ペンドラゴンキャンペーン


01 序


 ・・・時は救世主イエス・キリストが没してより400年の後。
栄華を極めたローマ帝国もついに崩壊の時を迎え、西ヨーロッパ一帯に戦乱の嵐が吹き荒れた。
 国家や統治は有名無実と化し、領主たちの多くは山賊どもと大差ない存在に成り果てていった。
彼らは互いの覇権を求めて相争い、その領民たちは奴隷として酷使され、歴史は蛮族の時代へと逆行し始めた。
 しかしその時、救世主の遺産が光をもたらした。「キリスト教教会」である。
彼らは救世主イエスの教えを広め、騎士道の典範をもって貴族と領主たちが目指すべき理想を作り出したのであった。
 かくして時代は光を取り戻し、栄光の騎士たちの時代が始まった。
その頃、ログレスの大部分はサクソン人の支配に甘んじていたが、彼らは至高王ウーゼル・ペンドラゴンの手によって打ち払われ、ログレスは再びブリテン人の支配する土地となる。
 それは若きアーサーが岩から剣を抜き放ち、彼らの王として君臨するより暫く前のことであった。


 ・・・とまぁ、原典では大仰に始まるペンドラゴンRPGであります。
プレイヤーは騎士を演じ、さまざまな冒険とロマンスに身を投じる。まさしく王道です。
とはいえ序文でも御覧の通り、西洋社会の規範や価値観に基づく制約も多く、人を選ぶゲームともいえます。

今回のキャンペーンでは、危機に瀕する王国で騎士以外の様々な立ち位置のキャラクターを配置し、マルチゲームに近い感覚で臨んでもらおうと思っています。
キャラクターはデータ作成済みのものを選ぶ形式です。選択できるキャラクターは以下。

主人公騎士:ルリジオン・ファインドホーン、カムリ人
先王の最後に叙任した騎士。非力な女王を支え、王国の危機に立ち向かう。

老騎士:ガーニー・ファミール/50歳男性、カムリ人
かつては王の騎士であったが、現在は引退の身。主人公騎士と共に王国の危機に臨む。

淑女:アイリス・ファミール/16歳女性、カムリ人
老騎士の娘。美貌と才覚で老騎士を支える。

フランス人騎士:シャルル・マルキューム/18歳男性,フランス人
女王に叙任された最初の騎士。若輩だが非凡な剣才をもつ。

フランス人傭兵
歴戦のベテラン。傭兵団の主軸を担う。

女騎士:シルヴィア・ダウェイン/20歳女性,フランス人
地方伯の養女。騎士となるか家を継ぐかの選択を迫られる。

林務官:マクドゥーガル・ラーズグリーズ/24歳男性,エリン人
王国の国境警備に就く。偵察、連絡など様々な任務をこなす。

蛮族戦士:ベアルク・グレンド/25歳男性,エリン人
エリン人豪族の名代。族長より才覚を見出され、次代を託される。

ドルイド:ヴェトリウス・ユリウス,エリン人
沼の魔女の弟子にして王国の学士。先王より信仰の自由を賜る。

相棒騎士:ブルーノ・ガリバルディ/31歳男性、イタリア人
南仏生まれの伊達者で主人公騎士の相棒。王国の危機に奔走する。


02 国内勢力解説

   
領地・兵力一覧
領地名領地(%)状態 騎士(人)兵士(10人) 特徴
女王(王族)  34145なし
カーンズ1166騎兵
コートニー1044槍兵
ダウェイン53なし
クラウス1144弓兵
ラトフォート1359なし
フランス傭兵団1010重装兵・騎兵
エリン人豪族10210水兵・弓兵

領地 王国に占める領土面積の比率(%)。
状態 領地の経営状態。難は王国へ納税に窮するレベル。
騎士 保有する騎士の人数。
兵士 保有する兵士の人数、追加の動員をかける毎に状態が悪化する。
特徴 その領地で編成可能な兵科。集団戦時にある程度のボーナスを得る。

騎士と兵士
 完全武装の騎士は強力で、兵士10人と同等の戦力を持つ。
兵士は訓練を受けた常備軍としての兵士で、戦時に徴発される雑兵は20-30人揃ってようやく騎士に対抗しうる。
また、兵士は指揮を受けず自発的に戦うことはできない。例外として、フランス人傭兵団の重装兵は防戦のみ行うことができる。

各勢力解説

女王(王族)領
 最も多くを占めるが、各豪族の緩衝地を兼ねる部分が多く、単一の大きな領地を持たない、土地の質もまちまち。
街道や港湾をほぼ独占し、関税・交易が収入源。近年サクソンの流入により交易に影響が出ている。

カーンズ伯領
 長年にわたり内陸の荒れ地を開拓し、肥沃な農耕地と牧草地を得た。軍馬の生産で財政は良好。

コートニー伯領
 北部の荒れ地であるが港湾を有し、交易や漁で潤っていたが。
隣接するロジアン領の統治者交代による交易の競争激化により苦しい領地運営を強いられている。

ダウェイン伯領
 フランス人傭兵団領に隣接する丘陵地、森林地帯は狩猟場となっている。
平地は少ないものの、小麦の作付に成功し安定しつつある。

クラウス伯領
 そこそこ広い農耕地を持つが質が悪く、治水の改良を要する。
比較的異教民が多く、教会との関係はよくない。

ラトフォート伯領
 海岸に近い肥沃な平野であったが、サクソンの流入により大きな被害を受けている。
度重なる略奪で税収は不安定な状態。

フランス傭兵団領
 王城近郊の肥沃な丘陵地で、その1/3は葡萄畑である。残りは猟場や演習場。

エリン人豪族領
 各地に点在する森林地帯、肥沃であるが農耕地に乏しい。


03.NPCまとめ:国内主要人物

先王
五つの氏族と蛮族の森からなる国内、東はサクソン、北はピクト、西はユリエンス百騎王()という超絶難度でガールス統一を成し遂げた偉人。
よき妻を娶り、子を生し、これからという所で流れ矢を受け陣没する。

エレイン女王
美貌、人格ともに一点の曇りもない貴婦人。しかし政治力は皆無。先王の急死によって急遽女王となった。
長男がアーサー王旗下の騎士に師事しており、帰還が待たれている。

カーンズ伯
長年領地運営に尽くした苦労人。しかし性格は尊大で野心家でもあり、功績に対しての評価は低い。

コートニー伯
商才をもって北方の拠点を切り盛りする。カーンズ伯とは親戚にあたる。

ダウェイン伯
エレイン女王の実家。五氏族中では最も小規模で、女王を背景に発言権の拡大を狙う。

クラウス伯
高齢で病を得たため、配下の騎士を名代にし隠居した。また直系に男子がおらず、跡継ぎにも悩まされている。

ラトフォート伯
先代を継ぎ、対サクソン戦に奔走する。若さか置かれた状況ゆえか、女王の能力に対しての疑問を憚らない。

ロマックス卿
フランス人傭兵団の隊長。優秀な指揮官であるが、戦場以外では並に幾許か届かない。
実戦と訓練以外の傭兵団の経営はナナエ・ケストレルに頼っている。

豪族長
蛮族戦士PCの父。高齢に加え病を得、床に伏している。

セオドア卿
カーンズ伯の騎士、寡黙。両手剣の使い手で、腕前はフランス人騎士PCに匹敵する。

バルディック卿
クラウス伯の騎士、カムリ人にしては大柄。騎士には珍しく弓をたしなむ。
病身の主君の名代を務める。

サンドヴァル卿
コートニー伯の騎士、隻腕。老騎士とはほぼ同期にあたる。
長年北方防衛に従事し、ピクト人から「盾割り」と恐れられる。

ブリアン司教
先王に招かれ赴任したローマ・キリストの司教。
改宗にたいして熱心と這い難いが、教会の運営や神学への造詣は北方で指折り。

ルザニア
沼の魔女、ドルイドPCの師。さまざまな魔術に加え、特に医学薬学に長じる。
神のことを「偏狂で独善のぼっち」と言い放ち、教会とはすこぶる仲が悪い。


04.NPCまとめ:PCまわり

リアンナ・ラトフォート
主人公騎士PCの妻、ラトフォート伯の妹。
後発の叙任で粗悪な領地にもかかわらず、沼地から泥炭を精製するなど遣り繰りして、夫にイスパニア製マントを設えたり。
ラトフォート領のサクソン対策を急かしもしない良妻。

アリアン
主人公騎士PCの長女。
女王の娘と同い年で、度々王城に招かれては良い遊び相手になっている。

カラドック・コートニー
老騎士PCの病没した妻の甥。年相応に快活であり、夢見がちな少年。
生まれと老騎士の薫陶もあり、この年で初歩の経理をこなす。

蛮族戦士の兄
豪族長の長男(PCは次男)。豪放磊落、弟に大器を見出し跡継ぎを譲る。
狂戦士スキルの持ち主で、単体戦力では登場人物中最強。

モーラ・オファード
蛮族戦士PCの婚約者。婚約者であった病死した姉に代わり、蛮族戦士PCのもとに嫁ぐこととなった。

ナナエ・ケストレル
フランス傭兵団の経営に加え、宮廷の財務と書記をこなす才女。
おっぱいおおきい、おっぱいおおきい(大事なことなので

イムシャッド
ドルイドPCの召使い。元はルザニアの召使いで、ドルイドPCの少年期からの仲。

ルシオラ・ケストレル
林務官PCの婚約者。ナナエ・ケストレルの妹。
ナナエ程ではないが聡明で、社交的であり、華やかな貴婦人。

ティンバー・カーンズ
相棒騎士PCの従者。カーンズ伯の次男、父に似ず謙虚で誠実な青年。
性格の違いから父とは衝突が多い。

※ハウスネーム(姓名)について
ハウスネームはエリンやサクソンの風習だけど。キャラクターの血縁を分かりやすくするために使ってるよっ。
PCの名前もハウスネームの有無は自由だよっ。


06.集団戦闘ルール(β2.03,6/21 改定)


 用意するもの
チェス盤orオセロ版、各プレイヤーと兵士を表示するコマ、各種状態を表示するコマ、部隊管理用のメモ。


 準備
集団戦技能を持つキャラクターは、5+(集団戦技能-10)までの兵力を指揮できる。
指揮できる部隊(コマ)数は技能値÷5(切り上げ)。

指揮できる範囲は自分のマスに加え、技能値10で縦横+1マス、12で縦横斜め+1マス、15で縦横2マスと斜め1マス、17で縦横斜め2マス、20で縦横3マスと斜め2マス、22で縦横斜め3マスまで。


 配置
 水域タイル
丘陵・平地の場合1か2d6、森林の場合1か2d8、海岸・湖沼の場合2から4d6枚の水域タイルが発生する。
両軍配置前に枚数を決定し、タイルはGMとプレイヤーで折半され、各軍配置エリア内に設置する。(奇数時の余り1枚はGMが盤面の好きな位置に置く)

各戦力コマは盤面の中央から自軍側縦4マス内に配置可能。

両軍の集団戦技能を持つ者同士が順番に判定を行い、負けた側から配置。(必ずしも判定したキャラクターを配置する必要はない)
集団戦技能を持つキャラクターが少ない側は、判定できない人数分自動的に負けとなる。
(判定が面倒な場合は交互に配置してよい)

まず集団戦技能を持つキャラクターコマを置き、続いて指揮範囲内に兵士コマを配置する。

1つのマス内には1プレイヤーコマと自軍の1兵士コマをスタックできる。



 ターン構成
回復と確認フェイズ、移動フェイズ、戦闘処理フェイズからなる。

・回復と確認フェイズ
指揮範囲内にある混乱している各兵士コマに対して集団戦技能判定、成功すれば混乱状態を除去。
クリティカルの場合は指揮下の全兵士コマを混乱状態除去する。ファンブルの場合は兵士コマは除去される。

指揮範囲外に外れている兵士コマは自動的に混乱状態になる。


・移動フェイズ、
集団戦技能の低い順に処理。

プレイヤーコマと1兵士コマを縦横いずれか1マス移動できる。
集団戦技能に成功すれば追加で1兵士コマを移動できる、クリティカルの場合は更に1兵士コマを移動できる、ファンブルの場合は1兵士コマ(PL選択)が混乱状態になる。

プレイヤーコマは馬術技能に成功すれば、2マス移動できる。

すべてのコマは縦横1マスにZOCをもつ。

移動終了後、盤面の辺にいるコマは退却を宣言できる。
混乱状態で退却する場合1d3の損害を受ける。
敵ZOC内にいる場合は集団戦判定で勝てば退却できる。負けても退却できるが、1d3の損害を受ける。


・戦闘処理フェイズ
縦か横に隣接しているコマは戦闘処理を行う。
指揮下にある兵士コマは集団戦、キャラクターは武器技能を用いて判定する。

兵士vs兵士
判定に負けた側のコマは、1マス後退するか1d3の損害を受ける。
1ターン内に兵力の半分以上の損害を受けた兵士コマは、自動的に混乱状態になる。

キャラクターvsキャラクター
通常の戦闘ルールに準じる。
ダメージを判定を受ける代わりに(ダメージダイスを振る前に)1マス後退を選択できる。


キャラクターvs兵士
兵士側は兵力1につき、集団戦判定の「達成値」に1有利な修正を得る。
兵士のキャラクターに対する攻撃力は、1d6(+兵力)で防護点は適用されない。キャラクターの兵士に対する攻撃力は1d3。
どちらもダメージを判定を受ける代わりに1マス後退を選択できる。

キャラクターと兵士がスタックしている場合、キャラクターか兵士のみの部隊は兵士しか攻撃できない。
複数コマと隣接している場合、個別に判定を行う。
後退は1戦闘フェイズ中1回しか選択できない。

混乱状態の兵士コマは集団戦判定に自動的に失敗する、また互いに混乱状態の兵士コマの間では戦闘は発生しない。

前後もしくは左右に敵駒がある場合、包囲状態となり、あらゆる判定に-10の修正を負う。
包囲状態のコマは例外的に横へ後退できるが、その際1損害を受ける。
キャラクターにも包囲は発生し、あらゆる判定に-10の修正を負う。
ただし、兵士コマとスタックしている場合、包囲状態は兵士コマにのみ発生する。
キャラクターコマも例外的に横へ後退できるが、1d6の防護点無視ダメージを負う


戦闘の終了条件
総兵力かキャラクターの1/3以上が除去/戦闘不能になった時点で敗北。
その時点で混乱状態の兵士コマは(両軍)1損害を受ける。

追撃は勝利側から1つキャラクターか兵士コマを出し、つづいて敗北側がキャラクターか兵士コマを出し集団戦で判定。
キャラクターの場合は狩猟か馬術で代用できる。

追撃戦に参加できるのは戦闘終了時の残存キャラクターの1/3(切り上げ)と指揮下の兵士まで。

判定に成功すれば戦闘フェイズと同様の損害判定を行う、クリティカルの場合は兵士は捕虜に、キャラクターは捕縛される、
ファンブルの場合は反撃を受け、追撃側が戦闘フェイズと同様の損害判定を行う。



 特徴を持つ兵士
部隊を編成する際、特徴を持つ兵士は1兵士コマ内に混在できない。

 弓兵
戦闘処理時に斉射を選択できる。判定の際、負けても損害を受けない。
斉射に対しては後退を選択できない。斉射は2ターンに1度しか行えない。

 槍兵
戦闘処理時に槍衾を選択できる。この兵士コマの集団戦技能に+5できる。
ただし判定に勝ってもクリティカルでなければ損害を与えられない。

 騎兵
移動時に指揮キャラクターの馬術技能判定に成功すれば、2マス移動できる。
馬術とランス技能を持つキャラクターコマとスタックしている騎兵は、突撃(ランスチャージ)を行える。
突撃側は集団戦の代わりに、馬術かランス技能の低い方を用いる。突撃された側が負けた場合、キャラクターコマであれば後退を選択できず、兵士コマであれば混乱状態となる。

 水兵
指揮キャラクターの集団戦と操船技能の両方に成功すれば、指揮範囲内の任意の場所に移動できる。
ただし敵コマのZOC内には出現できない。
集団戦と操船技能のいずれかにファンブルした場合は混乱状態になる。

 重装兵
槍兵と同じく槍衾を選択できる。
移動フェイズ時に方陣を選択できる。
方陣状態では、指定した方向への集団戦技能に+(部隊の兵力数)されるが、それ以外の方向では集団戦技能に-(部隊の兵力数/2、切り捨て)される。


混乱状態下では、斉射・槍衾・方陣は使用できない。

フランス人傭兵団の兵士コマは指揮範囲から外れても混乱状態にならず、集団戦技能10で戦闘を行える。


PL用の部隊管理シート



第一話:2013年4月14日実施分(会場:例会昼の部)

林務官のマクドゥーガル・ラーズグリーズのプレイヤーが記す。
 今回の参加者(キャラクター)は以下の通り:

・ドルイドのヴェトリウス・ユリウス

・自称女騎士(まだ叙任されていない為)のシルヴィア・ダウェイン

・騎士のルリジオン・ファインドホーン

・蛮族の族長代理のベアルク・グレンド

・林務官のマクドゥーガル・ラーズグリーズ

 セッション冒頭で、蛮族が居住する地域の森で、何やら怪物や侵略者が目撃されたという話が広まりました。その噂により、蛮族の人々は森での採集活動に支障をきたし、このままでは王国に支払う税が支払えないかもしれないということで族長代理は一路王都の宮廷に蛮族代表として赴きました。
 族長代理が到着した頃、王都では重臣中心の会議が行われることになりました。議題は税関係。有力貴族が色々と理由を付けて税の支払い額を下げようと努力しているところ、族長代理から森の異変を解決するために人を出してほしいという要請が。この話に宮廷の財務を取り仕切るナナエ・ケストレルが食いつき、有力貴族の提案した税の引き下げの件はうやむやになって流れたうえ、上述したPC5人が森に入って異変の原因を突き止め解決することになりました。

 翌朝出発し、森に入ってしばらくすると、何やら人外のものが移動した痕跡を発見しました。その痕跡とは別に、人間の小集団の足跡も発見。とりあえず侵略者だったら面倒くさいので人間の痕跡を追跡開始→割と速攻で捕捉。総勢10人ほどの流れの強盗の集団でした。強盗たちは食事しつつ酒を飲んでたせいかPC達に気付いておらず、林務官は射撃による奇襲を提案したものの、面倒くさい戒律を持つ人々が名乗りを上げて堂々と正面から戦うことを主張し、口論のせいで気づかれても面倒だと思った林務官はじゃあさっさと行けばいいよと奇襲を断念。近接組が圧倒的な戦力差を見せつけ強盗団を蹂躙、結局不意をうってもうたなくても強盗団はあっさり死ぬっていう定めは変わらずでした。
 ここまでは非常にスムーズで日帰りできるんじゃないかとか思ってたのですが、強盗団の荷物(戦利品)の中から意識不明の女性を発見してから事態はややこしい方向へ転がり始めました。強盗の生き残りからこの女性をどこから連れ去ってきたか聞きだすと、強盗が言った祠の調査に移動。到着した頃には日没前後ぐらいになってたので明りの関係もあり、取りあえず目の前に知的好奇心の対象があって我慢できないドルイドを除いて野営準備。

 野営中に女騎士と保護した女性が何やらいい雰囲気になり他の4人は見なかったことにしたというアクシデントがあったりしましたが、無事に翌朝になりました。
/*キマシ塔がたちました*/

