場所のはずなのに、何故かひどく懐かしい。ずっと昔から知っている場所のようにフルラには感じられた。

ヒュッピー:「これ、どっちに進めばいいの?」

フルラ:「こっちだよ。」

ザック:「さすがだな。」

フルラ:「何で分かるんだろう・・・?」

GM:半日ほど歩き、だいぶん奥地に入ったであろう。
壁や天井からいくつもの太い根がせり出してさらに複雑な道を作っている場所に出る。
そこでみんなはあちこちにある根に動物にかじられたような跡があるのに気付くよ。

フルラ:「あれ?」

ヒュッピー:「おや?」

ザック:動物?アライグマとかそんなやつ?

ポップ:ビーバーが住み着いている?

GM:そんな可愛いものではない。もっと鋭い歯でかじられている。そして大きな歯型だ。

ポップ:(知力ジャッジクリティカル!)「これは“ポール”と呼ばれるクリーチャーの歯型だ。」

一同:「ポール?」

ポップ:「ヒヒの体に人の頭が縦に4つ並んでついている姿をしている。
森の奥地に住んでいて、ふだんはおとなしい性格のはずなんだけど・・・でもこの歯型、全部等間隔に縦に4つ並んでいる。
ポールの特徴と思って間違いないだろう。」

フルラ:「顔が縦に4っつ!(汗)」

ザック:「それはエルフの森にたくさん住んでいるのか?」

ポップ:「かなり珍しい生き物だ。
森に棲んでると言われているから、このエルフの森にもいるだろうけど、そうたくさんはいないと思うよ。」

フルラ:「僕見たことないよ。」

ポップ:「だけど変だなぁ。
ポールはおとなしいクリーチャーだから、こんなにあちこち噛みついたりしないと思うんだけど・・・。
それにここは森を守るアル=ヴィータの根元。アル=ヴィータが力を失えば森はおしまいだ。
そうなれば深い森にしか住めないポールにとっても致命傷だろう。」

一同:「何故だぁ~(悩)」

ポップ:あたりをもう少し調べる。知覚ジャッジ5回クリティカル!判定値49!見えないものが見えてしまった(笑)

GM:正面、いくつもの樹の根のアーチをくぐった先にある行き止まりから妙な力を感じる。

ポップ:そっちへ行ってみる。

GM:ポップは行き止まりの壁をすり抜けて中に入ってしまった。

ヒュッピー:「あれ?ポップまたどこか行った?」

フルラ:「どこ行った?」

ザック:「あっちの壁から消えていったぞ。」

GM:みんながポップが消えた壁の方に行くと、その壁は幻で、さらに奥に道が続いていることが分る。
幻の壁をすり抜け、さらに先に進むと頑丈な扉がある。扉は開かない。鍵もついていないようだ。

ポップ:「この扉、フルラなら開けられるよ。」

フルラ:「え?」

ポップ:「守護者しか入れない場所だ。だからフルラなら入れる。」

フルラ:「そうなの?」扉に触れてみる。

GM:すると扉は静かに発光し。ゆっくり消えていった。

ザック:「すげぇ・・・」

GM:中は薄暗い部屋だ。おそらく少し前まではやさしい光があふれる明るい部屋だったのだろう。
その部屋の中央に大きな光の球体が浮いている。おそらくこれもかつては美しい光を発していたのだろう。
しかし、今は黒く曇っている。

ヒュッピー:「何か淀んでる。」

ザック:「これは何だ?」

ポップ:「アル=ヴィータの心臓(コア)だ。闇の力に影響されて黒く濁ってしまったようだね。
それで力を発揮できなくなって森の木々が枯れ始めたんだ。
おまけに闇の力の影響で森の動物たちが狂暴化してきている。」

ザック:「何故コアはこんな黒い色になってしまったんだ?」

ポップ:「この世界は今、怒りに支配された闇の王ノートの力が溢れている。
その力がここまで働いてしまったんだろう。ノートの怒りは静まることを知らない。
その暗い感情が本来穢れのない存在にまで影響しているんだ。」

ザック:「ということはそれを浄化しないといけないんだよな?どうやればいいんだ?(汗)」

ポップ:「強い魔力を持った人の助けが必要だね。それも一人じゃダメだ。
強い魔力を持った人たちの力を合わせて浄化の儀式を行えば何とかなるかもしれない。
上の神殿にいるゼルリックさんが適任かもね。
それと学園都市セフィラに行けば優秀な司祭や魔導士たちがいる。彼らに助けを求めよう。」

ザック:「確かに。あそこにはあらゆる力を持った者が集結している。
彼らの力を合わせれば何とかなるかもしれない。だがセフィラに行くには船が必要だ。定期船は今閉鎖されているんだよな?(汗)」

ヒュッピー:「私たちもともと王様の依頼で動いてるんだから、王様に頼めば定期船出してくれるんじゃない?」

フルラ:「そうだね。」

ヒュッピー:「森を助けるのに協力するって王様も言ってたよね。」

フルラ:「セフィラまでどれくらいかかるんだろ?」

ポップ:「10日以上はかかるかな。」

フルラ:「その間にアル=ヴィータの状態が悪化するかもしれない。何とかならないかな・・・」

ヒュッピー:「一時的にでも浄化できたら猶予ができるよね。」

フルラ:「ゼルおじさんに頼んでみよう。」

【Session10】決意

フルラ:帰ったらゼルおじさんに事情を話す。 「それでね、おじさん。セフィラに行って協力を要請しようと思うんだ。
その間にもアル=ヴィータが弱っていくかもしれない。僕たちが帰ってくるまで何とかならないかなと思って・・・」

GM/ゼルリック:「なるほど。根元がそんなことになっていたとは・・・分かった。
お前たちが帰ってくるまで何とか悪化を食い止めてみよう。大変な仕事になるから兄さんにも手伝ってもらうよ。」