 翌朝、前日調べきれなかった祠内部の調査のためにドルイド、族長代理、騎士が祠に入り、女騎士と林務官は女性(爆睡中)の護衛だったり、強盗の生き残り(捕虜)の見張りだったりのために野営地で待機。すると、森の中から奇怪な怪物が急接近し女騎士と林務官に襲い掛かってきました。
 しばらくは二人で応戦してましたが、祠内部にいたドルイド以外の二人にも戦闘の音が聞こえ加勢し怪物に勝利。そしてその戦いが終わったころに女性がやっと意識を取り戻し、何とか会話もできたので事情を聴くとどうやら昔このあたりに集落があったころに崇められていた神様のなれの果てで、祠の中で眠り続けていたところたまたまその一部が壊れて中に入れるようになったのを見つけた強盗団に連れ出されて現在に至るということだったようです。また、先ほど退治した怪物が人間を食べる(血を啜る)のに祠を使っていたせいで影響され、女性は信仰に代りに吸血で存在を維持するという面倒くさい存在に変化していました。(神と精霊の間のような存在になっている模様)
 周囲の影響を受けて変化するっぽいということなので、取りあえず族長代理が自分の集落で引き取って吸血の習慣を忘れさせ、人間の食べ物と信仰で生きていけるようにするということで話がまとまり、蛮族の集落へ移動。

 集落に帰ると別の蛮族の使者が縁談の件で話に来ていたところでした。族長代理は身内からも他のPCからも身を固めろと包囲網を作られ、政略結婚ではあるものの結婚を決意。林務官は任務の報告をしに一足先に戻るといって王都へ。他のメンバーも仮祝いを済ませたのち、王都へ。
 王都では異変解決の報告を行い、また族長代理が結婚し族長の座を引き継ぐことを女王に報告。女王の常識外れな行動(族長代理の結婚式を異教の神を招いたうえで教会で行おうという提案)を周囲がいさめることになったりしましたが、一応無事にセッション終了となりました。

 参加プレイヤーの一人としての感想は、「この女王、本気で生まれてくる立場が違えばとても素晴らしい善人として周囲から好かれただろうに」というインパクトの強さが印象的。とにかく余りにも先行きが怪しい感じなので次以降もやってくるであろう無理難題にどう立ち向かっていくか、今から楽しみです。

・GMよりのコメント
ジョオウカワイイヤッター(挨拶)
まとめ忝う御座います。

蛇足を補足するよー
キマシ塔はドルイドと立つ予定でした、神への愛情は飾りではないのさ。
これから横恋慕からの三角関係という手もあるんですけどね。
零落した神とドルイドの恋ってステキやん。

ヴェーラさん(件の精霊)現在は受肉して存在をつないでます。
祠を閉じるときに共葬された巫女の体を使ってて、そこらへんは盗賊の所持品調べると分かるんですが、木っ端みじんにされたので。
蛮族ちゃんマジ無慈悲。

今回は蛮族サイドのPLが多く森の話になりました。今後隣国やら海の向こう、城内からも陰謀わさわさなので皆オタッシャデ。


第二話:2013年5月3日実施分(会場:会員宅)

林務官のマクドゥーガル・ラーズグリーズのプレイヤーが記す。
 この記事はペンドラゴンキャンペーン第2話の記憶に基づくメモです。セッション的には2回目ですが、ゲーム内の時間軸は1話より前にあたります。
今回の参加者は以下の5人です:
 ベアルク・グレンド(蛮族の族長代理)25歳男性
 シルヴィア・ダウェイン(女騎士)20歳女性
 マクドゥーガル・ラーズグリーズ(林務官)24歳男性
以上の三人は前回から続投です。今回からの参加は以下の二人。
 シャルル・マルキューム(フランス人騎士)18歳男性。異例の若さで騎士叙任を受けた(愛に生きる)新人騎士。
 アイリス(淑女)16歳女性。老騎士の一人娘。家名は未決定なため今回は個人名のみの表記。

 時は春先。1話目よりも少し前の話。
 宮廷に隣国ゴアから一人の使者が派遣されてきました。使者は女王に「我が国(ゴア)の有力貴族の一人の嫁になられてはいかが?(意訳:我が国の属国になれよ)」と告げました。そこにシャルルが居てもたってもいられず、女王が他国の使者との謁見中だということを忘れて飛び込み女王に愛の告白。
流石にそのまま放置しては不味いのでアイリスがシャルルを放り出し、さらに使者には「女王はまだ喪の最中であり悲しみが癒えられるまでは延期ということで」ということで話をまとめて撤収させるなど早速辣腕ぶりを発揮し、ことを丸く?収めました。
 その直後、宮廷の玄関ホールで林務官の婚約者ルシオラと使者の護衛としてやってきたゴアの騎士が談笑、騎士がルシオラに惚れてしまいました。マクドゥーガルは流石に放置できずすかさず妨害。若干険悪な雰囲気になりましたが、会談を終えた使者が戻ってきたことでその場はお流れになりました。さらに宮廷に珍しい客人(魔女ルザニア)も訪れ、いつになく騒がしい一日という感じに。

 夕刻になり、それぞれが自宅に向かって引き上げる途中事件は起こりました。
シルヴィア・アイリスペアが何者かに襲撃されたのです。シルヴィアが足止めをしている間にアイリスが助けを求めに宮廷に向けて走りましたが、その動きを見越していた敵の別働隊に待ち伏せされ捕獲されました。そしてシルヴィアと戦っていた敵も、捕獲が済んだということで撤退。
シルヴィアはアイリスがとっさに利かせた機転で彼女を追跡しはじめました(一旦助けを求めに引き返すほどの精神的余裕はなかった模様)。 
 一方そのころ、魔女ルザニアを送るべくシャルルとベアルクがともに馬に乗って移動していると、ちょうど上述した襲撃が発生した地点を通り過ぎました。二人は様々な手がかりを鮮やかにスルー。この辺りからPC側の出目が相当に極端になり、成功率85%辺りの判定をことごとく失敗するようになりました。(1[ファンブル]と20しかでないとか極端にもほどがあります^^;) しかし魔女ルザニアが流石に痕跡に気付き、シャルルとベアルクにどうするか尋ねました。ベアルクはすかさずルザニアの助力を得てマクドゥーガルに連絡を取り、合流後4人で追跡開始。
 男性陣+ルザニアによる追跡が始まったころ、シルヴィアはアイリスをさらった連中に追いつきました。人さらい連中はどうやら使者の護衛としてついてきていた騎士とそのお供らしく、ルシオラを誘拐しようとして人違いを起こしたようです。人違いでさらわれたアイリスはたまったものじゃありません。
即座に自分の馬の手綱を握る敵の従者を一喝して離脱を試みるも、一喝まではうまくいってもその後の馬のコントロールでうまくいかず中々逃げれず。そしてシルヴィアと敵騎士はきっかけは酷いもの(誤認誘拐)にも関わらず、騎士同士の決闘に入りました。
 決闘はシルヴィアが終始劣勢のまま進み、さらに敵が二人がかりで攻撃しようとしたところに男性陣の救援が間に合い、かろうじて無事に救出成功。敵は逃げ出しました。男性陣は気分的に無理に追撃することもないか、と思っていたところでしたが人違いでさらわれることになったアイリスの一声で追撃開始。
 男性陣が敵騎士を追いかけて森の中に消えていった頃、取り残された女性陣二人は謎の靄に取り囲まれ意識を失いました。
 男性陣は森の中で魔法的な霧に包まれ、敵を見失いました。仕方なく引き返すとシルヴィアとアイリスの姿はなく、辺りを探してみると何やら魔法的な痕跡だけがありました。森の妖精たちの仕業というわけでもないようで、どうやら敵には魔法使いがいる模様。となると、魔女ルザニアに助力を乞うしかありません。ということでさっそく助力を得るために頭を下げ、推測される敵の正体を教えてもらい、隠れ場所と思われる場所まで案内してもらいました。まさにルザニア様様です。
 そのころまた誘拐された二人は、シルヴィアがサービスシーンをやったりしてましたが、魔女ルザニアの助力で辿り着いた3人のおかげで何とか無事に救出されました。敵の魔法使い、シャンブルは男性陣が踏み込む前にさっさと逃走。ゴア国が様々な手段を用いてこちらの国への侵略の意思を示したということが分かったところでセッション終了となりました。

 今回の感想としては、出目が酷かった。これにつきます。D20ふって1(ファンブル)と20(かなり技能が高くない限りまず失敗)をPC側全員で連打してたんじゃ普通上手くいくことも上手くいかなくなって当然です。
とはいえ、ここぞというところでのファンブルなど場の盛り上がり的に美味しいシーンも多々あったので判定に全然成功しないから面白くなかったというわけでもなかったのがポイントですね。ここは失敗しとけよーっていう性格面の判定ではきっちり成功したりしましたし(笑)
 ストーリーとしてはこれから長期的に外患となるであろう隣国ゴアからのアプローチが始まったというのがポイントでしょうか。さらに国内の有力貴族や女王自身の資質、その他諸々の思惑が絡まってどう物語が動いてくのか、これからが楽しみです

・GMよりのコメント
そら(フランス人騎士あんなんやったら流れ)そう(崩れにならんようGMも慌てる)よ 挨拶

女騎士&フランス人騎士という、ぽんこつ担当のツートップ(褒め言葉)が実にペンドラゴン的(褒め言葉)でありました。
夜中セッションってことでGMもぽんこつ状態でしたが、なんとか(たぶん)なってなにより。
参加前はぽんこつを自認していた淑女が、瞬時にフォローし出来る淑女になったあたり流石だなぁ、と感心したものです。

女王は若干薹が立ってますが、北方では名だたる貴婦人なので、今後も他勢力からの接近は続きます、宮廷組ガンバ。
ルシオラさんも色々と含むところがあるので、今後も噂には事欠かないでしょう。
あと、ゴアの悪漢騎士A君には、めでたく名前とデータが発生しました、林務官ガンバ。
怒ると(平時でも)怖いルザニアさんですが、エレインには甘いです、女王のカリスマパネェ。
エロジジィことシャンブルさんはゴアの宮廷魔術師の一人です。幻術や変身を得意とし、ドルイドのライバル的立場になります。
ゴアのユリエンス王、その王妃はかの妖姫モルガンで、シャンブルさんはじめ異教の魔法使いや半妖なんかがゾロゾロいますコワイネー。

次のセッションでは、サクソン勢力の紹介がてら略奪が起こるかも。

市民、ペンドラゴン的行為は義務です。 (〆)

追記
まとめや感想は随時募集しております。GMからチップをもぎ取れ。


第三話:2013年6月10日実施分(会場:生野区民センター6月例会)

林務官のマクドゥーガル・ラーズグリーズのプレイヤーが記す。
 ペンドラゴンキャンペーンの3話目に参加してきたので参加レポートを書き残しておこうと思います。

 今回の参加キャラクターは
 ブルーノ・ガリバルディ(相棒騎士)31歳男性、イタリア人。
ローマ文化の流れを受け継ぐ伊達男。自由騎士で、ガールス国にはロマンスを求めて流れてきた。国内の諸侯に対して割と言いたい放題言える重要なポジションにいる。

 ガーニー・ファミール(老騎士)50歳男性、カムリ人。
一度は引退した身である老騎士。国難にあたって現場復帰せざるを得なくなった。一人娘がいて、その名はアイリス。

 上記二名が今回からの新規参戦となります。以下の四名は前回以前からの続投キャラです。

 シルヴィア・ダウェイン(女騎士(但し未叙任))
 「貫録のポンコツ枠」とGMに評された女騎士。個人戦闘ではそれなり以上の強さを誇るが集団戦闘は苦手。

 シャルル・マルキューム(仏人騎士)18歳男性
 異例の若さで騎士になった新米騎士。ここぞという時の出目が酷く『ボンクラーズ』のリーダー格扱いである。国の経営面を支えるNPCナナエの神経をナチュラルに逆撫でするのが特技(に見える。少なくとも傍から見てると)。

 ベアルク・グレンド(蛮族の族長代理)25歳男性
 肩書きこそ蛮族の族長代理となっているが、実際には原住民の取り纏め役である。戦場に出れば集団戦でも個人戦でも向かうところ敵なしの切り札的存在。但し強すぎて冷静な敵からは相手にしてもらえないという悲しさも。

 マクドゥーガル・ラーズグリーズ(林務官)24歳男性
 仕事柄いつでもどこにでも出没しうる公務員。御前会議にはちょくちょく参加してるが諸侯より立場は低いので立ち回りに気を使わなければならない……はずなのだが結構アレな発言をしてたりする。


 本編開始前に、1-2話で発生した事件の後始末をしました。具体的には1話で蛮族の居住地にかくまうことになったヴェーラ(元神様)をそこに留め置き続けては元からいた土着神の機嫌を損ねるので別の土地に移す必要が出たので老騎士の私領にて養うことに。
 後はこれまでの状況説明などが行われたのち、本編開始。
 事件は海の向こうからやってきた。ラトフォート伯領にサクソン人(所謂ヴァイキング)の集団が襲来してきたのだ。
対策を練るためにさっそく開かれる御前会議。そしていつも以上に紛糾。暫定的な結論は、「敵の具体的な数や位置がわからないならどうしようもないじゃない。よし、偵察部隊を出そう」というもの。というわけでそういうのに向いているかつ出席者の中で相対的に立場の低いマクドゥーガルが指名され、得意分野の一つでもあるということでベアルクが名乗りをあげ、そして物好きにもシャルルが偵察部隊に志願。
偵察部隊はさっそく偵察に乗り出しました。その間に王国直属の兵士とフランス傭兵団が出陣の準備を始めます。

 偵察部隊はというと、順調にサクソン人の野営地を発見し、敵が一か所に集まっているというありがたい情報を入手。ここから慎重に野営地に近寄るか、大胆不敵に近寄るかで意見が割れ、騎士でない人々は慎重に事を運ぼうとし、騎士は大胆に近寄りそして見事に発見されました(信頼と実績のファンブルでございます)。
部族旗から複数部族がまとまってきていること、そしてその全体の規模からサクソン人の中でも有名な”鉄拳の”オルマルが率いているのはほぼ間違いないと判断できたのですが、そこまで情報を入手した時点で上述の敵に発見イベントが発生し、命からがら逃走する羽目に。ここでファンブル出してたらどうなってたんだろう?と冷や汗ものでしたが、無事により詳しい情報をもって御前会議に戻りました。

 御前会議第二幕は敵戦力が予想しうる最大級であり、ここで防ぎきれなければ内陸部にも被害が及ぶであろうことは誰からも容易に推測できるということを提示された状態で始まりました。
 そしてこの状況でも自分の兵士を出し渋るカーンズ伯並びにコートニー伯でしたが、ナナエへの根回しなしでの「応分の兵力負担に対する税率軽減をなさっては?」というマクドゥーガルの発言でコートニー伯が心を揺らし、更にブルーノの緩急自在な話術によって最終的にカーンズ伯以外の全ての諸侯が兵力を出すことに同意し、予想敵戦力の1.5倍の大兵力(ガールス国で後に問題を残さない範囲でのほぼ最大の兵力を動員)でサクソン人の野営地に襲撃をかけることになりました。

 戦場に到着、双方布陣。PC側は戦場全体にほぼ一直線に並ぶ横隊に、敵は地の利を生かすべく基本的に横隊で、遊撃用の水兵が後ろで控えるという形の布陣になりました。
(PC側がこういう布陣なのは前後もしくは左右から敵部隊に挟まれると、はさまれた部隊は著しいペナルティーを負って戦闘することになるのでそれを防ぐためです)
 両軍にらみ合いが続く中、戦闘は突出したサクソン人部隊のいた中央部から発生しました。中央には集団戦の得意な騎士が二人と個人戦に秀でた騎士がいるため、敵の攻撃は軽くいなしつつ鋭い反撃を加え、敵陣を徐々に後退させていきました。そして、中央が突出気味になったので左右翼はそれをフォローすべく前進。敵の目論見である水域を利用しての挟撃を防ぎます。
 こうなると敵としては打つ手がなく、徐々に後退しやがて撤退していきました。その後の追撃戦でベアルクはまともに戦ってもらえなかった鬱憤を存分にはらした上に部下が敵の兵団を一つそのまま生け捕りにするという大手柄。最終的にこちらは無傷、敵は総大将が深手の傷を負った上に兵力の1/3を喪失して撤退。当面海からの脅威はなくなりました。
 大勝利の報と共に凱旋したと思ったら、隣国ゴア国から露骨な引き抜き工作が行われているのが露見したりと、まだまだこの国の前途は多難なようです。

今回の感想:すぷらっしゅさん(同一キャンペーンを以前経験されたプレイヤー)の立ち回り、どんなけすごいの……。と実感させられました。 それはともかく、隣国の大国の拡張主義に対して決定的な敵対姿勢を示さないようにしつつも上手く回避していくか、これからは国内だけでなく国外の脅威も意識に留めつつ立ち回る必要がありそうです。
問題点と疑問点整理したうえで、次以降どう動いていこうか考えておかないとなぁ。

・GMよりのコメント
 方々お疲れ様でございました。
今回初登場の老騎士と相棒騎士は主人公騎士の仲間で、ともに王国の柱になります。
老騎士登場で、めでたく淑女のハウスネームが決まりました。
 今回はPCが各々の得意分野でうまく立ち回っていたと思います。
しっかり偵察をし戦場と戦力確認をしたこと、動員兵力を負荷をかけないギリギリまで引き出せたこと、諸侯を説得できたこと。
その上で必勝の状態を作れたこと。ほぼ100点満点といえます。
 オルマルと率いる勢力は十分な強敵だったのですが、総力戦で完負したことで弱体化しサクソンの勢力図が書き換わるため、暫くサクソンの脅威はなくなります。
またセッション中に説明し忘れましたが、北方のロジアンもサクソンの脅威から逃れられたので、少なからず関係が好転します。
 今後の懸案は、引き続きゴアからの干渉、カーンズ伯の孤立、教会との関係悪化ってところでしょうか。
サラッと流されがちな教会ですが、ヴェーラさんを正式に王国の旗騎士が奉ずるというのは結構大きいことです。
孤立がすすむカーンズ伯は、野心家で尊大ではありますが無能ではありません、ゴアからの干渉も含め気を付けましょう。
 あと今回GM的に膝を打ったのは、ナナエさんにロマンスフラグが立ったことですかね。全キャンペ通じて2度目の快挙です。
王国の情勢も徐々に定まってきたので、今後のシナリオは分岐ルートを進み始めます。
今のところは好調です、今のところはね。

 おまけ
すぷらっしゅくんは打ち筋としては手堅い、またはそう見せかけるのが上手いPLですね。マルチゲームでは手ごわい相手です。
あの世界線ではPL間の意思統一もされてて国体は強かったのだけど、ペンドラゴン的行為が少なかったのが唯一残念でしたねw



第四話:2013年8月18日実施分(会場:生野区民センター8月例会)

ベアルク・グレンド(蛮族戦士)のプレイヤーが記す

 マクドゥーガル・ラーズグリーズ(林務官)PLより依頼を受け、ペンドラゴンキャンペーン第4回のログを作成しました。遅くなって申し訳ありません。

 今回の参加者は下記5名です。ルリジオン・ファインドホーン(主人公騎士)は急用のため今回は不参加でした。

・シャルル・マルキューム(フランス人騎士)18歳男性。フランス人。ロマンスに生きる騎士。

・ヴェトリウス・ユリウス(ドルイド)23歳男性。エリン人。異教とキリスト教の間を取り持とうとするドルイド。

・シルヴィア・ダウェイン(女騎士)20歳女性。フランス人。ダウェイン伯の養女。自称騎士。

・ガーニー・ファミール(老騎士)50歳男性。カムリ人。一度は引退した老騎士。宮廷に復帰し、貴重な文官として皆を助ける。
・ベアルク・グレンド(蛮族戦士)25歳男性。エリン人。エリン人豪族族長代理として国政に参加する。蛮……族……?

以上

 さて、ペンドラゴンのキャンペーンも第四回となりました。前回、サクソン人を退けたことでその脅威が薄れましたので、ゆっくり国政を固めようかというところでしたが……状況はそう簡単に進めさせてはくれませんでした。

 今回は主に3つのイベントが同時進行しましたので若干時系列を並べ変えています。ご了承ください。

 サクソン人の襲来を退けたことで国内の状況は少しばかり好転しました。具体的に言うとサクソン人の略奪により状態の悪かったラトフォート領の状態が以降「難」から「並」へとなります。また略奪によりエリン人豪族領も潤っているようです(この影響については後述します)。



 ひとつめのイベントはヴェーラーに関するものです。ヴェーラーは第2話で蛮族戦士ベアルク・グレンドが保護した零落し受肉した神であり、現在は老騎士ガーニー・ファミールの領地で預かってもらっています。

 ドルイドであるヴェトリウス・ユリウスは当のガーニーの荘園の管理人からヴェーラーに関する相談を受けます。やはりここでも土着の神(祖霊)との軋轢は逃れられなかったようです。ヴェトリウスはどこに置いても問題が生じるならいっそ新しい土地を開き、そこで祀るのが一番と判断します。入植を行うにあたっては女王領の未開地を開くこととしました。
 ここでひとつ問題が浮かびます。ガールスの国教はローマ・キリスト教なのです。異教からの改宗者は今のところ全体の30%ほどだそうですが、教会を通じて援助を受けているのは間違いありません。これについてはヴェトリウスがブリアン司教へ相談へ行きます。結果、入植地に教会を建て異教からの改宗を行うテストケースとすることで話がつきました。
 土地を開くには相応の資金と人員(入植者)が必要ですが、今のところ国が潤っていることもあり許可がおります。またここでベアルクもそういうことなら人員(入植者)についてはこちらで援助しようと申し出ます。これについてはそもそも自分が関わった件であることと、将来の交易先の開拓が狙いです。

 というわけで、女王領の一角に神を祀る祠とローマ・キリストの教会が共存する蛮族領から人を集めた集落が生まれることとなりました。言葉にしてみるとカオスですが、今回割りとちゃんと話のついた唯一の案件ですよ、うん。

※ブリアン司教は先王に招かれて赴任してきたローマ・キリスト教の司教。改宗には熱心とは言い難いが、教会運営や造詣は北方で指折りの人物。

 次のイベントの話に移る前にこの件でベアルクが蛮族領に帰ったときの話を少しさせてもらいます。まず蛮族領、エリン人豪族領ですが先に少し述べたように略奪により潤っており、また勢いにものっています。そのため、入植者はすぐに集まりました。
 それと同時にベアルクに大量の見合い話が舞い込んでいることが発覚。話を聞いてみると、調子を上げている内に一枚噛んでおこうという日和見連中のようです。ベアルクはそれらの話を断り、婚約者であるモーラ・オファードとの結婚式の準備を正式に進め始めます。
 また同時にモーラを行儀見習いに出そうという話が持ち上がり、本人も乗り気であることから早々に進めることとしました。見習い先は「ルシオラ・ケレストレル(礼儀作法)」「ナナエ・ケレストレル(実務)」「リアンナ・ラトフォート(礼儀作法・実務)」がありましたが、以前からの話もあり主人公騎士の妻である「リアンナ・ラトフォート」の下へ赴くことになりました。



 さて、ふたつめのイベントはガールスに「家老」を置こうという話です。現在ガールスは女王が侍女であるナナエ・ケレストレルを頼って運営している状態であり、とても正常とは言えないというのが理由です。話としては真っ当なのですが、持ってきた人物に問題がありました……
※ナナエ・ケレストレルはフランス人傭兵団の経営と宮廷の財務と書記をこなす才女ですが、宮廷内の立場としては侍女扱いです。

 始まりはガーニーの元にカーンズ伯が訪ねてきたことです。彼が言うにはこのガールスに「家老」を置くという話を次の御前会議で提案し、自分が立候補するというものです。ついては自分を支持して欲しいとガーニーに求めます。カーンズ伯は領地運営に関しては有能ですが、野心家であるためガーニーはどうしたものかと頭を悩ませます。そこにベアルクが通りがかります。カーンズ伯はちょうどいいとばかりに自分の案を話し、支持を求めますがベアルクは一蹴します。カーンズ伯は前回のサクソン人襲撃で唯一兵を出さなかったためです。その上でそういったことなら領地を持たない者が一番向いているのではないかとガーニーを指します。ガーニーはしぶしぶながらそうした提案があったなら自分も立候補することを表明しました。その答えを聞き、カーンズ伯は引き上げていきました。
 その後、ガーニーとベアルクはナナエ・ケレストレルの部屋を訪れます。ガーニーはナナエの執務を手伝うため、ベアルクは入植に関する話をするためでした。ベアルクはこの時ついでにさっきこんな話があったとナナエに伝えます。執務室にペンの折れる音が響いた後、ナナエは時期的に遅すぎるが家老を置くことには賛成します。ただしあのハゲ(カーンズ伯)だけはだめだとのこと。

 かくして、ガーニーを家老とすべくガーニーとベアルクの2人は諸侯への根回しに赴くこととなりました。このイベントは今回は一旦終了となります。



 最後にみっつめのイベントは不穏な噂から始まりました。

 サクソン人撃退の祝賀会の後、 使者の先駆けが2国同時に訪れました。1国は隣国であるゴア、もう1国はこの国ガールスの王子を預けているキャメロットからです。一同はざわっとなりますが、話を聞いてから考えようという話に落ち着きます。

 数日後、まずはゴアからの使者が到着します。内容はサクソン人に対する戦勝祝いと女王への縁談であり、内容としては特筆すべきところはなかったのですが、特筆すべきは使者のほうでした。よりにもよってマルコム卿……2話において女騎士シルヴィア・ダウェインと淑女アイリス・ファミール(老騎士ガーニー卿の娘)を誘拐した騎士だったのです。寛容の判定に失敗し、席を立ち上がるガーニー、ベアルクそしてフランス人騎士シャルル・マルキュームの3名。誘拐された当人であるシルヴィアに諌められる等して最終的には全員矛を収めましたが、ガーニーは決闘直前までいきました。
 そんなこんなしているとキャメロットからも使者が到着します。使者は円卓の一員でもあるモードレッド卿でした。彼からはキャメロットに預けている王子の様子を聞くことができました。どうも武芸については達者なようですが、内政関連についてはまだまだだということです。

 使者との謁見が一段落した後、シャルルがマルコム卿に接触します。ロマンスを求めてカンベネットに行きたいので案内をお願いできないかと。
※カンベネットはゴアとハドリアヌスの壁に隣接する国であり未だ独立を保っているというガールスと似た立場の国です。ちなみにガールスとは隣接しておらず、ゴアを通るかハドリアヌスの壁を越える必要があります。

 彼がこんな行動に出たのには理由があります。最近流れてきたひとつの噂を確かめるためです。それはカンベネットの王が亡くなったというもの。カンベネットには王女がひとりいますが王子がいないため、噂が本当なら後継者不在ということになります。また王は毒殺されたという話も気になるところでした。またこの件についてはナナエも了承済みだったことは付け加えておきます。

 マルコムは案内はできないが、帰りに近い場所は通るため同行することは認めてくれました。
 また、シャルルひとりで行かせることに不安を感じたヴェトリウスが同行することになりました。

 ガールスを出て、ゴアに入り彼らが見たのはゴアという国とその豊かさ。ゴアについてのGMからの説明としては下記のような感じでした。
・王:ユリエンス王は円卓の騎士でもある。百騎王を名乗っており、多くの騎士を抱えている。
(とはいえ、本当に百人の騎士を抱えているわけではない)
・王権:大きい。王妃であるモルガンに対する恐怖もそれに一役買っている。
・国土:内部に進むにつれて開拓が進んでいる。また多人種の農奴を抱えている。

 ゴアの国土を進み、王城にたどり着く一行。マルコムの招きに応じてふたりは王城で一泊することになります。王は不在ため謁見とはなりませんでしたが、城の案内人としてシャンブルに再会することに。
※シャンブルは幻術や変身を得意とする宮廷魔術師の一人です。2話おいてシルヴィアとアイリスの誘拐に手を貸したエロジジィでもあります。

 ここでシャルルがシャンブルにロマンスを起こせる薬とかないかと言い出します。ほぼPL全員に薬に頼るなよと突っ込まれながら話を進めるシャルルですが、対価を求められたところとんでもないことを言い出します。シャンブルに「ナナエと会わせる」と約束したのです。気を良くしたシャンブルはシャルルに距離を超えてメッセージを届けることのできるアイテムを渡し、困ったことがあったらできる限り力になろうと約束します。
 オイコレどうすんだよとざわつくPL陣に対して、こんなフラグ初めてやと嬉々としてシナリオに書き込みをするGM。どうなるんでしょうね……コレ。

 ……まぁそれは一旦置いておいて、城で一夜を過ごした後シャルルとヴェトリウスの2名はカンベネットへと向かいます。カンベネットへ向うふたりは途中、カンベネットの城から上がる煙を目にします。慌てて城に駆けつけたふたりが見たのは既に落ちた城と残党を追うゴアの兵士たちでした。
 そんな中、彼らゴアの黒い騎士、百騎の一騎たるハンバードがは軽戦士を追い詰める場面に出くわします。落馬し、怪我を負った軽戦士にとどめを刺そうとするハンバードに対してシャルルは相対し、ヴェトリウスはその隙に軽戦士の介抱を行おうとします。
 隣国の(一応)友好国であるゴアの騎士に対してシャルルは堂々と名を挙げて一騎打ちを挑み、終始有利に進めたシャルルは鍔迫り合いからのクリティカル勝利により相手を落馬させます。相手はそれで戦意を喪失し逃亡、シャルルはそれを見逃し軽戦士を助けるほうを優先しました。
※ハンバードは片手剣+盾持ちでしたが、なぜか盾を使っておらず、またダメージを受けると剣が光るという不思議な現象が起きていました。明らかに魔剣持ちですね……

 一方怪我を負った軽戦士を介抱するヴェトリウスですが、兜を脱がしたところであることに気づきます。軽戦士は豊かな金髪を持つ若い女性だったのです。額に大きな傷を負っており、気を失っている彼女を抱えてふたりは近くの修道院に駆け込みます。しばらくして目覚めた彼女は助けてくれた礼を言い、名乗りました。リリアナ・カンベネット、つまりこの国に残された唯一の王族だと。

 リリアナ王女と修道院の院長の話を合わせるとここ最近起きた出来事は①?③のような感じのようです。一連のできごとから類推するにゴアの陰謀でしょう。

①王が暗殺される。
    ↓
②リリアナ王女頑張る。
    ↓
③ゴアが王城を落とす。 ←今ここ

 リリアナ王女はカンベネットからゴアを追い返し国を守りたいと話します。シャルルとヴェトリウスはそれを聞き、今は態勢を整えるために一旦ガールスに亡命することを勧めます。ゴアの襲撃によりカンベネットの重鎮たちのほとんどが殺されており、また彼女自身の負傷も重いことからです。彼女はそれを了承しました。
※シャルル・マルキューム → ロマンスに生きる騎士。
※ヴェトリウス・ユリウス → 制約:女性の頼みを断れない。

 3人はなるべく見つからないようにとハドリアヌスの壁伝いにガールスへと帰還を試みますが、ゴア側の林務官に発見されます。しかし無事その追跡を振りきってガールスに入ることに成功しました。

 連れ帰ったリリアナ王女は王城で本格的に治療を受けることとなり、それと同時にシャルルとヴェトリウスはナナエ、ガーニー、ベアルクを集め今後について話し合いを行いました。もちろん議題はリリアナ王女、ひいてはカンベネットをどうするかです。

 まず今の状況はゴアが侵略しようとしているカンベネットの王族の生き残りであるリリアナ王女をガールスで匿っているというものです。

 問題はゴアがガールスにリリアナ王女の引き渡しを要求してきたときどうするかです。ゴアは(一応)友好的な隣国であり、ガールスと比べると国力が段違い(数倍?10倍程度)のため簡単に突っぱねるというわけにはいかないでしょう。

 今回の話し合いで出た問題点、解決方法についてまとめておきます。
(×問題点 ○方法 ※情報)

×ゴアがカンベネットを侵略するにあたって王族の生き残りがいることは非常に邪魔。
×ゴアにリリアナ王女がガールスにいることは知られている。

○ユリエンス王に対して今回のような方法は「騎士として相応しくない」として要求を突っぱねる。
※急な敵対はしない。ゴアのユリエンス王は円卓の騎士であり、ガールスはキャメロットに王子を預けている。

○サクソン人に略奪を再開させる。
※今回のできごとは前回セッションにおいてガールスに攻め込んできたサクソン人が大敗したことが背景としてある。カンベネットはサクソン人流入に対する緩衝地帯でもあったが、その意味が薄れたためにゴアの侵略が発生した。
※現在サクソン人に発生している問題は2点。
①後継者問題:前回攻めてきた「鉄拳のオルマル」が後継者となる予定だったが、負けて帰ってきたため素養が疑われている。サクソン人はガールスだけでなく他の地域にも略奪に向かっており、成功した部隊ももちろん存在する。
②資金・資源:ガールス方面での大敗により不足している。

※前回捕虜にした連中を解放することでサクソン人達を一時的に持ち直させることができる。ただし、捕虜を解放するには御前会議での承認が必要である。

※ハドリアヌスの壁を超えた場所にいるサクソン人について
国名:ノーホート
国王:マラホート
実質的指導者:エスブリダ(女族長)
国の成り立ち:マラホート国から逃げてきたマラホートをサクソン人が擁立しノーホートを建国した。

 ここまでの情報から今回セッションにおいてこの問題への対策は下の流れで行えばどうかという話になりました。

1.家老を決定する
2.サクソン人と話し合いの場を持つ
3.捕虜を解放

追記
 シルヴィアは話し合いに参加するとダウェイン伯に情報が筒抜けにしてしまうからと登場していません。


 話し合いの後、シャルルは治療の終えたリリアナ王女を訪ね、彼女にひとつの約束をしました。自分があなたの国を守る、と。

 それと同じくしてシャルルは治療のため王城に招かれていた魔女ルザニアにシャンブルに貰ったものとその時した約束について相談します。貰ったものは聞かされた通りの連絡手段と再確認できましたが、約束についてはナナエに了承をとったのかと聞かれて否定したシャルルにため息をつかれただけに終わりました。


 以上でこのイベントは一旦終了となり、セッションが終了しました。


 最後にシャルルPLよりメッセージをお預かりしております。「俺は悪くねぇ!」


 さて、色々と濃いセッションでした。ヴェーラーについては無事祀られる場所ができる見通しが立って安心しました。カーンズ伯を家老にするわけにもいきませんせんが、蹴落とした後そのままでいることはないでしょう。どういった形かでフォローしないとまた何かやらかすことは間違いありません。

 時限ばk……リリアナ王女とカンベネットについては次回以降頑張ろうぜとしか言い様がないですね。王女だけ助けるならキャメロットにでも送ればいいのかもしれませんが、カンベネットごととなると何度綱渡りすればいいのやら。今回の流れからいうと、要求を突っぱねられている内にサクソン人にガールスからは略奪を行わない約束(期限付き)を取り付けて、捕虜を返還。サクソン人が動き始めたところをリリアナ王女の要請でシャルルがフランス人傭兵団率いてカンベネットへ攻め入って、ゴアを追い出すイメージでしょうか。

 今回シャルルPLに批判がいくかもしれませんが、カンベネットの王女を連れ帰ったことについては仕方ないと思ってます。多分自分がプレイヤーでもそうしたでしょうし。むしろペンドラゴン的には推奨される行動と思います。ただ、シャンブルとの約束の件についてはフォローできません。今後の展開でうまく使えるタイミングが来ればいいなと祈るばかりです。
おまけ
シャルルで定型化しつつあるのはナナエ及びルザニアとのやりとり。

シャルル「ナナエさんナナエさん、カンベネット行ってきてもいいですか」
ナナエ「ああ、構わんから行ってこい」(投げやり)

シャルル「ナナエさんナナエさん、誰か連れて行ったほうがいいですか?」
ナナエ「この忙しいのにそんな人選までやらせる気か!」(キレ気味)
※使者との謁見直後のやりとり

シャルル「ナナエさん。(カクカクシカジカ)カンベネットの王女連れて帰ってきました」
ナナエ「うん、全部こいつのせいにしよう」(現実逃避)

うむ、確実にナナエさんの胃壁を削っているぜシャルルは……

追伸:(これどうすんだと皆に聞かれたシャルルPLの返答)「助けてルザえもん!」


NG集(カンベネットでのシャルルとゴアの騎士ハンバードとの一騎打ち)
シャルル「我こそはガールス村の……」
全員「村!?!?」コメント

これまでのキャンペーン結果を踏まえた国力の推移

   
領地・兵力一覧
領地名領地(%)状態 騎士(人)兵士(10人) 特徴
女王(王族)  38145なし
カーンズ18良+66騎兵
コートニー1044槍兵
ダウェイン954なし
クラウス1144弓兵
ラトフォート1355なし
フランス傭兵団1010重装兵・騎兵
エリン人豪族10210水兵・弓兵

領地 王国に占める領土面積の比率(%)。
状態 領地の経営状態。難は王国へ納税に窮するレベル。
騎士 保有する騎士の人数。
兵士 保有する兵士の人数、追加の動員をかける毎に状態が悪化する。
特徴 その領地で編成可能な兵科。集団戦時にある程度のボーナスを得る。

領地の総計が100%を超えていますが、これは領土が拡大、改良されスタート時より国力が増したことを意味します。
 女王(王族)領
サクソン勢力の減退で安全な街道が増えました。

 カーンズ伯領
開拓により耕作地が拡大しました、敗戦によるサクソンの流民を労働力として受け入れています。

 コートニー伯領
サクソンの脅威がなくなり、またロジアンとの関係が好転したため国内が安定しました。

 ダウェイン伯領
開拓が進み農耕地が若干増えました。余剰資金で徴兵を行いました。

 クラウス伯領
大きな変化はなし。

 ラトフォート伯領
サクソンの脅威がなくなり国内が安定しました。過剰に徴兵されていた兵士を帰農させました。

 フランス傭兵団領
大きな変化はなし。

 エリン人豪族領
ヴェーラの神性とサクソン勢力からの略奪品で好況状態です。


・GMよりのコメント
 方々おつかれさまでした。
いやほんと色々あったよね(遠い目
今回の白眉はガールス「村」ですかね。仕方ないね、村一番の勇者だもの。

 異教の神をどう奉じるかは、割と難易度高めのイベントだったのだけど、今までのキャンペーンの中ではベストに近い落としどころにおちつきましたね。
神格を発揮するためにはそれなりの人と土地が要るので、これはたらい回しでは解決しない問題でした。
また、教会と土着の信仰は基本的に共存できないのだけど、異教のエリン人をキリスト教化するという建前なら司教の顔も立つので、これは素晴らしい一手でした。
これで開拓が進めばヴェーラさんの神性も発揮されるので、国政に徐々にボーナスが付加されます。やったね。