フルラ:「うん。パパ説得するよ!」

GM/ゼルリック:「では任せたよ、フルラ。」

フルラ:「うん。」

GM/ゼルリック:「これが私の守護者としての最後の仕事になるかな。」

フルラ:「僕は守護者としての最初の仕事だね。」

ザック:すげぇ。自覚が出てきた。

フルラ:まずパパを説得しに行く。腰痛さんは休んだ方が良いので、私一人で神殿を出て家に行く。

GM:パパは部屋の隅でうずくまって泣いており、絶対零度の空気を生み出している(笑)

フルラ:ここは大雪原か(笑)「あの・・・パパ?大丈夫?」

GM/イグザール:「しくしくしくしく・・・」

フルラ:「・・・・・・(汗)」

GM:よく見ると母親の形見だと言っていた髪飾りを握りしめて何事かつぶやいている。

GM/イグザール:「アリア・・・フルラも私の元を出て行ってしまうんだ・・・しくしくしくしく・・・」

ポップ:なんかこのお父さんいじり甲斐があるよね(笑)

GM:あまりいじめないであげてね(笑)

GM/イグザール:「ああ、アリア・・・フルラがいなくなってしまう。私を置いて・・・しくしくしくしく・・・」

フルラ:「パパ、聞いて。僕、アル=ヴィータの根元に行ってきた。
そこでその大樹のコアが黒く濁っているのを見たんだ。闇の気に当てられて力をなくしているんだって。
狂暴になったクリーチャーに根をかじられて痛そうだった。
それでね、パパ。僕は今までただ森を出たいって思ってただけだけど、アル=ヴィータのそんな姿を見て、ここを守りたいって思ったんだ。
だから僕はこの森を出ていく。今度は大切な故郷を守るために。」

GM/イグザール:「・・・・・・・」

フルラ:「僕の心にはいつもこの森があって、アル=ヴィータがあって、そしてパパがいる。」

GM/イグザール:「フルラ・・・知らない間に立派になって・・・(涙をぬぐって)まだまだ子供だと思っていたのに・・・
いや、そう思いたかっただけなのかもしれないな・・・。
今まですまなかった。それならば私も覚悟を決めよう。これからはお前の好きなように生きるが良い。」

フルラ:「うん。僕、これからセフィラに行こうと思う。
協力をお願いするために。それまでおじさんがアル=ヴィータを守ってくれる。」

GM/イグザール:「そこまで大変な事態になっているなら、あいつ一人では荷が重いだろう。私も神殿へ行こう。」

フルラ:「うん!おじさんを助けてあげて!パパの助けがないと無理だと思う!」

GM/イグザール:「分かった。お前が帰ってくるまで、必ずアル=ヴィータを守ってみせる!これを持っていくと良い。」(一通の手紙を渡す)

フルラ:「?」

GM/イグザール:「船が出ないと言っていただろう。ラウルスの市長は私の古くからの友人でな。
船を出してもらえるよう紹介状を書いておいた。カルディア王には使いを出して事情を説明しておこう。
一刻を争う事態だ。カルディアには寄らず、直接ラウルスに向かうと良い。」

ヒュッピー:わ~い。カルディアに寄る手間が省けた。

クル:行程が一つ減るのは嬉しいことだ(笑)

フルラ:「パパ!ありがとう!」抱きつく。

GM/イグザール:(頭をなでてからそっと肩を離して)「さあ、もう行きなさい。急いでいるのだろう?」

フルラ:「うん。急ぐ・・・んだけど今日は泊めてもらいたいかな。」(一同爆笑)

GM:しまらねぇ(汗)

フルラ:ちょっと動けない人がいるんで(笑)

クル:あ、よく考えたら私、飛べるんだった(一同爆笑)

ポップ:うん。

フルラ:何で頑張って階段歩いてるのかなと思った(笑)

クル:頑張ったのに(泣)

ヒュッピー:腰痛さん?(汗)

クル:すっかり忘れてた(泣)

【Session11】港町ラウルス

ここは漁と娯楽が盛んな街。夜が長くなった今でも眠ることを知らない。
港にはたくさんの船が停泊しており、街中に酒屋や新鮮な魚介類を売っている市場が軒を連ねている。
街の中央にある大きな劇場では、ダンスやサーカスなどのショーが毎日のように行われており、人々の目を楽しませている。

一行はクルの腰が回復するのを待ってからエルフの森を出発し、2日ほどかけてこの賑やかな街にたどり着いた。
エルフの森ではヒュパティアがイグザールに師事し、腰痛治療の特技を習得したらしい。

ヒュッピー:「この前来た街。あそこの店がおいしいの。」

フルラ:「ふ~ん。」

ポップ:「あっちの店は?」

ヒュッピー:「いまいちかな。そっちはさらにおいしくて、向こうの店はダメ。」

フルラ:「詳しいね(汗)」

ヒュッピー:「全部食べつくした。」

GM:ラウルスの市長はロミール=フォレストという名の45歳のナイスミドルだ。

ポップ:ナイスミドル(笑)

クル:いい感じや

GM:市長の家は港の近くにあるよ。
使用人に市長に取り次いでもらうよう紹介状を渡してお願いすると、しばらくしてブラウンの髪と髭をもった渋いおじさんが出てくる。

GM/ラウルス市長(以下ロミール):「君たちか?イグザールの知り合いというのは。」

クル:「おじさん対決だ!!」(笑)

GM:何しに来た!?(笑)

クル:私もおじさんだ。おじさん度は負けないぞ!!

GM:判定基準は?