 蛮族領はサクソン戦の戦利品で、一時的にですがかなり潤っています。
加えて開拓村が発展すれば交易の収入も見込めるので好調と言ってよいでしょう。
ただ、勢いがつきすぎると、部族内で独立を主張する勢力が発生ししたり、取り分でもめることもあるので、今後も舵取りは慎重にね。
そしてモーラさんは良妻ルートに進みます、うーん狩猟生活を送る民族とは思えない生活基盤の盤石っぷりよ。

 ハゲハゲと言われようのカーンズ伯、彼は尊大ですが見合うだけの能力も持ち合わせています。
他のキャンペーンでは暗殺されたり追放されたり散々な目に合う彼ですが、果たしてこの世界線ではどうなることやら。
既に根回しを始めている伯にどう対応するかは難しいところだと思いますが、このPL層なら素晴らしい一手を期待できるので楽しみにしています。
 今回は全体的に巧手が多かったのでGMからのおまけ。
プリアン司教「家老が一人でなければならない、などという法は、この国にはなかったはずなのだが?」
カーンズ伯「私物化?バカを言うな、確たる主が明確に治めない国など、突き固められていない砂糖菓子より脆いのだぞ」

 で、今回のメインイベント、ゴアによるカンベネット侵攻です。
これはフランス人騎士が食いついた時点でGM的には7割がた成功でした。更にドルイドが同行するとなりほぼ10割を確信し、あとはどう巻き込んでいくか、だったのですが、
どうしてこうなった・・・
大筋ではもくろみ通り、リリアナの保護とロマンス、それをゴアに知られ、さぁどうしよう。完璧です、ベタすぎてGMとしては逆に恥ずかしいくらいです。
ハンバードは決闘で苦戦を強いるつもりがアッサリ馬から突き落とされ、フランス人騎士も面目躍如で素晴らしい。
そして、これどうするんだよと煩悶するPLを眺める愉悦、実に素晴らしい。
 ただし、シャンブルとの約束おまえは別だ。
あの場は笑ってましたが、いまだにあのフラグはどう処理したもんか懊悩してます。ほんまどうしよう・・・

 ちなみにゴアが豊かなのは、国土の広さもありますが、その周囲にガールスを含め対サクソンの緩衝地域を多く存在するのが大きな理由でもあります。 そこらへんも対ゴア折衝でのカギになりますよ。

 最後に、フランス人騎士へ。あれで「俺は悪くねぇ!」 んだったら小早川秀秋は戦国一の忠勇無双だよw
ただし、ペンドラゴン的には100点満点以上の働きだったので、今後も色々な意味で期待しています。


いつもの書記、林務官ラーズグリーズの感想
レポートお疲れさまです。
リリアナ王女の件は別にいい(逆境好きだし、騎士物語的に助けない理由もないですし)のですが、もう一個のほうは『俺は悪くねぇ!』じゃねぇぇぇぇぇ!と叫ばざるを得ないw
出目だけポンコツ枠だと思ってたのに、シャルル…(ほろり)

それはそうと、カーンズ伯警戒重点でいかないとまずそうですねぇ。家老にしても専横されて下手すればゴアに国ごと身売りされそうだし、かといって放置すると裏切られて後ろから騎兵にやられるというデスノボリになるし。

うーん、次以降のかじ取りがかなり難しそうですねぇ。

あと、4話のレポみて今後の展開に関して、林務官PL的に思ってる&(次参加セッション日に忘れてなければ)提案しようかなーと思ってることをつらつらと書いてみる。

・家老の件
 せっかくなので二人にしよう。で、主に内政に関しては家老二人の合議で。意見が極端に割れた場合及び国家の浮沈に関わる重大な案件(大体外交がらみになるだろうけど)はこれまで通り御前会議で議決。
 また、防衛戦争に関しては期間限定(基本半年、長くて1年)の独裁官を配置し、この独裁官が戦場及び後方の支援体制(内政含む)の指揮を執る形にすればいいんじゃないかなーと思うのです。
 このやり方はローマが共和国だった頃のやり方(但しうろ覚え)なんですが、この頃の西欧の王国群は多かれ少なかれローマの後継者を自称したり自任したりしてる部分あるので、諸侯の自尊心とかその辺くすぐるような感じで切り出せば意外と通るんじゃないかな?と思います。

・ナナエさん(というか内政?)
 個人的には彼女の権限を徐々に縮小し、財務を取り仕切る官僚集団を作り上げたいなーと思ってたりします。その方が継続性でますし、ナナエさんが過労でぶっ倒れたりしても政務が滞ったりしないように職務の属人化は可能な限り排除したいところですし。現状この手の金勘定とか女性向けの仕事になってますがこれを諸侯の次男三男とか、長男でも騎士に不向きなタイプの人材を家名を傷つけずに国政に関われるポジションとして集めれるようにできればなーとか個人的に思ってます。
林務官自身は読み書きできないのでその辺できる人が提案してくれると説得力増していいかなーってことで根回ししないといけないんですけどねー。

・女王配下の兵団
 個人的に現状一番手を付けたいのはここですね。なぁんの特徴もないやられモブが沢山いても、これからの闘いではあんまり役に立ちそうにないので。で、これをどうするかなんですが、積極的に拡張戦争するならともかく、当面防衛戦争主体になるので騎兵は現状の戦力で十分です。となると防衛向けの槍兵・重装歩兵・弓兵辺りを充実させたいところです。可能なら槍兵を発展させて軽装で密集隊形取れる部隊作ってゆくゆくは弓でテルシオやってみたいなーとか夢見たり(笑)
 維持費はヴェーラの話に出てる開拓団を屯田兵的にするというか、兵士としての訓練義務付で独立自営農民として送り出すって形で何とかならないかなー?と。
 何せこちらのほうが仮想敵より圧倒的にリソースが少ないんで、被害を最小限にしつつ相手に被害を与えて相手の侵略の意思を挫く実力をなるべく早期に備えなきゃなので、その点考えても槍弓重視かなーと思うのです。

番外/*いわゆる冗談というやつです、多分*/
・しゃるるん
 しゃるるんは愛すべきポンコツ枠なんですよ! ポンコツでないしゃるるんなんてしゃるるんじゃないやい!って思わず言いたくなってしまう程度には。まぁ、現状敵の妖術師を釣り出して仕留めるぐらいしか例の密約の真っ当な使い道ないですねぇ。実務面でナナエさんがお払い箱になる程度に官僚が育てば爆弾度が下がるんですけど一朝一夕でそこまで育ちませんしねぇ。
 うーん、フォローできる範囲のポンコツでお願いしたいなぁ……(笑)

・国内不和が酷くなったら
 ヴァレンティーノ公(チェーザレ・ボルジア)を見習って、諸侯を一か所に集めて打ち取って主人公騎士が支配者になるって形にまとめちゃってもいいんじゃないかとかたまに思ったりします(笑) 出来上がるのは絶対王政国家なので、やっぱり未来の産物なんですけど(ぉ

今回の書記グレンドの回答

→ラーズグリーズ
まとめる関係上シャルルの言動については大幅に削っていますので分かりにくいですが シャルルは言動からしてポンコツ枠です。

向かってる先が問題ないんで大丈夫だろうと基本的に流してるんですが シャンブルとの会話の中でさらっと条件出したので誰も止められませんでした……


カーンズ伯についてはどうしようかと思案中です。まずは爆弾処理しないと誘爆しそうだし。
逆に情報リークして動きを見るのも手かなとは思うけど博打だし。
取り込む方向で行くか討ち取る方向で行くかくらいは決めておきたいところ。

→GM
 GMお疲れ様でした。村の勇者が亡国のお姫様を助けて国を復興する……いやぁ、昔ながらの王道ですねっ。

 ヴェーラさんも無事神性を取り戻せるルートに乗ったようで良かったです。

 蛮族領の地盤が固まってきているようで安心しました。モーラは立派に育って欲しいです。領地が豊かになってきたらきたで問題出そうな感じですが、うまいこと回避していきたいところです。

 カーンズ伯とは一度腹割って話したほうがいいかなと思いつつあります。今までの行動を省みる感じではガールスでは自分の領土を守れない、なら早い目にゴアに寝返ったほうが自分にとって得だとして行動してるような気はするのですが。あえて今家老を置こうとしているのも気にかかるところ。

 冒頭でも触れましたがカンベネット侵攻に関しては実に王道で良い展開だなと思いつつ見てました。ゴアの黒騎士と戦ってるのが軽戦士といわれた時点で、王女だコレと内心ほぼ確信しつつどうすんだコレと冷や汗垂らしてましたが。あの件に関してはシャルルはいい仕事したと思ってます。言動はアレでしたけどね。
 まぁ、シャンブルの約束についてはゴアの宮廷魔術師を呼び出せる妙手としてうまく活用しましょう(棒)

 シャルルPLについてはおっしゃってるとおりで、PL側としても行動は予想しやすいんですが、如何せんあの言動をするキャラクターを信用できるかというと……ってなるんですよね。こちらとしてもフォローはしたいんですが。



第五話:2013年11月10日実施分(会場:生野区民センター11月例会)

ベアルク・グレンド(蛮族戦士)のプレイヤーが記す

 ペンドラゴンキャンペーン第5回のログを作成しました。

 今回の参加者は下記4名です。

・ルリジオン・ファインドホーン(主人公騎士)29歳男性。カムリ人。先王が最後に叙任した騎士。理想を掲げ周囲をとりなそうとする立派な人物だが、プレイヤー発言は真っ黒である。

・ヴェトリウス・ユリウス(ドルイド)23歳男性。エリン人。異教とキリスト教の間を取り持とうとするドルイド。

・シルヴィア・ダウェイン(女騎士)20歳女性。フランス人。ダウェイン伯の養女。自称騎士。

・ベアルク・グレンド(蛮族戦士)25歳男性。エリン人。エリン人豪族族長代理として国政に参加する。蛮……族……?

以上

 このキャンペーンではフラグを回収する速度より設置される速度の方が早いことが分かってきた今日このごろ、私は家老とか王女とかほっぽって自領へ帰りたいです。後、マクドゥーガル(林務官)も次くらい参加しておかないとなにか起きそうですね。

 それはさておき、ペンドラゴンのキャンペーンも第五回となりました。前回設置された時限爆弾解除の時間です。今回もいくつかのイベントが同時進行しましたので若干時系列を並べ変えています。ご了承ください。

 最初のイベントは一話以来の参加となるルリジオンの領地のできごとです。ルリジオンが自分の家に戻ると妻であるリアンナが商人と交渉しています。対サクソン戦勝祝いで旗を売りつけにきたようで、旦那であるルリジオンは旗を気に入りますが貢物でなくてがっかりしていました。ここでリアンナがその手腕を見せ、商人は気がついたら旗を置き代金代わりに練炭(交易品)をもって北に渡ることになっていました。ルリジオンは大喜び。リアンナさんマジ良妻賢母です。
 婚約者であるモーラを行儀見習いへ送りに来ていたベアルクはその手腕に関心し、リアンナは早速モーラに今の交渉について教えてくれていました。モーラのなにか腑に落ちない感じの戸惑いが癒やしですね。

 なお、この交渉によりルリジオンは銀糸の旗(集団戦技能+1)を手に入れました。蛮族の婚約者がどこに行儀見習いにいくかによって変わるイベントアイテムだったらしいです。


 次はリリアナ王女についてですが、今回は大きな進展はありませんでした。代わりに取り巻く状況や取りうる方策については判明してきています。

 始まりはヴェトリウスに届けられた一通の手紙です。ブリアン司教(四話参照)から渡されたそれはカンベネットのバイエンフェイト修道院の院長からのものでした。リリアナ王女を助けた時に駆け込んだ修道院から連絡が入った模様です。
 手紙の内容はリリアナ王女を助けたことに対する感謝とゴアに対抗する場合の助力の約束でした。少し記憶が怪しいですが、壁の南に存在する領地を任さられているギルスランド男爵の連名入りです。
※前回カンベネットはゴアとハドリアヌスの壁に隣接する国と書きましたが、壁を南に超えた場所にも支配域があったようです。バイエンフェイト修道院はハドリアヌスの壁より南に存在する修道院です。

 ここでゴアのカンベネット占拠の言い分が判明します。簡単にまとめると下記のとおりです。
①カンベネット王がサクソン人に毒殺された。(リリアナ王女情報ではゴアが犯人)
②王宮の様子を調べてみるとサクソン人との内通者がおり、仕方なく戦闘によって排除した。(リリアナ王女ごと)
③統治者がいなくなったので代わりに統治を行っている。

 事情を知っていれば突っ込みどころが多いですが、建前としてはそういうことのようです。ここでひとつの解決策が提案されました。「リリアナ王女が統治に必要なだけの兵力を連れて帰国すること」です。統治者としての正当性がリリアナ王女にある以上、ゴアは建前上カンベネットを明け渡すしかありません。

 この案を成り立たせることができるか検討するためにヴェトリウス、ルリジオン、シルヴィアの3人はバイエンフェイト修道院へ向かうことにします。この時ゴアから身を隠して行動するために、バルティック卿の力を借りています。なおバルティック卿にはリリアナ王女の件を打ち明けています……頭を抱えていましたよ、ええ。
※バルティック卿は病に伏したクラウス伯の名代を務める騎士。

 修道院長と面会で判明したカンベネットの現状は下記のようなものでした。なお、バイエンフェイト修道院はいわゆる僧兵の集団であり兵力として計算することができます。

・ゴアに対してカンベネットは憤慨している。
・カンベネットの内、ハドリアヌスの壁より上側はゴアの支配下となっている。
・壁より南への侵略は防ぐことができている。(サクソン人のこともありこれ以上の南下は積極的ではないようです)
・ゴアはカンベネットを統治するための兵力を残し、残りは引き上げた模様。
・カンベネット内のゴアの戦力は前回シャルルと一騎討ちをした「フンバート卿」と兵士団のみ。ただし彼らは王城(元)を拠点にしている。

 それに対するカンベネット側の状況で一点気になる人物が出てきました。ブランディガン卿、ゴアからサクソン人と内通したと嫌疑をかけられた人物です。彼はカンベネットの(元)騎士であり、今現在ゴアから逃れてカンベネットを転々としているという話です。彼を味方につけられれば、ゴアとの戦いで散った敗残兵をまとめ上げることで兵力を増やすことができるだろうとのことです。

 その話を聞いたPC達はブランディガン卿への接触を試みます。首尾よく野営中の卿を発見し警戒はされましたが、情報の交換を行うことができました。リリアナ王女の生存ついて純粋に驚き、嫌疑については否定し、不徳のいたすところと申し訳なさそうにします。どうも脳筋くさいですが、悪い人ではなさそうです。
 リリアナ王女について相談したところ、現状一番安全なのは修道院にいることだが、ゴアがどんな難癖つけてくるかは不明。円卓に預けてもゴアのユリエンス王は円卓の騎士であるため、裏からどんな手を使うか分かったものじゃない。以上からなんとか兵力をかき集めてカンベネットへ帰還してもらうのが良いだろうとなりました。ガールスの国益のみを考えるならゴアに引き渡しちゃえばいいわけですけれど。
 ここでカンベネットから集めることのできる戦力についてまとめておきます。

①バイエンフェイト修道院:兵士4
②ギルスランド男爵領:兵士4
③ブランディガン卿:兵士4(騎兵)
④カンベネットの敗残兵:ブランディガン卿の兵士+2
※③④についてはブランディガン卿の嫌疑があるため表立っては行動できない。ただし、帰国したリリアナ王女が嫌疑について一蹴すれば問題ないとのこと、はっきりした証拠もないようです。

 ブランディガン卿へリリアナ王女は必ずカンベネットへ帰還させると約束し、一行はガールスへ引き上げました。

 今回の行動からリリアナ王女に関してはガールスからある程度の戦力とと共にカンベネットへ帰還させる選択肢が増えました。ただし、これは良くてもカンベネットが侵略される直前の状況に戻すだけであってサクソン人の勢いが弱まっている以上ゴアから再び狙われることは間違いないでしょう。
 これを防ぐにはサクソン人に盛り返してもらう必要があります。それには前回検討していたサクソン人の捕虜の解放などの行動が必要になるでしょう。ここで再度ノーホートに存在しているサクソン人勢力について情報を得ました。

・実質的指導者であるエスブリダはエレイン女王よりやや年下で5歳になる息子がいる。
・先王が流れ矢にて陣没した戦い(ガールスvsサクソン人)で夫を亡くしている。
・エレイン女王と状況的に似ているが、エスブリダは政治的に有能な点が異なる。
・鉄拳のオルマル(主流派)とは派閥が違う非主流派に属している。
・ノーホートの国力はガールスとほぼ互角だが立地的に攻め難い。

以上です。これだけだとなんとも言い難いところですね。ガールスとの戦いで夫が殺されている以上交渉は成り立たせるのは難しい気はします。ところで、同じ戦いで同程度の勢力の頭(片方は実質的なですが)が戦死しているのって作意を感じるのは気のせいでしょうか。


 さて、ここで話をガールス領内に戻します。ガールスに女王の代行となる家老を置き、現在ふわっとしている国としての意思決定をしっかりしていこうという話です。

 ダウェイン伯に呼び出されたシルヴィアは家老のについて聞かれ、勿論ダウェイン伯が相応しいと答えます。ダウェイン伯は自分は女王に近すぎるため傀儡と思われかねないとやんわり否定します。となると相応しいのは誰かとなりますが、能力的に相応しいのはカーンズ伯が上がります。しかし、性格に難があることが気になると口にします。
 どうもシルヴィアは騎士を押すと考えてたようで若干戸惑いが見られました。なお前回シルヴィアはリリアナ王女とこの件に関しては全く関わっていません……
※エレイン女王はダウェイン伯爵家から王に輿入れしています。またシルヴィアはダウェイン伯の養女です。


 ここでベアルクが結納の品として馬を送るため、単独でガールスでの馬の産地であるカーンズ伯爵領に買い付けに向かいました。

 カーンズ伯爵領は豊かな領地で、その拡大に伴って兵力も増しており、カーンズ伯の手腕は噂通り確かなようです。またこちらに取り残されたサクソン人も農民、兵士として登用しているようで、サクソン人への忌避感は薄いようです。
 不安要素としてはどうも長男が平凡な人物であるのに対して次男が優秀であるらしく、継承問題に発展する火種があることです。なお次男はガーニー卿(老騎士)のもとで修行中。 ※長男:名前不明、次男:カラドフ・コートニー(カーンズの間違い?)

 ベアルクはまずカーンズ伯へ挨拶へ赴き、手土産として女王領の開拓地(4話参照)でとれた飼い葉を贈ります。この質が良いものだったようで交易の話が持ち上がります。祀られている神であるヴェーラーの恩恵でしょうか。ともあれ開拓地に発展フラグが立ったようです。

 それはともあれ、家老についてや騎士たちについて等カーンズ伯から直接意見を聞くことができました。カーンズ伯は評判通りで非常に有能であるが、尊大な野心家でした。ただ、なんというか裏でこそこそやるタイプではなく正面から真っ向勝負するタイプには見えました。以下にカーンズ伯とのやりとりをまとめておきます。裏がないとは限りませんが。

・ガールスと自領について
 共に発展させたい。どちらかを選ぶとなれば両方を選ぶ。
・ゴアについて
 軍馬の取引があるが、値切ってくるのであまり良い印象はない。
・フランス人傭兵団について
 軍馬の取引を行っている。値切らないためゴアに比べて印象は良い。
・ナナエについて
 有能な人物である。国政に関わり、同時にフランス人傭兵団に利権をもたらしているが、給金と考えれば許容範囲内である。ただ、傭兵であり契約でガールスにいることは忘れてはならない。
・現状について
 騎士たちはよくやってくれているが、屋台骨がないため危うい。
・家老について
 今のガールスには国政を執り行える人物がいない。現状はなんとかなっているが、今後不安が残るため家老という形で国政を執り行う役どころが必要だ。そしてそれはガールスの所領を治める諸侯から選出されるべきだ。
・王子について
 円卓より王子が帰還すれば、家老の役割は終わるだろう。王子が無能でさえなければ。
・自らの野心について
 野心を持たずしてどうする? これに不安を覚える者がいても実績で示せば良い。

以上


 ベアルクがカーンズ伯爵領から帰還してすぐ、ルリジオンがPC達を招集し今後についての話し合いが行われました。ざっくり方針が決まったところでナナエに意見を伺いにいくことにしますが、ナナエの執務室を訪れた彼らは中から聞こえてきた言い争いに足を止めました。

 中から聞こえてきたのはナナエとルシオラの姉妹喧嘩でした。内容は下記の通り。
・ルシオラはナナエが今の仕事にかかりきりなのをよく思っていない。ケレストレル家の血筋を途絶えさせないために結婚を考えて欲しい。(頑張れブルーノ ※3話でナナエにロマンスを成功させた相棒騎士)
・ナナエは誰のために仕事をしているのか考えて欲しい。また、婚約者がいるルシオラがマルカム卿(ゴアの騎士)と文通をしていることをよく思っていない。(頑張れマクドゥーガル ※婚約者)
・養子に行ったシルヴィアは……(頑張れシルヴィア ※自称騎士)

 一行は機会を改めるか考えますが、意を決して部屋をノックします。ドタバタと身支度を整える音が響いた後、何事もなかったように扉は開きました。そうして始まった話し合いで家老について案をまとめることができました。

・家老は「筆頭家老」「次席家老」の2名を選出する。
・筆頭家老は一部を除き、国政の決裁を行うことができる。
・兵権や外交など重要案件については筆頭家老・次席家老両方の同意が必要とする。
・円卓から王子が帰還したなら家老は解任される。

 この後、各諸侯に案を提示してそのスタンスの確認を行いました。交渉はルリジオンがメインで進めてくれました。騎士として理をもって国を導こうと協力を仰ぎますが、現実的な問題が立ち塞がります。PLが思い出したようにうまくいかなかったらカーンズ伯が世界初の練炭自殺をすることにとか言わなかったら模範的な騎士なんですが(笑)

・ダヴェイン伯
 家名と領地が残れるなら、たとえ仰ぐ国家が変わっても問題なし。
・クラウス伯(バルティック卿)
 カーンズ伯は性格に難があるが致し方無い。というか現状継承問題が起こっておりそれどころではない。
※クラウス伯爵には子供が居ないため、バルティック卿が養子となり家督を継ぐという噂。
・ラトフォート伯
 不安は残るが国体が安定するとルリジオンが言うなら構わない。
※ルリジオンの妻であるリアンナはラトフォート伯の妹である。
(・コートニー伯:カーンズ伯の血縁ということでスキップ)

番外
・ナナエ
 実に不本意であるが、あのハゲ……もといカーンズ伯が家老となることに異論はない。有能であることに間違いはない人物である。感情論としては有り得ないが。(どうやら身分差から御前会議等でネチネチケチを付けられ恨み骨髄に達しているらしい)


 諸侯の意見を確認したところで、当のカーンズ伯と話し合いです。カーンズ伯としては自分が筆頭家老となるなら問題はないとのこと。とはいえ、もう少し交渉の仕様があった気がします。難しいところです。
 また気になるのは交渉中に出た一言「それほどの野心があるなら自分で建国すればいい」に対する反応です。カーンズ伯とGMの目が光りました。逆にうまく利用して足元をすくってやれればいいんですが。


 最後に私のPCであるベアルクが族長代理を務めるエリン人豪族領(蛮族領)について起こったイベントで締めさせていただきます。時系列的には一番最初と一番最後のイベントです。
 父が危篤であると連絡が入り、ベアルクは慌てて領地に帰ります。幸い父は存命でしたが、どうも場にそぐわない態度の族長達が見受けられます。つまりは豪族長である父が亡くなった後の話です。それを耳したベアルクは激昂し一喝しますが、不満が残る面々はいるようです。これは継承問題に端を発します。
 エリン人豪族領は複数の豪族が寄り集まっている領地です。ベアルクの父はその豪族を取りまとめている豪族の族長でしたが、現在病に付している状態です。豪族長には兄とその弟であるベアルクのふたりの息子がいます。本来であれば兄が後を継ぐ予定でしたが、生憎兄は脳き……もといそういうことが苦手だったので、弟であるベアルクに後継ぎを譲って引いたのです。そういうわけで、ベアルクが族長代理として王国を駆けずり回っているのが現状です。

 なぜそれがここで問題となっているかですが、原因は主にベアルクです。少し前のサクソン人からの略奪によって領地が潤っていますが、やはりベアルクが中心となっており十分な恩恵を受けられていないところもあります。
 その恩恵を受けられていない連中が兄を旗頭にベアルクを後継者から下ろそうと考えているようです。当の兄は無関心のようだったので、今の家老やらリリアナ王女の問題を解決したら手を付けるつもりだったのですが……

 それからしばらくして家老の話が概ねまとまり、カーンズ伯へ話をしようと王城を訪れた時のことです。王城で兄が待っており、徐に自分を殺せるかと聞いてきました。何事かと問いただしてみると、「俺が反抗勢力をまとめるから自分ごとぶっ殺せ」と提案してきたのです。
 そんなことは自分の望みではないと説得すると今度は「じゃあ俺が潰してくるわ」と帰ろうとします。とりあえずルリジオンの提案でルリジオンの領地で一旦休んでもらうことになりました。
 そうした後、全員でカーンズ伯へ話をしに向かっています。御前会議が終わるまでおとなしくしててくれているといいんですが……

 といったところで今回のイベントは以上です。

 長く感じましたが、リリアナ王女の件も家老の件もまだ決着を見ていません。次はおそらく御前会議から開始となるようですので、そこで決着をつける感じとなるでしょう。

 個人的にはベアルクのイベントが進行しましたのでそちらに注力したいところです。見合い話が大量に舞い込んだ時完全に蹴ったのがまずかった気がしますが、そうしないとモーラの良妻賢母フラグが立たなかった気がするので後悔はしてません。
 なんにせよ蛮族領内の不安分子は炙り出せたので早急に準備をしてブチ殺……粛せ……もといOHANASHIをする必要がありそうです。反抗勢力は兵力5らしいので地味に蛮族領の兵力を2分してますが、兄弟で力を合わせれば蹴散らせるでしょう。あれだけこちらのことを慮ってくれてる兄ちゃんをこんなところでは失いたくはないので、後顧の憂いはここで取り除いておくとしましょうか。

傍観者のつぶやき
・・・いやー、ひどいひどい。
参加していないのが残念で仕方ないな。
あと、フランス人騎士がルシオラと協調してナナエさん陥落とかありですか?
そうしたら、本当に主人公ですね。
> 傍観者殿 from 書記 こっちを立てるとあちらが立たずを地で行ってるキャンペーンだからな。
フランス人騎士はリリアナ王女にフラグ立ててるし、ナナエさんからの好感度が低いのがネックだな。実現させられれば主人公は間違いが(笑)

あと書き忘れをひとつ。
ナナエがガールスに協力する理由について。
一言だけ「友人(エレイン女王)に頼まれたからだ」と。
エレイン女王のカリスマパネェっす。

いつもの書記、マクドゥーガルPL
欠席してる間にこんな事が起きてたなんて!(主に婚約者関連で)
マルカム卿かぁ。初登場時に顔覚えられるようなことしたの失敗したなぁ、と今更ながらに思ったり。いや、そもそもあの話の中で仕留めれてたら問題なかったのか(ぉ PL・PCともにロマンス系技能は限りなく0に近いなので難しいなぁ。

それはともかく、サクソンとガールスの過去の戦争の経緯とかは洗い直して他国の介入がなかったか確認しておきたいですね。多分ゴアが共通の敵になりそうだとは思うのだけど。サクソン人相手の交渉は捕虜などに関しては誠実に、過去の出来事に関しては最悪丁寧に積み重ねた虚構を使ってでも対ゴアでは協力関係を築きたいところ。
カンベネット関連は油断しなければいい結果に落ち着きそうですね。
自治領の問題は、大事にならない範囲で丸く収まるといいですねぇ。

>マクドゥーガル殿from書記
ルシオラさんについてはどういう狙いで文通してるのか分からないと、こちらからはなんともし難いんですよね。
私も爆弾というか誘導ミサイル抱えてるので、こっちの処理のほうを優先したいですし。

サクソンについては隙を見て探りを入れたいですが、なかなか難しい。色々打てる手が増えそうなんですが。

カンベネットは最悪シャルルが責任もって王女連れて帰ればいい気はしています(笑)
できるだけそうならんようフォローは入れたいですんけどね。

GMより
方々お疲れ様でした、いやもーこれだからゲームはやめられない。
今回の白眉は「帰りたい・・・」と「ほう、言ったな」ですかね、仕方ないね言葉は飛び道具だもの。

主人公騎士領(領内に湿地があり耕作等に不向き)は泥炭から精製した練炭のほか、粘土から陶器を作ったり、湿地特有の薬草を栽培したりと多角経営に余念がありません。
花嫁修業を介してこれらのテクノロジーが蛮族領に持ち込まれるわけですが、そろそろ蛮族って表現に違和感が出てきそうですな。
リアンナ「良妻とは時に手段を選ばずよ(笑顔)」モーラ「解せぬ・・・」

バルティック卿は感情ロールでギリギリの協力でした。彼はそれなりに政治力を持ってはいますが、それゆえ設置された爆弾の破壊力を分かってしまうのです。
カンベネットの問題は、規模の割に解決方法はシンプルかつ幾通りかあるので、この世界線でも無難にこなせそうですね(たぶん)。
ノーホートに関してはPLの腕次第ですね、端から成功しない交渉は無いので、頑張りを期待してます。

家老問題、頑張っていましたが、登板間隔のあいてしまった主人公騎士には少々荷が重かったようですね。
諸侯から意見を聞いたり直接話をするというのは大事です。前にも書きましたが、消極的無視では先手を打たれてしまいます。
直談判しに行くのが蛮族PCというのは全キャンペーン通じて初でしたけど。
リスクをどこまで飲むか、がこの問題の肝ですが、これは上手くやろうとする傾向のあるPLほど悩むでしょう。
しかしどう頑張ってもリスクを0にはできません、この落としどころを迅速に判断できるかが判定基準になります。

そしてここで「自分で建国すればいい」。素晴らしいです、この一言で今回の(GM的)MVPは主人公騎士になりました。

ケストレル家は男子がおらず三姉妹なので、家名を継ぐには良家に嫁いで男子を二人以上もうける必要があります。
ダウェイン伯の養女になった女騎士PCは安泰として、長女はブラック国家のパート事務、次女は官僚とはいえ出自は蛮族が婚約者となれば、ルシオラさんの胸中さもありなん。

蛮族お兄ちゃんは、GMとしても爽やか脳筋で動かしてて楽しいです。
すでに消えたフラグですが、蛮族PCが王国の問題に肩入れしすぎて自領を放置すると、一族を王国に売るものとして反乱が起こったりします。
また婚約者を放置しすぎても、ゴアの魔女に誘拐されるといったイベントが用意されていました。

ナナエさんがブラックに甘んじてる理由が、友人として女王に頼まれたから、と判明しました。
ここらへんも掘り下げていけば、女王の真価やナナエさんとの交渉方法など見えてくるものがあるかも。

物語的には折り返し点を通過しました。問題山積のように見えますが、実際PLが思っているほど危機的状況ではありません。
楽観できる状況でもないですけどね。
GMとしても怠りなきよう、妖術師や幻獣ユニットを追加した集団戦ルールのアップデートにいそしむ所存であります。

----キリトリセン----

エラッタ  (誤)カラドック・コートニー →(正)カラドック・カーンズ


第六話:2014年2月9日(日)実施分(会場:例会昼の部)

記:ベアルク・グレンド(蛮族戦士)PL

 ペンドラゴンキャンペーン第6回のログを作成しました。

 今回の参加者は下記3名です。

・ガーニー・ファミール(老騎士)50歳男性。カムリ人。一度は引退した老騎士。宮廷に復帰し、貴重な文官として皆を助ける。

・シルヴィア・ダウェイン(女騎士)20歳女性。フランス人。ダウェイン伯の養女。自称騎士。

・ベアルク・グレンド(蛮族戦士)25歳男性。エリン人。エリン人豪族族長代理として国政に参加する。蛮……族……?

以上

 ペンドラゴンのキャンペーン第六話です。前回のエンディングから御前会議となる予定でしたが、参加人数的な問題から一旦延期となりました。また、シャルルの参加によって進展するイベントがいくつかあるので次回への参加はお願いしたいところです。

 さて、今回もイベントの関連上時系列を並べ替えているところがありますが、よろしくお願い致します。

 PC側のイベントの前にゴア側のイベントから。これはPC達の知る由もないゴアの王宮の一室のことです。豪奢な服装に妖艶な雰囲気を身に纏った女性が椅子に腰掛け、ひとりの男にかしずかれています。女性はその男-ドルイドが交わしたという約束に興味を持ったようです。ドルイドはそれについての言及をかわそうとしますが、為す術もなく約束について話すこととなり……暗転。

 そういえば、ゴアのユリエンス王はモルガンを后に迎えているそうです。そういえば、少し前にシャルルがゴアのドルイドであるシャンブルに手助けを貰う代わりにナナエさんと一席設ける約束しましたね……イヤァ誰ナンデショウネ、コノ二人ッテ?

 サテ、気を取り直してPC側にいきましょう。最初のイベントはシルヴィアが養父であるダヴェイン伯に呼び出されたところから始まります。ダヴェイン伯はシルヴィアに「今何か問題が起きているのではないか?」と問いかけます。どうやら家老の問題ではないようですが、詳しくはいつも付き合っている連中(PC達)に聞けと言うに留めます。
 どうやら、カンベネットとリリアナ王女の件は諸侯らには感付かれているようです。状況的な判断で察している程度のようですが、事態は概ね知られていると考えていいでしょう。この後すぐシルヴィアはガーニーとべアルクからこの件について情報を得ることとなりました。

 そしてここからが本題です。ダヴェイン伯はシルヴィアに対して縁談を薦めたのです。相手はクラウス伯が養子バルディック卿です。バルディック卿には継承問題が持ち上がっていましたが、どうやら近々正式にクラウス伯の後を継ぐ予定とのことです。無事そうなればシルヴィアは伯爵夫人となります。内々にとはいえクラウス伯からの直接の申し入れのようですし、良縁と言えるでしょう。騎士として活躍することを願うシルヴィアは渋い顔をするだけでしたが……

 養父から直々に申し入れられた縁談を無下もなく断るわけにもいかず、どうしたものかと悩んだシルヴィアは姉であるナナエに相談をしに行きました。ナナエはしばらくは耳を傾けていたものの次第に「いつから此処は子ども相談室になったんだ」的な表情へと変えていき、それを見たシルヴィアはそそくさと立ち去ることとなります。

 城の中を所在なさげに歩くシルヴィアが見たのはカーンズ伯とバルディック卿が話をしている場面。しばらくそっと様子を伺ったシルヴィアは話が終わった後にバルディック卿に声をかけます。卿の方は縁談話を知らないのか特に変わった様子はありません。シルヴィアはカーンズ伯との話をどう聞いたものかと少し考えますが、「カーンズ伯とはなんの話をしているのですか?」と直球勝負にでます。バルディック卿は少しばかり逡巡した後に「領地経営についてなど」と残念ながらボールを見送ります。
 その後しばし2人は歓談し、別れました。どうせならロマンスで判定しておけば後で面白くなったかと個人的に思って話はふったのですが、シルヴィアPLはやはり乗り気ではありませんでした。

 ここでGMがシルヴィアに「妖精伝承」での判定を指示しました。シルヴィアの妖精伝承は低かったのですが……この判定は重要だと判断したシルヴィアPLがチップを2枚投入し強引に成功させます。この判断は実に的確でした……シルヴィアの前を通った一匹のネズミがゴアのドルイドであるシャンブルが変化した姿であることを見破ったのです。

 シルヴィアはそっとそのネズミ-シャンブルの後をつけ、彼がナナエの執務室に入っていくことを確認しました。彼女が執務室にそっと聞き耳を立てていると、どこか(キャンペーン2話)で嗅いだような甘い香りが部屋から漏れていることに気づきます。危険だと判断した彼女は執務室に飛び入ると眠りに落ちているナナエを発見しました。ナナエを部屋の外へと運びだしたシルヴィアは再度部屋へと入ります。そしてまさか見破られているとは思いもしないシャンブルを捕えることに成功しました。なお、この判定にもチップ2枚が投入されています。GM曰く「これだけチップ投入されたんだから仕方ない」とのこと。

 シルヴィアは捕らえたシャンブルをどうしようと考えた結果、ドルイドことだからルザニアさんにお願いすることにします。そして1人では不安だと考え、通りかかったガーニーに手助けを願いました。快く申し出を受けたガーニーとシルヴィア(移動手段:馬)は、シャンブル(移動手段:徒歩)を連れてルザニアさんのもとへ何事も無くたどり着きました。

 なお道中、シャンブルは「やめてくれ~もうお終いだ~」などと非常に悲嘆にくれていました。GM曰くある流派のドルイドが行う誓約に「女性からの質問には正直に答えないとならない」というものがあるらしいです。冒頭のゴアの人物もこれから向かうルザニアさんも女性ですね……うん。

 というわけで、シャンブルはあっさり情報を吐いてくれました。具体的には下記2点です。

 ・シャルルと交わした約束(さりげに今までルザニアさんにしか漏れてなかった)
 ・今回の一件はモルガンの意向でナナエを誘拐するためにこちらに来ていたこと

 冒頭のイベントの後、モルガンに約束のことを吐かされたシャンブルがそんな悠長なこといってないでさらってこいと命じられてた模様です。

 この後、シャンブルをどうするかについてルザニアさんに相談したところ、引き受けてもいいがタダでは引き受けられないとのこと。そこでガーニーがゲームでの勝負を提案します。ルザニアさんの趣味はゲームらしく、高いスキルを持っています。なお女王はルザニアさんを超えるゲームのスキルを持つ彼女の遊び相手だそうです。なかなか相手に恵まれなかったルザニアさんはその提案に乗りました。

 結果ガーニーが僅差で勝利を収め、接戦に満足したルザニアさんにしばらくの間シャンブルを預かってもらえることになりました。とはいえ、そんなに長い間は無理とのこと。シャンブルの処遇についてはいくつか案はでますが、シャルルがいないと話にならないということでこのシナリオ中は保留となりました。一応出た案については以下に書いておきます。

 ・シルヴィア:シャルルとの約束を破棄するなら開放して構わない。
 ・ガーニー:シャルルの話を聞いてから判断。

 ・番外(ベアルクPL):シャルルとの約束の破棄は前提として、その後ゴアに対して正式に引き渡す交渉を持ちかける。断わられたら斬ればいいんじゃね?