ポップ:どちらがより良いおじさんか。

フルラ:めんどくせぇ(一同爆笑)

GM/ロミール:「むっ、そなた精霊にしてはなかなか良いおじさんだな。」

クル:「伊達に腰痛はもってないぜ。」

GM/ロミール:「なるほど。良いおじさんになるには腰痛の一つも持っていなければならないということか。いや、勉強になった。」

ヒュッピー:そんな勉強しなくても良いと思います。

GM:そしてクルとロミールは本格的にどちらがナイスミドルか張り合い始めたのであった・・・

ポップ:きっと最後は握手で終わるんだな。

ヒュッピー:「異議あり!それは後にしてください!!」

フルラ:「僕はアル=ヴィータの守護者、フルラ=マルリスです。」

GM/ロミール:「すると君がイグザールの娘さんか?」

フルラ:「はい。」

GM/ロミール:「なるほど。今は亡き、母上によく似ている。」

フルラ:「そうなんだ・・・ママに似てるんだ・・・」(少し嬉しそう)

GM/ロミール:「今からセフィラに向かうそうだな。船を出すのはカルディア国王から禁止されているが、イグザールが何とかしてくれるだろう。
まだ許可がおりたという連絡はないが、急ぎならば念のため今夜こっそり出航するとしよう。腕利きの船乗りを手配しておくよ。」

フルラ:「ありがとうございます。」

GM/ロミール:「私の船を使うと良い。あれは良い船だぞ。スピードも出るしな。
日中は兵士の目について面倒だから夜中に出発することにする。用意ができたら呼ぶから、それまで休んでいてくれ。
まあ、ここは港町だ。珍しいものもたくさんある。ご希望とあらば劇場のチケットを渡そう。街を見物していってくれ。」

フルラ:「わかりました。ありがとうございます。」

ポップ:時間ができたのでリサイタルを開こう♪

ヒュッピー:危険。屍累々。

ポップ:バンジョーを弾き鳴らして歌う。

GM/通りすがりの人:「ぐあああぁぁ!!」バタリ。(笑)

ヒュッピー:私はごはんを食べる。

フルラ:君それしかないね(汗)

クル:腰を治したいが、治せる人がごはんを食べている(笑)

ヒュッピー:寝る前に治療してあげるよ。

クル:ありがたい。

フルラ:「僕は街を見に行こうかな。ここ初めて来るし。」

ヒュッピー:「食べ物屋なら案内できるよ。」

フルラ:「じゃあ食べ物屋を案内してもらおう。あ、海も見たい。見たことないし。」

ヒュッピー:港に連れて行って「海です!」

フルラ:「すごっ!!何これ!?どこからどこまでが海?」

ヒュッピー:「この水たまり全部が海だよ。」

フルラ:「全部!?」

ヒュッピー:「うん。ずっと向こうの方まで海だよ。広くて先が見えないんだ。」

フルラ:「え~~~~っ!!」

ポップ:ほら、向こうの水平線を見てごらん。
遠くの船は船全体ではなくてまずマストから見えてくるだろう?
これは地球がまるいということを証明しているんだよ。

クル:誰の説や。

GM:ここ地球じゃないよ(笑)

フルラ:今船出てないよ(笑)

ポップ:えっ!!じゃああそこに見えてる船は!?もしかして幽霊船!?(笑)

フルラ:「あの大きくて派手な建物は何?」

GM/通りすがりの人:「劇場だよ。毎日あそこで芝居や歌、踊りやサーカスなんかが催されているんだよ。」

フルラ:「面白そう!僕見に行ってみるよ。」

GM:今はダンスのショーをやっている。市長のナイスミドルから劇場のチケットをもらったので、前のよく見える席で見れるよ。
いろんな衣装を着た踊り子たちが次々と舞台に出てくる。悲しい曲、楽しい曲、勇ましい曲、いろんな曲に合わせて踊る。
時には色っぽい衣装で、時にはみすぼらしい衣装で、時には真剣を持って踊り、花吹雪の中を踊る場面もある。
集団で踊る場面もあれば、人気のダンサーがソロで踊る場面もある。よく見ると一つ一つの場面はつながっており、物語になっているようだ。

フルラ:「うわ~っ!楽しい!!」見入っている。

GM:さて、勇ましい剣舞の後、ダンサーたちは舞台からはけ、暗転。
ほのかな明かりと共に美しい女性が舞台中央に現れる。
その女性は最初は儚げに、次第に激しく舞った。その女性の舞に合わせて舞台の景色は変わり、音楽も変化する。
その幻想的な舞台に観客は釘づけになった。おそらく彼女はこの劇団のトップスターなのだろう。 観客

一同:「ブラボー!!」
彼女が踊り終わると観客席からは彼女をほめたたえる声援が飛ぶ。

フルラ:(近くにいる人に)「ねえねえ、あの人何ていう人なの?」

GM/観客:「ミラさんだよ!」

フルラ:「有名な人なの?」

GM/観客:「そりゃ有名だよ!この劇場一の名女優さ!」

フルラ:「そうなんだ・・・」

GM/観客:「ああ・・・あんな人がオレの奥さんだったらなぁ・・・」

フルラ:「きれいな人だよね。」

GM/観客:「そういえばずっと昔、ここで踊っていた美しい踊り子が観客のエルフの男に見初められて駆け落ちしたらしい。
そのエルフにどうやって口説いたか聞きたいもんだ。」

フルラ:「へえ・・・そうなんだ。」
なんか無関係じゃない気がする(汗)

GM/観客:「ああ、オレも駆け落ちしたい・・・よし!今夜オレはやるぞ!!」

ポップ:「夜這いか!!よし!その願い叶えよう!おじさん!僕が手伝うよ!!」

フルラ:「手伝うな!!」(笑)

GM:そしてその日の夜、大きな花束を抱えて劇場に入っていく男を見かけるのだった・・・

【Session12】母の面影

フルラは劇場で会ったおじさんが心配になり、後をつけることにした。ポップとその話を聞いたヒュパティアも興味津々でそれに同行する。

GM:男は劇場の控室の扉をノックして入っていく。どうやらミラの控室のようだ。トップスターになると個室があるらしい。 フルラポップ

ヒュッピー:部屋の外から覗いてる。

GM:観客のおじさん:「ミラさん!!僕と結婚してください!!」(花束を渡す)