 このイベントに関しては、今回はここまでです。色々ありましたが、シルヴィアの大活躍のイベントでした。

 なお、執務室の外に放置されてたナナエさんはべアルクが見つけ、侍女の手を借りて部屋で休ませ……ようとしたところで女王に発見され、女王の勅命によりナナエさんは女王の自室で休息を取ることとなりました。城内にはナナエが過労で倒れたと誠しやかに噂が流れています。ナナエさんは実質軟禁状態で書類は溜まっていく最中の模様です。


 次のイベントは蛮族領、つまりエリン人豪族領の後継者問題です。前回セッション時にべアルクは兄にそれを告げられました。そしてべアルクに反対する勢力は俺がまとめるから自分ごと打ち倒せと持ちかけてきたのです。

 この継承問題の原因はいくつかあります。
 ・本来兄が族長を継ぐべきところを、兄自身が弟のべアルクが向いていると考えて譲った。
 ・女王領の入植地が行っている交易による利益がべアルクを中心に回っていた。
  ※零落した神ヴェーラーを祀るため入植を行った時、べアルクが入植者を出したため。
 ・元々べアルクを支持している部族出身のモーラ以外の縁談を全て断った。

 要は利益が回っていない部族が兄を担ぎ上げて復権を果たそうとしているという話です。

 前回セッションから色々考えるも名案は浮かばず、とりあえず自領に帰ってブチのめすしかないと決意しました。兵力的な数で言えば5分とのことですので辛い戦いになるでしょうが。

 その前にナナエさんに一言行っておこうと執務室に向かったべアルクはシルヴィアと入れ替わりでナナエと対面することとなります。言いづらそうに自領内で戦いが起こることを示唆し王国に何かあった時はよろしく頼むと告げるベアルクに対し、ナナエは継承問題については耳に入っているが力で解決しようとするとは意外だと返します。苦い顔をしつつ蛮族には蛮族のやり方があるのだと答え、別なやり方があるならそれに越したことはないのだがとため息をつくベアルクにナナエはひとつの情報を口にします。

「ガーニー卿の領地は豊かだ。あそこならまだ開拓の余地はあるぞ」と。

 言われた瞬間、あ、そっちは考えてなかったとPLの力が抜けました。
 ええ、いかに兄ちゃんを巻き込まずに相手を殲滅することばっかり考えてました。

 それを聞いたべアルクはナナエに礼を言い、上手くまとめられたなら報告すると言い残して執務室を辞去します。向かう先はもちろんガーニー卿のもとです。

 なおガーニー卿は二つ返事で了承してくれました。また、騎士見習いとして部族からひとり育ててもらうという約束まで取り付けられました。さらに部族の会議に相席してもらうことに。GMが「おじいちゃんちょろすぎる」とこぼすのも仕方ないですね……
 また、ナナエさんに改めて礼を言うために執務室へ向かったべアルクは部屋の外でぐったりしているナナエを発見し……礼を言う暇もなくナナエは女王に軟禁(シルヴィアのイベント参照)されました。

 その後、べアルクは婚約者モーラと兄の3人で蛮族領へと向かいました。ガーニー卿は部族会議の日程に合わせて来て頂く予定です。

 道中、兄がひとつの細工物を手にべアルクを訪ねてきました。モーラが作ったというそれは馬をモチーフにした2つの部品からなり、パズルのように合わせることができるというものです。良い嫁を貰ったなと笑う兄に照れながら、何としても失うわけにはいかないと改めて決意をしました。
 その実データも存在し、兄の分とベアルクの分の2つが揃っている間、1回だけダメージを1D6軽減することができる優れものです。

 部族会議は初っ端に開拓の話を反対勢力に振ることで機先を制する事ができ、何事も無く終わりました。反対勢力は一旦返事は保留し、どう対応するか内輪で喧々囂々としている様子です。棺桶に片足を突っ込みながらもなんとか生き延びている親父が満足そうに笑ってました。なお兄は争いの空気が消え、非常に残念そうでした(笑)

 その後、倒れたナナエに精のつくものを贈ろうと兄とモーラを連れ、3人で狩りに向かいました。しばらくの後、王宮の食卓にエルドラクの肝が並んだそうです。
 ※エルドラク:森に住むトロル。通常のトロルより大きく、退治に来た騎士の装備を奪って武装していることもある。仕留めるためには100人からの部隊で向かい、数十人の犠牲が出ることもある。

 会議から数日後、反対勢力からひとりの使者がベアルクを訪ねてきました。結論として勢力は新たな開拓地の件を俸禄として受け取りべアルクに従うこととなります。ただし、条件として勢力からひとり正妻を迎えることも告げられました。どうやら正妻が2名いること自体には問題ないようです。
 断る選択肢がないと判断したべアルクはひとつの条件のもと受け入れることにします。その条件は現在の婚約者であるモーラ・オファード(12歳)と同じ年頃の娘にすること。使者はそれを聞いた瞬間、やっぱりこの人そういう趣味なのか、という顔をしますが、条件を受け入れました。

 こうして、ナナエさんとガーニー卿に大きな借りをし、ベアルクの評判を生贄にささげることで、蛮族領=エリン人豪族領の内紛は水際で食い止められることとなりました。


 最後にカンベネットについてを中心に情報収集したことなどをまとめます。

 まず、ガーニーにカンベネットのバイエンフェイト修道院から手紙が届きました。内容はブランディガン卿が兵力の再編成を終了し、いつでもリリアナ王女を迎える準備はできたとのことです。またリリアナ王女の様子を尋ねてきました。
 リリアナ王女は現在ルザニアさんの元で療養中です。傷跡が残りはしたものの、徐々に回復には向かっているようです。

 ガーニー卿は返信をしたためた後、まずはガールス国内、カーンズ伯の情報を得ようと動きます。分かったのは下記ののようなことです。
 ・クラウス伯と連絡を取り合っているようだ。
 ・コートニー伯との連絡がさらに密としている。
 ・ダヴェイン伯へシルヴィアへの縁談を持ちかけてきたらしい。

 どうやら着々と地盤固めをしている模様。メモになかったので記憶頼りですが、クラウス伯にはバルディック卿への縁談を持ちかけていたはずです。

 また、ヴェーラーを祀るエリン人による開拓地で交易が活発になったことで内通者が紛れ込んでいるんじゃないかという噂が立っているようです。こちらについては部族会議でべアルクが相談を受けています。交易を行うにあたって書類仕事のため会計を用意しなければならないのですが、これが難しい。時代的に識字率が低いのが原因です。結果的にそうした技能を持っている商人などを雇い入れることになるのですが、信用できるかというと微妙なラインです。この辺りが内通者の噂の原因となるわけです。

 そんなわけで、べアルクが領地経営においては一目置かれた人物であるカーンズ伯に相談を持ちかけます。領地経営について学ばせてもらうことはできないかと。その頼みは残念ながら断られました。理由としては経営についての人材はカーンズ伯の方でも不足しているとのことです。代わりの手段としては商人の他にはサクソン人のドルイドを雇うという方法とルザニアさんを頼る方法、そして教会を頼る方法があると教えてもらいました。
 ルザニアさんを頼る方法と教会を頼る方法については考えてなかったので、次回以降検討してみるつもりです。書きながらヴェトリウス(ドルイドPC)を通じて教会にひとり送り込んで、最終的に開拓地に赴任させてもらう方向はどうかとか考えてみたりはしています。

 さて、領地経営についての話が一段落した後、べアルクは徐ろにカーンズ伯へカンベネットの話を始めます。口にした後すぐカーンズ伯は「それはデリケートな問題だ」と前置きをした上で話を聞く体制に入りました。やはりこちらがリリアナ王女を匿っていることは察しているようです。この相談した内容を下記にまとめます。

 ・現状でカンベネットをどうするか?
  自分なら見捨てる。兵を送って確保してもメリットはない。
  だが、それ以外の方法があるなら別だ。
 ・どこからか王女が帰還した場合、必要なことはあるか?
  戴冠を行う必要がある。国家レベルでの承認が必要だが、教会でも可能である。※
  ※教義による判定に成功する必要あり
  (今回の3人は失敗したが、次回以降に判定をすることは可能)

 ・カンベネットをゴアが再侵攻しないためには
  攻めるだけのメリットがなくなれば止めるだろう。
  サクソン人が活性化するようなことがあれば圧力となるだろう。

 ・ゴアがカンベネットを攻める理由
  ユリエンス王がケチくさ……もとい自領を削って配下の騎士達に与えることを快く思っておらず、カンベネットを分割して与えようとしているため。話を聞いている感じだと、配下の勢力から要望されてのことのようです。※
  ※騎士を叙任した際には領地を授ける必要があります。通常は自領のどこかを削って与えることになります。

 ・ゴアがカンベネットを支配下にいれた場合ガールスへの圧力が高まるか?
  そうはならないだろう。※
  ※ゴアは複数方面へ拡張路線をとっているようです。
   しかしそれだけでない含みは感じられました。

 以上です。さすがはカーンズ伯、ゴアのこともよくご存知のようですね。それはさておき、カンベネットに関してはこちらの方針で良さそうですが、戴冠に関しては初耳でしたので早い目に詰める必要があるでしょう。

 この後、ガーニーとシルヴィアはノーホートへ2人で偵察に行きました。ルートは海岸線沿いの街道を抜ける通常のルートです。2人はノーホートの実質的な支配者であるエスフリダの館をその目に収めると、そのまま帰還しました。結果として下記のようなことが分かりました。

 ・ノーホート王はほぼ人前には出てこない。
 ・エスフリダが実質的な支配者である。
 ・領地の状態は良くない(状態:難)。略奪を行うような余裕はなさそうだ。

 ※偵察とは直接関係ありませんが、前回のログで一点訂正があります。エスフリダの旦那さんが亡くなったのは3話の襲撃時だったようです。先王の戦いは無関係でした。申し訳ありませんでした。

 以上。今までの情報収集結果が(記録ミスを除き)真実だと確認することができました。捕虜を返還することによる取引は成立しそうです。後はどんな条件をつけるかと誰が赴くかを決めれば大丈夫でしょう。

 ここまでで今回のセッションは終了しました。次回は御前会議……カーンズ伯が離反するところかららしいです。

 さて、人数不足により急遽時間を差し挟まれた今回のセッション。当初はさらなる地雷設置の時間かと思われましたが、シルヴィアの活躍によりむしろ地雷解除の回となったといって過言ではないでしょう。個人的には自領の問題が概ね解決できたので満足です。これに関してはナナエさんとガーニー卿に大きな借りを作ったので、しばらくは頭が上がりません。モーラがいびられるフラグを折った代わりに今後べアルクに付き纏うことになった噂についてはすでに諦めました……

 次回はまずシャルルをシャンブルと並べて正座させるところからですね。彼がいないと進まないイベントが多いので参加は必須となるでしょう。そして今回のメインイベントとなるはずだった御前会議でのカーンズ伯の離反です。マスターがそう言っていた以上避けようはなさそうなのでどう影響を低くするかですね。
 最悪のパターンは家老に推したところで断られることでしょうか。家老関連の話はこちらで進める話になっているので下手に止めるわけにはいかないのが困ったところです。進めないと信用に関わりますので、上手いこと空気を壊してくれる手が欲しいところです。家老の選定で真っ当に異議を唱える事ができる人物といえば女王になります。御前会議前に時間が取れたら少しでも話をしておきたいところです。

GMより一言
蛮族とは一体・・・・うごごごご

 方々お疲れ様でした。
今回の白眉は「んじゃこっちもチップ2枚で」と「愛ゆえロリコンを嘯く」ですかね
PL3人ということでどうなるかと思いきゃ、結果想像をはるかに超えるフラグ回収回となりました。
いやほんとGMもビックリです(何度目だ

 シャンブルは、初期においては狂言回し的な立ち位置のキャラだったのが、フランス人騎士の活躍()によって一躍重要キャラに格上げされました。
いやー、卑屈なキャラの演技って楽しいんです。
今回フラグ設置のために誘拐イベントを組み込んだのですが、普段ポンコツ枠に置かれがちな女騎士、彼女のPLは思いがけないところでホームランを放つことがあることを失念してました。
フランス人騎士は問題のハードルが下がった代わりに、大きな借りを作ってしまいましたね。
 一方、女騎士の縁談に関しては、バルディック卿も堅物なため難航が予想されます。はてさてどうなることやら。

 実はフランス人騎士の一軒が無くても、ナナエさん誘拐イベントは中盤に用意されていました。
キャンペーにおいて大きな一つだったのですが、アッサリ頓挫してしまったため、実はGM困惑中です。
御前会議前に、ナナエさんいない状態で右往左往するPLを眺める愉悦が・・・

 蛮族領の問題も思った以上にスッキリと納まり、活躍(?)の場を奪われたお兄ちゃんガッカリです。老騎士まじちょろい。
表記こそは蛮族となっているものの、実態は諸侯と同じく連合体の1勢力なわけで、今回の立ち回りは勢力の長としては満点に近いものだと思います。
前にも書きましたが、このキャンペーンのテーマは取捨選択と決断で、フラグ設置を見越しロリコンを貫いた蛮族PLは実利、ネタともに天晴でした。

 あとはカンベネットと、カーンズ伯の去就です。
伯の離反はほぼ確定ですが決定ではありません、またカンベネットも戦闘せず解決する手段もあります。
GMが期待値を上げてきていますが、皆様それをさらに上回ってくるものだと期待して、次回に臨みます。

 追記、モーラは健気でかわいいでしょ。

傍観者のコメント

ログ作成お疲れさまでした。
パンダさん主人公回でしたね。

個人的にナナエさんは誘拐された方が休養が取れたのではと思ったり思わなかったり。

今ひとつピンと来てないのですがカーンズ伯離反はやはり自分で実権を掌握できないからなんですかね。
比較的良好な関係で流れて来ている感じがするのですが。

今後に期待しております。

ベアルクのコメント
モーラ健気かわいい(挨拶)

 PL、キャラクター共にモーラは気に入っているのですが、心情的には年の離れた妹の感じな不具合。
政略結婚相手との関係としては悪くはないですが。
 二人目の相手はどんな子かが気になるところです。年の差によるアドバンテージは避けましたが(血涙)
後世に名前が残らないよう祈るばかりです……

 個人的な今回の大金星はやっぱり女騎士、シルヴィアですね。今回まさに大活躍でした。
 あの判定がナナエ誘拐フラグとは全く気付いていませんでした。
シルヴィアPLの持つシナリオに対する独特な嗅覚とあのチップの切り方は真似できないところです。

 今回の老騎士ガーニーの頷きっぷりは堂に入っていたというかなんというか。キャラクター的には有難かったんですが。
よく考えると後でとんでもないこと条件を押し付けてくるという怖さ…………もありませんでしたね。
 ガーニーにはまた苦労をかけそうなので恩返しがてら全力でアシストするつもりです。

 カーンズ伯の去就に逆転の余地があるなら狙ってみたいところですね。ぱっと思いつくところといえば女王のカリスマに頼ることくらいですが。
 カンベネットはいざとなったらお兄ちゃんに憂さ晴……げふんげふん、活躍してもらうつもりでしたが、やはり今の方策だけでは十分ではないというところでしょうか。サクソンとの交渉はやはり行ったほうがよさそうですね。

 次回もGMの期待を上回れるよう色々考えて臨みたいと思います。

GMより一言
>カーンズ伯離反

 タイミング的にも良い質問だったので。
 PCは女王を擁立する立場なので、諸侯とは常に利害で対立します。
キャンぺ開始時には、サクソンの脅威にさらされているラトフォート伯、待遇に対して不満を持つカーンズ伯、両名が王権に対して懐疑的であり、加えてカーンズ伯と親戚にあたるコートニー伯が要注意人物になります。
 最初の山場である対サクソン戦をクリアすると、ラトフォート伯は忠誠度が上がり、勝敗の度合いによって諸侯にも影響を及ぼします。
他に、諸侯から兵力を抽出するかしないか、御前会議でのPCの態度、戦後の分配、等々で刻々変化します。
 ここで大抵のPCはカーンズ伯を冷遇しがちになりますが、それは罠。
ゲーマーの多くはネタで口にはしても、自分の手を直接汚す決断をできない人が多い、それを見越したクソGMの愉悦装置です。
カーンズ伯は態度は悪くとも、租税や軍馬は怠らず提供しているので、そこを見落とすとアッという間にフラグが立ちます。
その点、カーンズ伯を初期で暗殺した世界線のPCは見事でした。
 また、暗殺しないにしても、消極的無視で放置すると行動が読めなくなります。
この世界線では蛮族PCがコミュをとっているので、カーンズ伯の意図や行動が分かりやすくなっているはずです。
あとは利害の摺り合わせなのですが、そこまでは蛮族PCの手には余るわけで、他のPCの知恵と行動と権力と暴力に期待したいところですね。


第7話 2014年5月11日(日)実施分(会場:例会昼の部)


今回はマクドゥーガルとベアルクの2名がレポートを書いてくれましたので両方を掲載します。

 ペンドラゴンキャンペーン7話の参加レポートでございます。いつも通り無駄に長いので暇な時にでもどうぞ。

 林務官マクドゥーガル・ラーズグリーズのプレイヤーが記す。
今回の参加者は以下の6名。

シャルル・マルキューム(フランス人騎士)

シルヴィア・ダウェイン(女騎士)

ヴェトリウス・ユリウス(ドルイド)

ガーニー・ファミール(老騎士)

ベアルク・グレンド(蛮族……だったはず)

マクドゥーガル・ラーズグリーズ(林務官)

 今回は前回以前の積み残しフラグを解消するための重要人物が参加していたのでその辺に焦点が当たった回となりました。ちなみに前話から引き続き本セッション終盤までこの国を事実上切り盛りしているナナエさんが療養名目で女王の私室に軟禁されています。
 セッション開始直後は前回までのおさらいを兼ねて、ハドリアヌスの長城の南側、ノーホートとマラホートという二つの国についての解説から開始。元は一つだったらしいのですが、内紛を経て二国に分裂したとのこと。ガールスとは長城で隔たれているものの、超える気があればサクソン人達がしているように越えられなくもないので今後動向に要注意です。

 そして今回のある意味中心となった、シャルルとシャンブルの密約に関して、ルザニア宅でシャルル本人の弁明を聞くシーン。シャンブルの口から出た分だけでもキャラクター達にとって十分に酷いと思っていたものの、シャンブルの証言をもとにシャルルに尋問をすると更に出るわ出るわという感じでボロが出ました。プレイヤーとしては某裁判ゲームの尋問シーンで証言台に立つ人物に対して揺さぶりを行っているような気分です。……追加される証言の内容が余りにも残念すぎるのがアレですが。結果、シャルルの動機があんまりにも残念かつ即物的だったので、ホントコレどうしたものかという話になったあたりで騎士内で最も身分が高いガーニー卿預かりにして一旦保留しようということになりました。ガーニー卿曰く「次の戦で常の倍の武功を上げて此度の失態の償いをせよ」とのこと。そしていつまでもシャルルの吊し上げをしていても仕方がないということで、次の懸案たるリリアナ王女&カンベネットについて根回し?的な何かをしようということで一旦王宮に戻ることに。

 一方その頃、その会合には出席していなかったベアルクが王宮付近をぶらぶらしていると、突然複数台の馬車が訪れ囲まれました。馬車から現れたのは蛮族領の蛮族達とベアルクの第二夫人となる少女リーサ=ハルバリでした。リーサはベアルクを見つけるなり第一声が「私、第一夫人には負けませんから!」という何ともコメントに困るセリフでした。がんばれ、ベアルク。
 ベアルクはとりあえずは顔見世でもするかとリーサを伴い女王の下へ。

 騎士達はまずはリリアン王女の政治的な地位を保障してもらうべく、政治力の高い人物に戴冠してもらおうと動き始めます。まずはPC内にコネがある人にあたってみようということでヴェトリウスの師匠的ポジションであるブリアン司教の下へ。話を聞いてみるとブリアン司教はこの周辺の司教の中でもかなり身分の高いお方のようで、「ガールスが全面的にゴアに喧嘩売りつつの戴冠式になる」という一点を除けばリリアナ王女の戴冠式を行うのにこれ以上ふさわしい人物はいないというお方でした。その一点が致命的なまでに問題なので、そこをどうにか回避できないかと知恵を出し合う一行。ブリアン司教の意見というか意思は9割がた聞かなかったことにして、権威ある円卓から形式的に任命されたから仕方ないよね?って形にすれば協力してくれますよね!と割と力づくで協力を取り付け、ならば善は急げだ!と言わんばかりにリリアナ王女を回収して即座にキャメロットへと出発していきました。この時林務官は残ってやることあるのでと離脱。

 ここから話はキャメロット組と残留組に分かれて同時に展開していきます。

 まずキャメロット行き組ですが、道中で円卓の騎士の一員であるフロリダス卿と、騎士になりたてのゴアの王子ユーインと出会いました。そこでPC達はフロリダス卿に事情を説明し、リリアナ王女の身の証をたてるべく円卓会議にとりなしてもらえないだろうかと要請。とやっている横で仇敵同士になるリリアナ王女(被害者)とユーイン(加害国の王子)がお互いに感情的に爆発し、それをフロリダス卿が止めるという一幕も。
 
 その頃、ガールス国内では諸侯だけで会議が開かれようとしていました。そこに一介の公務員であるマクドゥーガルがしれっと参加。会議はまずカーンズ伯が家老にコートニー伯を推薦したところから始まりました。一番の有力者が自分以外を推薦したということで特にもめることもなくあっさりと家老はコートニー伯に決定。そしてそのままカーンズ伯は自領は王国から独立することを宣言。参加者の大半が唖然としている中流れるように見事に挨拶をして立ち去って行きました。マクドゥーガルは会議室内に残された諸侯の観察をしてから退室。

 場面はキャメロット組に戻り、キャメロットへは無事到着。そこで修行に来ているガールス王子と出会う。PC達は王子が(一部個人的な部分を除いて)立派に成長しているのを知り感動。したものの、今回のキャメロット訪問は王子に会いに来たわけではなく別の目的があるのでそちらのために行動開始。直接来なければ危なかった……という感じでしたが多数派工作は何とかうまくいったようで議題の一つとしてリリアナ王女に関して取り上げてもらえることができました。また、この工作の途中、ユーイン王子が自国の王に対して懐疑的な考えを持つようになったという副産物を得ました。その結果、円卓会議での証言の際に、ユーイン王子が次のような提案をしました。王子曰く当事者であるシャルルとハンバート卿が一騎打ちをし、勝利したほうが正しいということで決着をつければいいじゃないか、と。
 その後話が妙な方向に転がりだし(何せかかってるのは元カンベネットの領地全て)、ゴアとガールスの間でトーナメントを開いてその結果で決着をつけようということでまとまってしまいました。戦争になるよりはマシですがこれはこれで厳しい気がします(主に人材の量の差で)。

 キャメロットからの帰り道、マラホート領を通過中にマラホートが大量の傭兵を集めて軍事行動の準備をしているのを目撃しました。またその中にサクソン人のスパイが紛れ込んでいるのも発見。どうやらこの軍勢はそのまま北進してノーホートに対して攻撃をし、ノーホートの軍勢を掃討するのが目的の模様。一行は首を突っ込みたくなったものの、リリアナ王女を無事に送り届けるという優先事項があったのでこれを意識の隅に留めつつスルー。

 その頃残留組はちょうど女王のところで第二夫人の顔見世をしていたベアルクと、カーンズ伯が鉢合わせ。ベアルクとリーサの歳の差もあって「娘か?」などとカーンズ伯に尋ねられたりしてました。その後カーンズ伯は女王に独立の挨拶をし退室。カーンズ伯の話を聞いて女王が卒倒したのでベアルクも退室。カーンズ伯とベアルク、そしてちょうど会議から抜け出してきたマクドゥーガルも合流し会話しながら王宮を出ていきました。カーンズ伯はベアルクをかなり買っている模様でした。林務官プレイヤー的には参加できなかった期間にカーンズ伯と会話できず非常に惜しく思いました。カーンズ伯とは一度ここでお別れとなります。

 その後、マクドゥーガルは王宮付近でストレンゴアの林務官と出会います。同業の親しみから何の用かと尋ねたところ郵便配達のためにここまで来たということで、代わりに届けようと申し出ました。すると宛先は婚約者であるルシオラ宛。手紙の封につけられた印はストレンゴアの王であるブランゴア王とその配下の騎士のものでした。とりあえずは他国からこんなものが着てたとナナエさんに伝えておくに越したことはないかな、とナナエのところに行くマクドゥーガル。ちょうど女王が卒倒してくれたおかげでナナエさんは自力で面会謝絶を解除していたところでした。
 手紙を見せると、遠慮の欠片もなく封を破壊し中身を読むナナエさん。そのおかげ?もあってナナエさんからルシオラの行動の根底にある動機を教えてもらえました。マクドゥーガルは教えてもらってばかりでは悪いなぁと、シャルルとシャンブルの密約の件について世間話の延長のようにしれっと話して聞かせました。一瞬にしてキレてルザニア宅へ向かうナナエさん。面白そうなものが見れそうだと口には出さずに取りあえずついていくマクドゥーガル。
 キャメロット訪問組はこの辺で戻ってきました。メタな視点で嫌な予感がするシャルル以外は女王の下へ今回のキャメロット訪問の結果を報告に行きました。シャルルは侍女からナナエがルザニア宅へ行ったと聞いて急行。

 ナナエさんはルザニア宅でシャンブル(女性の質問には必ず答えなければならない制約をもつ幻術師)から事の次第を全て聞きました。放っておくとそのままシャルルを死罪にしてしまいそうだったので現在この件はガーニー伯預かりとなっていますと付け加える林務官。一部始終を面白そうに眺めるルザニア。ナナエさんはガーニー伯預かりになっているなら彼の面子を潰すわけにも行かないだろうととりあえず引き揚げます。そしてその途中シャルルと出会い、開口一番「私を売ったな」と腹の底から絞り出すような声でいいました。そこで長々と申し開きをするシャルル。外野はプレイヤー発言で気楽な発言をしてました(何せ次から次へと一級品の墓穴を手早く掘り進むせいでフォローの仕様がない)。そしてシャルルは弁明が終わったころにキャメロット行きの結果を付け加えるように報告し、取りあえずはトーナメントが終わってからという話になりセッション終了。
 
 次回はゴアとのトーナメント大会が主題になりそうです。一応林務官の個人的事情もセッション終了前にしましたがとりあえずルシオラの動機を知ったうえで林務官が出世すればOkということで現状保留のような感じです。次はおそらくキャンペーン全体でも正念場だと思われるので参加できる人はベストを尽くしましょう。

GMよりの一言

方々お疲れ様でした。
今回の白眉は、フルプレート土下座ですかね。
実際のフルプレートも以外に可動範囲は広く、マクシミリアン鎧のような重甲冑でもスクワットや反復横跳びは(体力が許せば)可能だったりします。
はてさて物語も終盤に差し掛かりつつあります。
振り返ってみると、人数が少ないとフラグが回収され、多いと設置が増える不思議なキャンペーンですね。

シャルルんはシャンブルが捕まったから良いようなものの、もしナナエさんが誘拐されてたらコレじゃ済まなかったでしょうね。
パーティではなく群像型のシナリオなので、PLが失脚することも想定内でしたが、自爆は計算外でした。
老騎士は地位や実績を削られつつ、色々と許したり許可取ったり、童話の「幸福な王子」みたいで...。
うん、これでいつ死んでも天国は確約されてますよ。

ブリアン司教が戴冠を渋ったのは、彼自身の権力闘争への忌避もありますが、生命の危険もあるんです。
もしゴア側が外交戦を仕掛けたときに、逆賊(の疑いの晴れない者)を戴冠させたとなると、最悪ローマから破門される恐れがあります。
破門は、聖職者にとっての死刑宣告ですから、司教が確たる正当性を求めるのは当然なのです。
とはいえ説得する方法はなかったわけでもなく。
たとえば、バイエンフェイト修道院長(修道士でも可)が神の御前で事実を申し述べ救済を乞えば、司教は断れなかったでしょう。

フロリダス卿は珍しいピクト出身の騎士で、北方に詳しいことと年長ということで、ユーウィンの指導をしています。
両名はカンベネットの一件を視察に行っていましたが、フロリダス卿はゴアの謀略について薄々感づいていました。
ユリエンス王は円卓のメンバーであり、その妻モルガンはアーサー王の血縁であること、そしてカンベネットの人的損失を考え、 明らかな復興のめどが無ければ、ゴアが統治した方が無難と考えていました。

-第二夫人-ことリーサは、ほぼすべてランダムで構築しましたが、実に良い感じに仕上がりました。
蛮族の分裂がこういう形で回避されたのは初めです。
もう蛮族の成り上がりストーリーでいい気がしてきた。
更にカーンズ伯が離脱したことで、単体の勢力規模としては蛮族が最大になってしまいました、これはこれで危機なはずなんですが...うーむ。

セッション中に飛び出して、その表現にGMが大いに納得した、ルシオラさんの「婚活」。
現代ではなかなか理解しづらいかもですが、この時代の女ってのは何かと大変です。
これに関しては解決法はいたってシンプルなので、そこらへんはPLの能力に丸投gもとい期待しております。

〆に、散々な言われようなシャルルんですが。
彼がハンバート卿を倒していなければ、カンベネット側の主張も弱くなり、ひいてはトーナメントではなく武力で解決。
なんてことにもなりかねなかったわけで、その点のみは金星として評価してます。

それに、後先考えない特攻型のPLなんて最高の素材じゃないですか(満面の笑みで


第7話 2014年5月11日(日)実施分(会場:例会昼の部)

記:ベアルク・グレンド(蛮族戦士)PL  ペンドラゴンキャンペーン第7回のログを作成しました。
 今回の参加者は下記6名です。

・シャルル・マルキューム(フランス人騎士)18歳男性。フランス人。ロマンスに生きる騎士。

・ガーニー・ファミール(老騎士)50歳男性。カムリ人。一度は引退した老騎士。宮廷に復帰し、貴重な文官として皆を助ける。

・シルヴィア・ダウェイン(女騎士)20歳女性。フランス人。ダウェイン伯の養女。自称騎士。

・ヴェトリウス・ユリウス(ドルイド)23歳男性。エリン人。異教とキリスト教の間を取り持とうとするドルイド。

・マクドゥーガル・ラーズグリーズ(林務官)24歳男性 カムリ人。発言が色々と黒い公務員。

・ベアルク・グレンド(蛮族戦士)25歳男性。エリン人。エリン人豪族族長代理として国政に参加する。蛮族とは一体……うごごごご……。

以上

 ペンドラゴンのキャンペーン第七話です。前回ログで記載したとおり、今回はシャルルの参加によりカンベネット関連のイベント進行がメインとなりました。シャルルは今回もとてもシャルルでした……。

 さて、今回もイベントの関連上時系列を並べ替えているところがありますが、よろしくお願い致します。

 今回のシナリオはシルヴィアとガーニーがシャルルを呼ぼうと話していたその時、シャンブルが捕まったことを全く知らないシャルルがリリアナ王女に会いにやってきたところから始まりました。

 ちょうど良い所に来たとばかりに事情の説明を求める2人。必死で助けを求めるシャンブル。面白いことになったと背後でニヤニヤしているルザニアさん。同じタイミングでリリアナ王女と話をしにきたマクドゥーガルも何事かと耳を傾けています。

 そんな中シャルルは悪びれもせず答えました。「ナナエさんと合わせる約束をしただけです」と。そしてシャンブルがもらした「シャルルから惚れ薬を頼まれた」という発言。

 おそらくその場にいた全員が思ったことでしょう。こいつ事の重大性を理解していないんじゃなかろうか、と。仮想敵国の宮廷魔術師を自国の実務上の重鎮に合わせる約束をして、実際さらわれかけたきっかけを作ったことを自分の所為じゃないと思ってるんじゃなかろうか、と。

 アカン空気が流れる中、ガーニー卿が気を取り直してシャルルに告げました。「騎士ならば戦で名誉を回復せよ。次の戦で人の倍の成果を出すのだ。それまでは私がその身柄を預かろう」 ガーニー卿がそう言うならと皆は引き、責任の追求はそこで一旦終了となりました。
 ガーニー卿PLの名誉のため明言しておきますが、ここで何とか取りなしてくれないかと頼んだのは私(べアルクPL)です。正直この辺りに絡む気はなかったのですが、まとまりそうになかったので……べアルクを出すとナナエの元に引きずっていって首はねていいか聞くくらいしかできませんし。

 舌の根も乾かぬうちに、シャルルが「リリアナ王女に会いたい」といった時は、GMが防護点1点あげようかと発言したほどです。何とかして領地は取り上げよう(使命感)
 なお、シャンブルはルザニアさんがいい小間使いが手に入ったとご満悦でしたので、そのままお任せすることになりました。

 ここでマクドゥーガルがリリアナ王女への話を思い出し、面会することとなりました。なおちゃっかりシャルルも参加しています。
 話とは戴冠に関してです。現状リリアナ王女のの主張とゴア側の主張は真っ向から対立しています。後ろ盾なしにカンベネットに帰還してもはねのけられる可能性が非常に高いため、後ろ盾として教会のブリアン司教を頼り戴冠式を執り行うのはどうかとマクドゥーガルはリリアナ王女に提案しました。
 リリアナ王女はガールスの教会で戴冠式を執り行なえば、それはガールスが後ろ盾として扱われることとなる。とこちらを気遣い難色を示しました。ええ子やなぁとほっこりしながら、まずは司教に話をしようと教会に向かうこととなりました。

 ※ブリアン司教について:先王がローマ・キリストの後ろ盾を得るために招いた司教で、その影響力は大きい。趣味人であり権力闘争から逃れるためにやってきたという話もある。

 ブリアン司教への繋ぎのため、ヴェトリウスを加えた一行は教会でブリアン司教と話し合うこととなります。

 リリアナ王女を紹介された瞬間、事態を悟った司教はのらりくらりとかわそうとしますが、最終的に後ろ盾となることはできると言質を得ることができます。しかしやはりリリアナ王女も言ったとおりガールスの教会で戴冠式を行う以上ガールスが後ろ盾とみなされることは避けられないようです。

 そこでヴェトリウスはキャメロットの後押しがあれば問題ないかと提案し、円卓を納得させられれば問題ないという結論に達ました。そうして一行はキャメロットへと旅立つこととなります。この時、マクドゥーガルは婚約者であるルシオラ・ケストレルの問題(第五話参照)について話しあうために城に残りました。

 キャメロットへ向かう一行は相談の結果、リリアナ王女を身分を隠さず堂々と連れて向かうこととしました。これは円卓の印象を良くするためです。
 そうした中、一行は2人の騎士に遭遇しました。円卓の騎士であるフロリダス卿と未来の円卓の騎士であるユーイン卿です。ユーイン卿はゴアのウリエンス王の息子である若い騎士です。彼らはカンベネットの事件についてマラホート側から偵察を行っていたとのこと。
 この時、カンベネットの事件について彼らの見解がゴアの言い分である「カンベネットの家臣が反逆し、ゴアが平定した。」ということであったため、リリアナ王女が爆発しました。そして「カンベネットはゴアの策略により乗っ取られている」というリリアナ王女の言い分を聞いたユーイン卿が連鎖爆発を起こしました。ちなみにフロリダス卿はそれを聞いても動揺はしていませんでした。
 結局フロリダス卿がユーイン卿を、ガーニー卿がリリアナ王女を宥め、共にキャメロットへ向かうこととなりました。

 キャメロットへ到着した一行はガールスの王子に会い、近況を報告し合います。王子はモードレット卿やユーイン卿に並ぶ若手の有望株へ評価されるまでになっていました。ただ、少々脇が甘いとの話もあります。

 カンベネットの件については円卓会議に向けて、ゴアが根回しを進めている様子。負けじとこちらも根回しを行い会議に備えます。全員で行った根回しの効果は大きく、ユーイン卿がゴアの言い分は間違いであったと謝罪に来るほどでした。結果的にリリアナ王女の言い分を支持するというユーイン卿と約束を交わすことができました。

 そして円卓会議の日です。リリアナ王女が熱くなり、ガーニー卿にたしなめられたところで実際にゴアと遭遇したシャルルがその日の出来事を語り始めます。
 リリアナ王女を害そうとした騎士はゴアの騎士であるハンバート卿であるとはっきりと言い切ります。ハンバート卿は現在カンベネットに駐留している騎士であったことからこれはかなりの説得力があったと思われます。問題があったとすれば、その時の決闘でハンバート卿が自分から逃げたとも言い切ったことでしょうか……。
 それを聞いたユーイン卿は自分の父の行いに後ろ暗いところがあったことは認めますが、ハンバート卿の名誉を守るためどちらの言い分が正しいかについてはシャルルと改めて決闘を行い決定してどうかと提案します。これについては同行していたヴェトリウスが賛成し、ユーイン卿へ立会人となることを依頼します。
 しかし、ユーイン卿は自分が立会人となるには不足があるとして国同士のトーナメントをしてはどうかと提案します。この提案が円卓によって受け入れられ、ガールスはゴアとトーナメントを行うこととなりました。

 トーナメントは幾つか種類があり、一騎打ちや勝ち抜き戦、小規模な集団戦などがあるようです。それらの種目でそれぞれ対決し勝敗を決することになります。
 勝者の言い分が通ることになりますので、ガールスが負けるとリリアナ王女が王女を践祚しカンベネットの乗っ取りを企んだということになるでしょう。要はあれです。シャルルに負けは許されません。

 会議が終了した一行はガールスへの帰路へとつきました。そしてその途中マラホートに傭兵と騎士の集団があるのを見かけました。よくよく観察すればサクソン人のスパイの姿も見受けられ、これは北上しノーホートを攻めるのだろうと予測されます。

 ガールスへたどり着いた彼らはどこかへ向かおうとするナナエとそれを追うマクドゥーガルとべアルクとすれ違いますが、そのまま女王へ向かい顛末を報告します。女王は王子が元気になっていたということを除き、耳に入ってはいないようでしたが……

 そこでナナエがルザニアさんの所に向かったと聞いたシャルルが「あ、やべっ」とばかりに慌てて後を追いかけることに。

 彼らがガールスとキャメロットを往復している間に何があったかは、時間を遡って記載していくことにします。

 まずは宮廷に蛮族領(べアルクに対する元反対勢力)の代表がべアルクを訪れます。連れているのはまだ年若い(12歳位)の美しく着飾った少女。名前はリーサ・ハルバリ。開口一番「第一婦人には負けない」と言い放つ勝ち気な少女がべアルクの新しい婚約者でした。