GM/ミラ:「・・・・・ごめんなさい。私、今は結婚は考えていないの。踊りが楽しくてもっと続けたい。まだこの劇場にいたいの。だからあなたとは結婚できない。」

GM/観客のおじさん:「がーーーん!」 花束を抱えたまましょんぼりして帰っていく。

クル:ああ、やっぱり玉砕(笑)

GM/ミラ:「ふぅ・・・」
ミラは男が帰ったのを見届けると溜息をついて椅子に座る。よく見ると同 じような花束が4~5個部屋に置かれている。
同じように告白しに来た男が他にも何人かいるのだろう。

フルラ:なんか大変だな(汗)

GM:楽屋の壁にはいくつかの肖像画が飾られている。この劇場歴代のトップスターの肖像のようだ。その中にフルラとよく似た女性がいる。

ヒュッピー:「あれ、フルラのお母さん?」

ポップ:「確かに似てるね。」

フルラ:「うん・・・たぶんママだ。」

ヒュッピー:やっぱりファンのおじさんが言ってた駆け落ちしたエルフはパパなんだ。パパ勇者だね。

フルラ:「ママ・・・こんなところで踊ってたんだ。知らなかった・・・」

ヒュッピー:パパ意外と情熱的だったんだ。・・・意外ではないか(笑)

GM:肖像画の下にはその人物の名前が書かれている。“アリア=スイニー”。フルラの母親の名前だ。550年前のトップスターのようだ。

ザック:すげぇ、そんな前の肖像画が残ってるんだ。

GM:この劇場は800年くらい続いているらしい。

フルラ:よく見たいから部屋の中に入る。

GM/ミラ:「!!・・・誰?」

フルラ:「あ、あの・・・こんばんは。」

GM/ミラ:フルラを見て驚く。肖像画の一人とフルラを交互に見て「・・・え?」

フルラ:「あの、入っても良いですか?」

GM/ミラ:「え?・・・え、えぇ。」

クル:入団希望?

フルラ:違う!(笑)
「えっと・・・そこの肖像画がママに似てるなぁ~っていう気がしたりしなかったり・・・」

GM/ミラ:「お母さん?」

フルラ:「はい・・・」

GM/ミラ:「じゃああの伝説は本当だったんだ!」

フルラ:「え?(汗)」

ポップ:550年前なら人間にとっては確かに伝説だ。

GM/ミラ:「素敵!!ねぇ!その後アリアさんはどうなったの?幸せだった?相手の男性はエルフなんでしょう?
とても素敵な人だったって聞いたわ!今も素敵なの?ああ・・・そんな素敵な人がプロポーズに来てくれたら私だって・・・」

フルラ:「あの・・・さっきの人じゃダメ・・・かな?やっぱり・・・(汗)」

GM/ミラ:「ちょっとむさ苦しいじゃない。」

フルラ:「・・・(汗)パパ・・・素敵なのか?(汗)顔は悪くないと思うけど・・・いろいろと問題はあるかも(汗)」

GM:ちなみにゼルリックが言うにはママが死んでから親バカ度が急上昇して手に負えなくなったと(笑)

フルラ:「ミラさんにもきっといい人が迎えに来ると思うよ。」

GM/ミラ:「それって何時かしら?私は人間よ。そんなに長い間待てないわ。」

ヒュッピー:そりゃそうだ。

フルラ:「うん・・・そうだね・・・」

GM/ミラ:「私、アリアさんに憧れてるの。いつまでも綺麗で、歌もダンスもうまくて誰にも負けなかったらしいわ。
でもどこも威張ったところがないの。後輩の面倒をよく見ていたし、他の踊り子たちからよく悩み事を相談されていたらしいわ。
アリアさんは観客からも劇団のメンバーからも絶大な人気があったそうよ。」

フルラ:「へぇ・・・ママ、そんな人だったんだ。」

GM/ミラ:「だから私ももっと頑張ってアリアさんみたいに素敵な人にならなきゃ!
アリアさんが駆け落ちしてここを出ていったのは20歳の時だったんだって!
私は今18歳だからあと2年のうちに王子様を見つけなきゃ!!」

フルラ:「そっか・・・そうだったんだ。」

ヒュッピー:「そんなドラマがあったんだ・・・」

フルラ:「パパそんなこと一言も言わないからさぁ・・・。僕、またここに来て良いかな?」

GM/ミラ:「大歓迎よ!またあなたのお母様の事教えてね!」

フルラ:「うん。」(あまり知らないけど(汗))

GM:パパに聞いといたら?

ヒュッピー:たぶん一晩で終わらないと思うけど(笑)

GM/ミラ:「でも早くしてね。2年後には王子様と駆け落ちしてここを出ていく予定だから。」(笑)

フルラ:「うん。分かった。また早いうちに来ます。」

GM/ミラ:「頑張ってね。」

フルラ:「ミラさんも頑張って。また見に来るね。じゃあね。」

【Session13】ポルカの市長

ポルカは北の大陸にある交易で栄えている都市だ。
この大陸は気温が低いため、人々は厚着をしている。ここの市長は濃い茶色の肌、漆黒の髪、紫色の目をしたシェイドの女性だ。
名前はグレイシア=セリエ。彼女はポップと同じく、闇の一族として暗い地中に長い間閉じ込められており、30年前の大災害の後、地上に出てきてこの街を創った。
グレイシアは気まぐれな大雪原の番人と仲が良く、雪原が荒れるのを静め、道を示してくれるため、力のない者でも安全に雪原を渡ることができるようになった。
そしてそれが外界から孤立してしまっていたセフィラの街を発展させた。
セフィラは今まで船がつけにくく、力の強い者しか訪れることができなかった
しかしポルカができてからは未だ力を持たない者たちにも門戸を開くことができ、1つしかなかった学びの塔が今では10軒も建つほど栄えている。
また、グレイシアは商人としても有能で、カルディア神聖国やラウルスなど南の大陸の街にも大きな利益をもたらしている。
そのため、この世界の先住民たちから忌嫌われるシェイドでありながら、わずか30年でこれだけ大きな街を創ることができ、その存在を黙認されているのだ。
また、地味で目立つことを嫌うシェイドにしては珍しく、露出度の高い派手な服装を好み、行動も派手なので、地中に閉じ込められていたころからポップと同じく異質の存在だった。

GM:ロミールの船はかなりのスピードで航海し、わずか1日でポルカにたどり着く。

一同:早っ!

GM:なんでもセフィラで開発された特殊なエンジンを積んでるそうだ。

ヒュッピー:「あっという間にお家の方に帰って来たよ。」

GM:ポルカの港に着くと過剰な歓迎をされる。カルディア王の命令で定期船が来なくなって困っていたようだ。

GM/ポルカの船乗り:「おめでとうございます!あなた方の船は本日1着目の到着でございます!!」

一同:「そりゃそうだ。」(笑)

GM/ポルカの船乗り:「いやぁ~この街は貿易で栄えている街だからね。航海の船が来なければ商売上がったりだ。本当に困ってたんだよ。」

フルラ:「うん。そうだね。貿易の船じゃないんだけど・・・(汗)」

ポップ/ポルカの船乗り:「で?荷物は?」

ヒュッピー:「ない。」

ポップ/ポルカの船乗り:「え?貿易なんだから何か持ってきてるだろう!」

GM/ラウルスの船乗り:「残念ながら商船じゃない。この方たちはセフィラに用があるんだ。オレたちは送って来ただけだ。」

GM/ポルカの船乗り一同:「ガーーーン!・・・帰れ~!!」(一同笑)

ヒュッピー:帰れ言われた(汗)

フルラ:手の平ひっくり返した(汗)

GM/???:「待ちな!!」

一同:「?」

GM:露出度の高い派手な服を着た色黒の女性が現れる。見た目は20歳代後半くらい。

GM/ポルカの船乗りたち:「市長!!」

フルラ:「市長さん?」

ヒュッピー:フットワークの軽い市長だな。

GM/ポルカ市長:「あんた達、客人を追い返すとは何事だい!!」

GM/ポルカ船乗りたち:「す、すいません!!つい!!」

GM/ポルカ市長:「交易には人との繋がりが何より大事だと言っているだろう。
目先の利益だけを考えるヤツは出世しないよ。・・・あんた達、うちの者が失礼なこと言ってすまなかったね。」

フルラ:「いえ・・・」

ポップ:「やあ、グレイス。久しぶり。僕と連れ添ってくれるって話は考えてくれたかい?」

GM/ポルカ市長(以下グレイシア):「あと1000年したら考えても良いよ。」

ポップ:「つれないねぇ君は・・・」

フルラ:何このアメリカンな展開(汗)

GM/グレイシア:「あんたは相変わらずねぇ。」

ポップ:「君もね。」

GM/グレイシア:(ヒュッピーを見て)「あら、ヒュッピー。久しぶり。」

ヒュッピー:「ただいま~」

GM/グレイシア:「どう?おいしいものは食べれた?」

ヒュッピー:「毒が入ってた!」(笑)

GM/グレイシア:「それはまた、なかなかの珍味ね(汗)」

ヒュッピー:「味はおいしかったよ。」

GM/グレイシア:「どうせ食べ過ぎて死にかけたんでしょう。」

ヒュッピー:「それで市長さん、お願いがあるの。セフィラに行きたいで~す!」

GM/グレイシア:「急ぐの?」

ヒュッピー:「とても急ぐ。」

GM/グレイシア:「OK。分かった。まぁヒュッピーがいるなら迷うことはないと思うけどね。」

ヒュッピー:「うん。雪原は私のお家。」

フルラ:「道案内よろしく。」

GM/グレイシア:「問題は服装ね。ヒュッピーは良いとして他の者たちはもうちょっと厚着した方がいいよ。そんな恰好じゃ一気に凍える。」

フルラ:「え?そんなに寒いの?」

ヒュッピー:「雪原だもん。」

クル:「え~・・・寒さは腰痛には大敵だ。」(一同爆笑)

ザック:「万全の装備を整えていかなければならないな!」(笑)

ヒュッピー:腰にカイロ!

ポップ:桐灰?

フルラ:温石?

ヒュッピー:「どこへ行ってもつらい旅だねぇ。」

ザック:「そもそも動くのがつらいんだからどうしようもねぇ。」(笑)

フルラ:「ここも結構寒いけど、市長さん、そんな薄着で大丈夫?」

GM/グレイシア:「私は平気。」

フルラ:「雪原に行くのも初めてだ。どんな装備を整えたらいいんだ?」

GM:防寒具は15Gpで売ってる。重量は1。

ザック:けっこう高いな・・・

ポップ:重量オーバー。防寒具着れない。誰かサークレット持ってて!(笑)

ヒュッピー:私は防寒具いらないから持っててあげるよ。

クル:誰かローブを持っててください(一同爆笑)

ヒュッピー:防寒具着るためにローブを脱いだんだ(笑)

ポップ:筋力低いとつらいねぇ(泣)

GM:では用意ができたところでセフィラに向かってください。一応道案内のヒュッピーは迷わないか知覚判定。

ヒュッピー:ファンブル~!

一同:迷ったー!(爆笑)

【Session14】大雪原

ここはフラウたちが住む極寒の地。
この雪原には雪を降らせるドラゴン“スノー”が住んでおり、美しい青銀の髪をしたフラウのメルフィオーネと行動を共にしている。
メルフィオーネは特に雪原を守っているわけではないが、彼女の機嫌がこの地の天候を左右するため、いつしか“大雪原の番人”と呼ばれるようになった。

一行はヒュパティアの案内で雪原に向かったが、なかなかセフィラにたどり着けない。
そのうちだんだん吹雪が強くなり、気温も下がってきた。

フルラ:「そろそろセフィラ?まだ??」

ザック:地元の庭じゃないのかよ!やべぇ・・・

GM:防寒具を着ててもだんだん凍えてきた。

ザック:「やべぇ・・・」

ヒュッピー:「おっかしいな~」

フルラ:「さ、寒い・・・」

ポップ:「ああ、お母さん!どこに行くんだい?お母さん・・・」

ヒュッピー:「あ、幻覚が見えだした。」(笑)

GM/???:「何してるの?楽しい?」

ザック:「ど、どちら様で?」

フルラ:「げ、幻聴では?(汗)」

ポップ:「天使の声が聞こえる・・・」(笑)

GM:いつの間にか君たちの前にとても美しい女性が姿を現す。青銀の髪に白い肌、青い瞳をしている。
歳は16~17歳くらいに見える。側に真っ白で巨大なドラゴンを従えている。

ザック:「これは現実なのか?幻なのか?」

GM/謎の女性:「ヒュッピー!久しぶり。この人たち変だよ。新しい遊び?」

ヒュッピー:「メル!ねぇ、今私たちセフィラに向かってない?」

GM/謎の女性:「セフィラ?セフィラならずっと向こうの方だよ?」

ヒュッピー:「あれ?」

クル:「まだ着かんのか・・・(泣)」

GM/謎の女性:「どんどん離れてるよ。もしかてこの人たちに恨みでもあるの?」

ヒュッピー:「別に恨みなんてないよ。」

ザック:違う方向に案内して陥れるという新手の嫌がらせか?(汗)

ヒュッピー:私だけは生き残るしね。

ザック:洒落にならーーーん!(笑)

ヒュッピー:「とりあえずセフィラはあっちだって。」

ザック:「ところでこの美しいお嬢さんはどちらさん?」

ヒュッピー:「大雪原の番人、メルフィオーネだよ。一緒にいるのはスノー。
雪を降らすドラゴンなの。だからこの人の近くが一番寒い。」

フルラ:「だからこんなに寒いんだ!(汗)」

ポップ:ブルブルブルブル・・・

GM/スノー:「ギュオーーーーン!」羽を広げるとハラハラと雪が舞う。

フルラ:「うわ~~~~すごい・・・」

ヒュッピー:「大雪原のもとです。」

GM:謎の女性(以下メルフィオーネ):「ここは雪原の一番奥地よ。」

ヒュッピー:「無意識にメルに挨拶がしたかったんじゃないかな。」

GM/メルフィオーネ:「そうなの?」

ザック:「一刻を争う。早く行こうぜ。」

フルラ:「そうだよ。」ガクガクブルブル・・・

ヒュッピー:「ちぇ~っ」

GM/メルフィオーネ:「私、今暇だからついていこうかなぁ。」

ヒュッピー:「うん。良いよ。」(一同爆笑)

クル:「ダメダメ!!」

フルラ:「この人いたら寒いんでしょ?」(汗)

ヒュッピー:「うん。冷気がついてくる。」

GM/スノー:「ギュオーーーン!」

GM/メルフィオーネ:「スノーも一緒に行きたいって。」

ヒュッピー:「行きたいって~」

ポップ:「送ってもらえるの?」

ヒュッピー:「スノーの背中に乗っていくと早く着けるかもしれないけど、すごく寒いよ?」

ポップ:ガクガクガクガク・・・

クル:「生命の危機が・・・」(一同爆笑)

フルラ:ブルブルブルブル・・・

GM/メルフィオーネ:「う~ん、しょうがないなぁ・・・今回は送ってあげる♪スノー!」

GM/スノー:「ギュウ~ン・・」
しゃがみこんで背中に乗りやすいような姿勢になる。

ヒュッピー:「乗るのだ~!」

フルラ:(鼻水垂らしながら)「え?良いの?」

ヒュッピー:「さあ、早く乗った乗った!」

クル:「ううぅ、腰が・・・」

ポップ:「動く龍の背中になんか乗ったら余計腰に負担がかかるんじゃ・・・」

ヒュッピー:「縛りつけとけ。」

クル:「物扱いになった(泣)」

GM:ドラゴンの下にいる時はとても寒かったが、背中に乗るとそれほど寒くなくなった。

クル:それはあまりの寒さに痛覚が麻痺しただけじゃ・・・?(汗)

フルラ:「うわ~~~!龍に乗ってるよ!!こんな経験めったにできないよね?」

ポップ:「いやぁ~感動だねぇ。」

ヒュッピー:「うん。なかなか会えないし。それに会えた時にはふつうは凍死してるし。」

フルラ:「・・・・・・・・・」

ヒュッピー:「GO!GO!!」

GM/スノー:「ギュオーーーーン!!」
スノーはバサバサと羽を広げて空に舞い上がる。そして雪原一帯に吹雪を 散らしながらセフィラに向けて飛んでいく。

ヒュッピー:あ、下が大変なことになってる。でも私は何も見な~い(笑)

GM:あっという間にセフィラにたどり着く。かなり広い街で、大きな10軒の塔がそびえ立っている。

ヒュッピーフルラ:「ありがとう~」

クル:「助かりました・・・」助かったのか?本当に助かったのか?

ヒュッピー:助かった、助かった!

ポップ:助かったのか死にかけたのか分からない(笑)

GM/メルフィオーネ:「じゃあ頑張ってね。」

ヒュッピー:「うん。ありがとう。・・・ねえ、メルはルテウスがどうして雪原を出ていったか知ってる?」

GM/メルフィオーネ:「妹を探しに行くって言ってた。」

ヒュッピー:「そうなんだ。」

GM/メルフィオーネ:「あの子、すごく妹を大事にしてたからね。ご両親が死んじゃったから、妹がたった一人の家族なんだって。私は一人の方が楽だけどな。」

ヒュッピー:「ね~」

GM/スノー:「ギュー!」

ヒュッピー:厳密にいえば一人と一匹だけどね(笑)

GM/メルフィオーネ:「じゃあ、みんなそろそろ凍結しそうだし、私はこれで失礼するわね。じゃあね。」

フルラ:鼻水も凍ってる(笑)

ヒュッピー:「さあ、街に入って解凍するか~」

【Session15】校長の発明

GM:セフィラの街の宿に入ると暖房がよく効いており、暖かい。

一同:うわ~(感動)

ヒュッピー:「解凍~」

クル:「おお、生き返る・・・」

ポップ:「うわぁ!手足が凍傷に!!(汗)」

GM/宿の主人:「みなさん、寒い中お疲れ様でした。この宿は温泉もありますので、どうぞゆっくりしていってください。」

クル:「おお、それはありがたい。」

一行はひとまず宿で一泊し、雪原で消耗した体力を回復してから行動することにした。

フルラ:「さて、セフィラに来てみたのだけど、これからどうしたら良いんだろう(汗)」

ザック:「まずは校長のリカルド=シャイマンに話をしに行こう。
先日、姫の護衛で来たので、校長とも面識がある。校長室に行ってみよう。」

GM:ちなみに校長のリカルドはナイスミドルⅡだ。人間で年齢は48歳。髪も口ひげもプラチナブロンド。
校長は偉大な発明家でもあり、第一の塔“創造の塔”で研究している。校長室もこの塔の中にあるよ。

GM/受付嬢:「校長にご用なのですね。アポはお取りですか?」

ザック:「いや、取ってない。」

フルラ:「緊急事態なのです!」

GM:受付嬢は「少々お待ちください」と言って奥に下がる。しばらくして出てきて、「校長はお会いしてくれるそうです。あちらのエレベーターから最上階へどうぞ。」

ヒュッピー:「やったね。」

ザック:「ありがとうございます。」

GM:塔の最上階に上るとナイスミドルⅡが出迎えてくれる。

GM/セフィラ校長(以下リカルド):「やあ、久しぶり。ザック君だね?覚えているよ。あの目が光る傭兵の。」

ザック:キラ~ンッ!「ありがとうございます。」(一同爆笑)

ヒュッピー:「覚えてくれててよかったね。」

フルラ:あれは忘れられへんわ(笑)

GM/リカルド:「スリア様は元気かい?」

ザック:「はい。お元気にしておられます。それよりも今回は危急の用事があり、来させていただきました。
我々の話を聞いていただけますか?」

GM/リカルド:「この都市はカルディア王にずいぶん支援していただいて成り立っている。
その国の兵士の頼みとあらば聞かないわけにはいかないだろう。話してくれたまえ。」

ザック:(フルラの方を見て)「では、詳しくは彼女の方から。」

フルラ:「アル=ヴィータの守護者、フルラ=マルリスです。」

GM/リカルド:「何と!アル=ヴィータの守護者ですと!!」

フルラ:「え?うん。」

GM/リカルド:「めったにお目にかかれない守護者様にお会いできるとは光栄です!」

ヒュッピー:確かに・・・森から全然出ないもんね。

GM/リカルド:「ということは、ザック君は今この可愛らしい守護者様の護衛というわけですか?」

ザック:「まぁ、護衛というか、同僚というかそんな感じです。色々とありまして。」

フルラ:「今、アル=ヴィータが大変なことになってるんで、力を貸してもらえませんか?実は・・・かくかくしかじか!」

GM/リカルド:「なるほど・・・。アル=ヴィータの危機は世界の危機につながると言っても良いでしょう。放ってはおけません。喜んでお力になりますよ。」

フルラ:「ありがとうございます!」

GM/リカルド:「そうと決まれば急いでアル=ヴィータに向かわなければな。君たち、私が開発した最新の飛空船に乗る気はないかい?」

フルラ:「何それ?飛空船!?」

ザック:「それは落ちませんか?」

GM/リカルド:「試運転はまだだ。」(一同爆笑)

ヒュッピー:「いえ~い!一番乗り~!!」

フルラ:「これが試運転・・・(汗)」

ポップ:デッキブラシに乗った魔女がいれば大丈夫だ。

クル:ジジだ。

GM:キキです。(出典:魔女の●急便)

ザック:「個人的に気になっていることがあります。
今回の件、アル=ヴィータだけの問題ではないかもしれないと思っているのです。
実は世界各国で同じような現象が起こっている可能性はないでしょうか?」

GM:うっ、するどい(汗)

ポップ:南極の氷が解けたりとか?

GM/リカルド:「確かに・・・。その可能性も十分考えられる。」

ヒュッピー:「エルフの森の木みたいに何か象徴的な事がどこかで起こってないですか?」

ザック:「例えばさっき雪原で龍に会ったよな?その龍のコアが黒くなってたり・・・」

GM:龍のコアって何?(汗)

ヒュッピー:「雪原、特に異常なかったよ。」

GM/リカルド:「君の言う通り、世界のどこかで同じような現象が起こっていないか、調査することにする。
カルディアに人を送って国王の協力を仰ぐよ。
船も出るようにしてもらわないとな。調査するには船がないと動きにくい。」

ヒュッピー:「早く見つけたら、早く対処できるかもしれないもんね。」

フルラ:「うん。」

ヒュッピー:「じゃあこれで目的は達成したかな。」

フルラ:「あとは飛空船に乗りたいな。」

ポップ:ワクワク

GM/リカルド:「守護者様、ここにありったけの魔力を込めています。先に帰り、これで一時をしのいでください。私は精鋭を集めて後を追います。」
フルラにスペルクリスタルを渡す。

フルラ:「分りました。」

GM/リカルド:「さあ!では私の最新の飛空船に乗っていざアル=ヴィータへ!!私たちも必ず後を追います!!君たちが無事着けたら!!」(一同爆笑)

フルラ:「無事着けたら!?」

ヒュッピー:「今本心言った?」

GM/リカルド:「ん?何かな?私は何も言っていないぞ。」(さわやかスマイル)

ポップ:《心にうずまく闇(ヴァルザード)》をかけても良いですか?(笑)

ヒュッピー:魔法なんかかけなくても、今ポロッと本音言ったやん。

GM/リカルド:(さわやかスマイルで)「何も心配はいらない。操縦士も道連れ・・・いやいや一緒だからな。」

フルラ:「今道連れって言った!道連れって言ったよ!!」(笑)

GM/操縦士:(青ざめた顔をして)「操縦士です。どうか問題なく飛べますように・・・」

ポップ:「いざとなったらみんなクルさんに捕まるんだ!飛べるから!!」

GM:筋力ないよ。

ヒュッピー:ゆっくり落ちる感じかな(汗)

GM:飛空船に乗ると半日で帰れるよ。

一同:お~早い!

ヒュッピー:乗ろう乗ろう!

フルラ:飛空船面白そう!乗りたい!

クル:歩くのは無理(笑)

GM:では満場一致で校長作の飛空船でエルフの森の近くまで送ってもらう。さて、落ちないかどうか幸運ジャッジを!

一同:プラーナつぎ込んで判定!成功!!

GM:みんな本気や(笑)
エルフの森の前に無事着陸すると、操縦士が「よっしゃー!!」とガッツポーズをとっている。

ヒュッピー:でもこの後一人で帰るんだよ?(汗)

GM:皆さんを降ろしたあと、操縦士は自信満々に帰っていく。

ヒュッピー:「気を付けて~!」

GM:ちなみに操縦の判定は・・・あ、ファンブル。落ちました。(一同爆笑)
ひゅうううううううううう~ちゅどーーーん!!

【Session16】浄化

運よく落ちることなくエルフの森に帰って来た一行は、帰りの飛空船が墜落したことは深く考えないようにしてアル=ヴィータのコアのある部屋へ急いだ。

GM:アル=ヴィータの根元までたどり着いたところで「ウゥウゥゥ!」と獣の唸り声が聞こえる。

ヒュッピー:「出た。狂暴化したポール。」

クル:ポール=マッカー●ニー?

GM:違います!ヒヒの体に人の頭が縦に4つ並んでついている姿をしたクリーチャーが樹の根をかじっている。

ヒュッピー:「それ以上かじっちゃだめー!」

ポップ:「やめろー!!」

GM/ポール:「腹減ッタ・・・腹減ッタ・・・」

ヒュッピー:「お腹すいたって。」

クル:同類じゃないか!(一同爆笑)

ヒュッピー:私木の根っこはかじらないもん!

GM/ポール:「オレサマ、オマエ、マルカジリ!」(笑)

ポップ:ブー!!ゲームが違います!(笑)

GM/ポール:「ガルルルル・・・」

ヒュッピー:「食ってやる!」

フルラ:「食べるのかい!?」(汗)

ポールは頭が4つあるため、一度に4回攻撃してくる。
一番上の頭は幻属性、二番目の頭は空属性、三番目の頭は森属性、四番目の頭は炎属性の魔法を駆使し、かなり強力な魔法を撃ってくる
しかし双方ダイス目が悪く一向に決着がつかないまま時間だけが進む。
どうにもならないのでポップはプラーナを命中とダメージにつぎ込んでじわじわとポールの体力を削っていった。
そして勝敗が決まったのは4ラウンド目。

ポップ:《漆黒のつぶて(ダ・クィン)》!あ、発動ファンブル(汗)でも発動した(笑)

ザック:すげぇ!

ポップ:ダメージ34!

GM/ポール:瀕死になった(汗)

ポップ:あとはみんなに花を持たせてやるよ!頑張れ!!

GM:頭1と3がフルラに攻撃!

フルラ:両方避けた!

GM/頭2:ポップに《閃光の拳(シェイン・フェン)》!閃光をまとった拳が飛んでくる!ダメージ40!!

ポップ:ヤバい空属性の攻撃ダメージ2倍だ。かなり痛い(泣)

ザック:怖ぇ(汗)

GM/頭4:ザックに攻撃!でもダメージあまり通らない(泣)

フルラ:今度はこっちの番だ!レイピアで攻撃!

GM/ポール:回避ファンブル(泣)

フルラ:ダメージ29!

GM/ポール:「グルルルルウゥ・・・!!」(ドーンと倒れる)

ヒュッピー:やったぁ~!!

ポップ:守護者がトドメをさすとはすばらしい結果になった。

ザック:確かに。

GM:奥の部屋ではイグザールとセルリックが必死でコアを守っている。

フルラ:駆け寄ってコアの前でスペルクリスタルを叩き割る!

GM:するとスペルクリスタルから魔法が発動し、コアにまとわりついていた黒い靄が一気に晴れる。一時的な効果だろうが、しばらくは持つだろう。

ヒュッピー:それまでにセフィラの人たちが到着したら何とかなるかな。
飛空船は落ちたけど(汗)とりあえずありったけの力を使ってアル=ヴィータの傷ついた根っこを回復する。
MP全部とソーサルクリスタルにためていたMP50ポイントも使用。

GM:ヒュッピーの頑張りのおかげでアル=ヴィータは元の元気な姿に戻るよ。そしてフルラにはアル=ヴィータの声が聞こえる。 アル=ヴィータ:「ありがとう。助かった。フルラ、忘れないで。たとえどこにいても私はあなたの味方よ。」

フルラ:「うん。ありがとう。」

外に出るとアル=ヴィータと森の木々の落ち葉は止まっている。限定的ではあるが、一応危機を脱したようだ。
カルディア王は5人の苦労をねぎらい、報酬を渡す。
そして5人がアル=ヴィータにいる間に、カルディアの調査隊がルテウスの居場所を掴んだという情報を手に入れた。
ルテウスははるか西の大陸にある不毛の地、ラキアにいるらしい。

フルラ:「あれ?港は閉鎖されていたんじゃ?脱出できたんだ。」

ポップ:泳いで行ったんだ!

クル:ドーバー海峡じゃないんやから!(笑)

ポップ:バーニングポイントを使って泳いで行ったんだ!(一同爆笑)

GM:さて、どうやってルテウスがラキアまで移動できたのか、ラキアには何があるのか・・・それはまた次回に。

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