 べアルクは当初からの婚約者であるモーラにリーサを紹介するために、行儀見習い先から呼び寄せることにします。しばらくの後、モーラはリアンナ(行儀見習い先の先生、主人公騎士ルリジオンの妻)を伴ってやってきました。
 2人を出迎え、部屋に戻ってみるとリーサがモーラとリーサの荷物を2つに分けて部屋内で住み分けをしようとしてました。べアルクは2人の間に差をつけることはしないと言い部屋を3人で戻そうと提案しますが、リーサは「私のほうが綺麗に戻してみせます」とやる気満々でした。ちなみにモーラは緊張しっぱなしでオドオドしてました。2人共可愛い、もといどうすれば仲良くしてくれるんだろうと頭を悩ませるべアルクでした。
 ……あ、リアンナはそんな3人を見てあらあらまぁまぁうふふと非常に楽しそうでした、助けてくださいお願いします。

 そんなやりとりから数日後、マクドゥーガルはカーンズ伯が諸侯を集めている場に居合わせます。カーンズ伯は今家老の問題が出ていることに言及し、コートニー伯を推薦します。そうして諸侯が頷くのを待って、現状騎士達が独自の判断で動くことが多く諸侯らが軽く見られていることに不満があると告げ、さらにこう続けました。

「自分は独立する」

 そう宣言すると女王に伝えてくると言い、その場を立ち去ります。

 それを聞いた諸侯らは頭を抱え、そしてその中からダヴェイン伯が怒りとともに吐き捨てました。「最も影響力のあるものが抜けてどうするのだ」と。
 マクドゥーガルは一連の流れを聞き終えるとそっとカーンズ伯の後をつけました。

 ガーニー卿のもとで修行しているカーンズ伯の次男がそれを聞き、父の所業が信じられないと大いに反発するのはもう少し先の話。

 それとほぼ同じ時、女王の私室を訪れたべアルクが女王に婚約者であるモーラとリーサを紹介していました。さりげにリアンナもついてきています。女王は2人を見て、可愛い口にし、嬉しそうにしていました。女王の私室で休まされているナナエは幼い2人と自分を見て生暖かい目を向けてくれました……そうした意図には気づいているようですが……ぐぬぬ。

 そんな中、カーンズ伯が女王を訪ねてきます。彼は一方的に独立を告げるとそのまま立ち去ります。女王はふらっと倒れこみ、ナナエは思わず立ちあがります。べアルクはリアンナに婚約者2人を預けるとカーンズ伯を追いかけます。

 マクドゥーガルは女王の私室から出てきたカーンズ伯に挨拶を行い、林務官らしく領地の境界線について等、先に向けての話をしていました。
 女王の私室から出たべアルクはカーンズ伯に「おめでとうございます」と祝いの言葉をかけます。訝しげなカーンズ伯にべアルクは伯は野心に向かって動き出したのだから送り出す時には祝いの言葉をかけたのですと言葉をつなげ、カーンズ伯の感心を得ることとなりました。

 そしてまたしばらくの後、カーンズ伯は王城の私室を引き払い自領へと帰って行きました。そんな中、マクドゥーガルとべアルクは城から出て行く見慣れない林務官を発見します。どうやら他国(ストレンゴア)の林務官のようです。
 興味をもったマクドゥーガルはその林務官に声をかけた所、所用のついでに手紙の配達をしているとのこと。そしてその中に自身の婚約者であるルシオラへの手紙があり、それを届けて欲しいと頼まれます。その手紙の封にストレンゴアの王であるブランゴア王とその配下の騎士の紋を発見した彼はまずはナナエの元へ向かうことにしました。

 ※ストレンゴアはゴアの北に位置する国です。

 ナナエは手紙を見ると止める間もなく開封し、中身を確かめます。やはり手紙は縁談に関係するものだったようです。ルシオラの身の振り方についてどう考えているかマクドゥーガルが質問したところ、好きにすれば良いと返されます。

 ※ルシオラが一定階級以上の人物との縁談にこだわるのはケストレル家について説明する必要があります。ケストレル家はフランス人騎士団を擁するために先王が領地を与えた家です。現在ケストレル家の直系は3人の姉妹のみであり男児はおらず、継ぐものが居ない状態なのです。家を存続をさせるための条件は2つあります。

 ①騎士以上の家柄の家に嫁ぐこと。
 ②男児を2人以上産み、その中のひとりをケストレル家の後継者とすること。

 ルシオラは家の存続を望んでいます。しかし、ナナエは執務室に縛り付けられており、シルヴィアは自称騎士であり身を固める様子がありません。自身の婚約者は地位はあるものの当代限りのものであり条件に当てはまらないのです。
 幸い(?)ルシオラは他国に知られるほどの才女であり、国外からも縁談を持ちかけられる実力の持ち主であるため多方面に手を伸ばしている。というのが現状です。ケストレル家が他国で継がれることとなるとガールスとしては非常に厄介なのですが……。

 ナナエのルシオラに対するスタンスを確認したところでマクドゥーガルはカンベネットの件でPC達がキャメロットへ向かったと聞き頭を抱えます。そして……シャルルとシャンブルの件を聞いてしばし完全に硬直した後、徐ろにルザニアの元へ向かいました。それを見たマクドゥーガルとべアルクは慌てて後を追いかけていくことにします。
 丁度この時キャメロットから帰還したPC達とすれ違います。ヴェトリウスのみこちらと合流し、ルザニアの元へ向かうこととなりました。

 無言で馬を進めるナナエにかけるべき言葉もなく重苦しい雰囲気のもと4人はルザニアの住居を訪れます。ヴェトリウスはトーナメントについてべアルクに協力を要請しべアルクはそれを受け入れました。

 ルザニアの元で事情を聞いたナナエは王城へと帰還する最中、追いかけてきたシャルルと遭遇し……開口一番こう告げました。

 「私を売ったな」と

 シャルルは慌てて謝罪をしますが、ガーニー卿のとりなしとトーナメントにおけるシャルルの立ち位置を聞いている彼女は今シャルルを罰せられないことが一番残念だと伝えるに留まりました。まぁ……自業自得、ですね。

 その後、マクドゥーガルはルシオラに話があるというべアルクを伴ってルシオラのもとを訪ねます。ルシオラはナナエの言を聞き意外そうにした後、マクドゥーガルに告げます。私は今の行動を止めるつもりはないと。それに対してマクドゥーガルは手柄を立て、騎士として地位を得るという決意を固めました。
 べアルクはその決意表明を聞いた後、新しく婚約者が増えたことを報告し、ルシオラに彼女を行儀見習いとして受け入れることを頼みます。彼女はやんわりと断りますが、べアルクの熱意に負け最終的に了承しました。その後べアルクはルシオラに「刺されないように」と忠告されました。口説いたつもりはなかったんですが……
 なお、GMによればルシオラはロマンスと誘惑でこちらに目を向けさせ続けるという方法はあるとのことです。

 ここまでで今回のセッションは終了です。

 さて、シャルルが今までのつけを払ったり、カーンズ伯が離反したりと今回は波乱ばかりでした。個人的にはモーラとリーサの2人が可愛かったので満足です(爽) 早く育って欲しいなぁ。

 次回はトーナメントについて諸侯を納得させて体制を整えるのがメインになるでしょうか。御前会議から始まる気はしますが、家老とか言ってる場合じゃなくなったような(笑)   さりげにノーホート関連もマラホートの進軍により新たな局面を迎えています。べアルクとしてはこちらの対応に動こうかと思っています。カーンズ伯から支援を引き出せないかと考え中です。他がトーナメントでバタついててそれどころでない気がしますので。さてはてどうしたもんでしょうな……ふむ。


GMより一言
こちらも方々お疲れ様でした。
今回のもう一つの白眉は「私を売ったな」ですね。
とはいえ、感情ロール次第では、主君の后ですら寝取ってしまうのがペンドラゴンの世界なので、 感情ロールなしにやってのけてしまうPLの技量に感心するばかりです。

ナナエさんの件でフルボッコになってしまうのは仕方ないとして、その直後にリリアナに会いに行こうとする豪胆さには改めて敬服します。
本来なら会いに行く程度特段問題ないはずなんですが、なんでしょうね、PLたちの無限の信頼を感じます。
フランス人騎士はトーナメント向きのキャラクターなので、決闘で勝ち、試合で結果を出せれば汚名返上も十分可能なはずなんですが。
この湧き上がってくるワクワクかnもとい不安は一体・・・。

カンベネットの一件は、ユリエンス王が円卓のメンバーであることもあり、それなりの見識がある人は、ゴアの併合であることを察してます。
フロリダス卿も薄々感じ取ってはいましたが、リリアナの態度(激高)で確信に至ります。
ユーウィンも円卓での薫陶のおかげで、過度な身内贔屓に陥らず、PL側の主張を受け入れした。
ただ、無条件に肉親が悪者になるのは納得できず、決闘を提案した次第です。

ほぼランダムで生成したにもかかわらず、良いキャラに仕上がったリーサ-第二夫人-。
彼女が必死なのは、第二夫人という立場もありますが、モーラが嫁いだ時とは全く状況が違うからです。
特に急ぐ必要のない婚約者として、両家の納得の元に預けられたモーラと、
一度は一族郎党生きるか死ぬかのギリギリまで張りつめた後に、勢力の期待を背負って差し出されたリーサでは置かれた立場が全然違う訳です。
そして、第二とはいえ夫人が増えたことにより、モーラの実家からも見えないところでプレッシャーがかかってくるでしょう。

カーンズ伯の離反は、純粋にタイムアップです。御前会議ぜんぜんやってなかったですしね。
そして蓋を開けてみれば、離反というより独立という形になりました。
影響力の落ちていく諸侯としてガールスに属するより、独立領として立った方が己の成すようにできる、というのが伯の決断理由です。
明確にゴアへ傾倒してないのは、蛮族の繋ぎと、カンベネットの問題が決着していないからです。
フラグ処理的には、消極的無視は不利になるよ、という指摘を踏まえたPL側の行動で、敵対化が防がれました。
みんな(除く1名)もうちょっとヘマこいてもいいのよ。

〆に、一言
レディ・エスフリダは放置しちゃだめだよ。

レポーターたちの雑談
グレンド
GMお疲れ様でした。

シャルルフルぼっこ回でしたが、よくよく考えてみればナナエさんフルぼっこ回でもありましたね……ナナエさんはシャルルをグーで殴っていいと思います。

カンベネットの件は御前会議で一波乱起こすとして、そこは騎士たちに頑張ってもらおうかと思います。重要なイベントですが、トーナメントに手を貸す約束はしているので、それ以上求められても厳しいところですね。

カーンズ伯の件は、御前会議をやると離反すると思ってました……さっと家老にしておけばとりあえず良かったんですかね?
蛮族領としては相対的にガールスへの影響力が増した気がします。繋がりは保ちたいところですね。

エスフリダさんは次回カーンズ伯とノーホートとマラホートの話をしてから交渉に向かうつもりでいます。マクドゥーガルには声かけるとしてシャルルんには来て欲しくないような来て欲しいような……実際問題そんなことしてる暇はないように思うんですが彼は。

しかしあれですね

①カーンズ伯に娘さんをくださいと言って縁を結ぶ
②マクドゥーガルに領地を与えて自分の騎士へ。またルシオラを囲い込むことでフランス人傭兵団を牽制
③カーンズ伯の長兄と次男をどうにかして自分が嫡子へ
④女王にもう重荷は下ろしませんか? 王子には領地を与えて封じましょうと言いつつ求婚
⑤モーラとリーサに刺されてDEAD END

とかすればいいんじゃねとか思い始めました。ああいや自棄になってるとかじゃなくて楽しそうだなと。刺されるのはほぼ決定事項になりますが(笑) まぁそう上手くはいかないでしょうけれど。火種だらけになりますし。

やらないのはモーラとリーサが可愛いからです(断言)

マクドゥーガル

レポお疲れさまです。

御前会議はこちらはこちらでささやかな提案(カーンズ伯領との国境線の整理ともいふ)あるので開いてほしいとこですねぇ。自分の職務の内とはいえ、先方との交渉結果如何で国土が増えたり減ったりする可能性ありますし、諸侯を含めて了承を取った案でカーンズ伯との交渉に臨みたいですから。(なんか初めての人間相手の林務官らしい仕事のような気がする!(笑))

レディ・エスフリダって誰だっけ……?とレポート読み返したらサクソンの実質リーダーでしたか。確か5話あたりで「様子を見に行った」んですよね。無接触期間がやや長くなってしまってますね^^;
ほっとくとノーホートとマラホートの争いの中で斜め上方向に飛び火しそうですなぁ。

外交面でやること多いのに、トーナメントの舞台裏にまで目を光らせないといけないとか忙しいなぁorz

グレンド

お疲れ様です。

では御前会議が終わってから挨拶に向かう方向で。ノーホートとマラホートの件も諸侯と詰めておきたいですし。
それはそうと家老の件はどうなるんだろうか。

外交面はこちらで対応しようかと思ってますんで、やって欲しいことがあれば投げてくださいな。基本的には支援する方向でいくつもりです。
逆に攻撃する案もありますが、攻める大義名分を得るにはマラホート王(現ノーホート王)をガールスに亡命させるくらいしないと難しいですねぇ……

マクドゥーガル

一応は家老立てておくんじゃないですかねぇ。幸い?にも、トーナメントっていう大きな仕事がとりあえずありますし。

ノーホートに関しては放置するのはよろしくないけど、亡命政権たてさせれるほどこっちの国力あるわけでもないし、攻めるのは厳しい感じですね。まぁ、以前てめぇらのとこから襲撃してきた奴らがいるからさしだせやオラァ!って感じで殴りこんでノーホートをマラホートとわけっこするというのも一つの方策かな?という気がしないでもないです。実際には余計な飛び地になるだけなので攻めるにしても領地の代わりに何かもらう形にするのがよさそうですが。

また、今回のシナリオを踏まえて各勢力の数値が変動しました。    
領地・兵力一覧
領地名領地(%)状態 騎士(人)兵士(10人) 特徴
女王(王族)  38145なし
カーンズ(20)良+710騎兵、水兵
コートニー1246槍兵
ダウェイン954なし
クラウス1144弓兵
ラトフォート1355なし
フランス傭兵団31010重装兵・騎兵
エリン人豪族14210水兵・弓兵


領地の総計が100%を超えていますが、これは領土が拡大、改良されスタート時より国力が増したことを意味します。

 女王(王族)領
大きな変化はなし。

 カーンズ伯領
農耕馬の産出が増え開拓が進みました。サクソンの流民を水軍として編成しました。

 コートニー伯領
ロジアンとの交易所ができました。

 ダウェイン伯領
大きな変化はなし。

 クラウス伯領
領主の交代によって治安が悪化しました。

 ラトフォート伯領
帰農した兵士により開拓がはじまりました。

 フランス傭兵団領
大きな変化はなし。

 エリン人豪族領
2か所の開拓村の獲得により大きく領地を拡大しました。
移民や開墾に伴う混乱は、ヴェーラの神性により1段階に抑えられました。


第八話:2014年7月13日(日)実施分(会場:例会昼の部)
記:ベアルク・グレンド(蛮族戦士)PL


 ペンドラゴンキャンペーン第8回のログを作成しました。非常に遅くなり申し訳ありません。

 今回の参加者は下記5名+1名(見学)です。

・シャルル・マルキューム(フランス人騎士)18歳男性。フランス人。ロマンスに生きる騎士。
・ガーニー・ファミール(老騎士)50歳男性。カムリ人。一度は引退した老騎士。宮廷に復帰し、貴重な文官として皆を助ける。
・ヴェトリウス・ユリウス(ドルイド)23歳男性。エリン人。異教とキリスト教の間を取り持とうとするドルイド。
・マクドゥーガル・ラーズグリーズ(林務官)24歳男性 カムリ人。婚約者のために騎士を目指す。
・ベアルク・グレンド(蛮族戦士)25歳男性。エリン人。エリン人豪族族長代理として国政に参加する。蛮族とは一体……うごごごご……。

(見学)シルヴィア・ダウェイン(女騎士)20歳女性。フランス人。ダウェイン伯の養女。自称騎士。
※用事が早く終わったとのことで、PLが例会に顔を出しに来てくれました。

以上

 ペンドラゴンのキャンペーン第八話です。

 カンベネット関係のイベントもそろそろ終盤。動き出したノーホート関連のイベントをどう処理するかが悩みどころですね。

 さて、今回もイベントの関連上時系列を並べ替えているところがあります。その関連上、御前会議が分割されています。よろしくお願い致します。

最初に家老の件についてですが、これはコートニー伯に内定しています。そこでベアルクとマクドゥーガルがコートニー伯領へ向かいました。目的はコートニー伯の人柄の確認と今後の相談です。

 コートニー伯領では北との交易(軍馬)が活性化し、栄えているようでした。またサクソン人もちらほら見られたことからカーンズ伯と同様、サクソン人の受け入れも進めているようです。
 コートニー伯の屋敷を尋ねるとフランス人の会計士に迎えられました。新しく雇ったらしくここでもそういった人員の需要は上がっているようです。林務官(マクドゥーガル)と2人で尋ねたため、査察かと警戒されたりしましたが無事コートニー伯と面会できました。

 コートニー伯は……そのなんというか普通に有能そうな人物でした。カーンズ伯から傲慢さを抜いたような感じでしょうか。とはいえ、今回の騎士達の独断専行は放っておけないと明言し、ベアルクも付き合い方を考えるべきだと諭されます。正直やり過ぎ感があるのでベアルクとしても立ち位置を諸侯側に傾けようかと思っていたところではあります。

 まずは目下の問題であるトーナメントについて相談したところ、メインであるジョストでシャルルが勝てばカンベネットの件は問題なくなるので、トーナメント自体は敗北する方向が良いと助言を受けます。ゴアとの間に角を立てるのは得策ではないというのがコートニー伯の判断でした。それに関してはメレーで出場予定のベアルクが了承し、勝利はしないと約束します。またカンベネットが円卓に所属している独立領であることが今更ながら判明しました。

 ここまで話していてコートニー伯には話しておいた方が良いと判断し、シャルルの一件を相談しました。伯は絶句した後、大問題だと漏らします。今すぐどうこうはできませんが協力して事に当たることになりました。この時、シルヴィアの活躍も話しており、これが後に役立つことになります。

 最後にノーホートとマラホートの争いについてはサクソン人対円卓の様相となっているのでマラホートが勝った方が円卓としては良いという話を聞けました。

 その後、御前会議にて家老については下記のように決まりました。条件については以前の内容通りです。

・筆頭家老:コートニー伯
・次席家老:ガーニー・ファミール

・筆頭家老は一部を除き、国政の決裁を行うことができる。
・兵権や外交など重要案件については筆頭家老・次席家老両方の同意が必要とする。
・円卓から王子が帰還したなら家老は解任される。

以上

2つ目に王子について。どうやら王子は円卓で認められるだけの実力をつけたようです。

 ガーニー卿が女王にトーナメントについての報告を行っていたところ、円卓の騎士であるガヘリス卿が女王を訪れます。要件はガールスの王子について、騎士叙任が認められたので円卓で行うかガールスで行うかを選んで欲しいということでした。
 これについては御前会議で決定することとなります。

 御前会議では諸侯と騎士とで意見が食い違いました。

・諸侯:騎士叙任よりまずはガールスの王となって欲しい。
・ガーニー卿(+ヴェトリウス):まずは円卓の騎士となって欲しい。
 これは王となってから円卓の騎士となる方法もあるということで、そちらの方向で進むこととなりました。

※順番による影響度の違い
①ガールス王が円卓の騎士となった場合:円卓からの影響度大
②円卓の騎士がガールス王となった場合:円卓からの影響度小

3つ目にトーナメントとカンベネットの件についてです。

 最初はヴェトリウスがルザニアさんにトーナメントについて相談を持ちかけるところからでした。トーナメントに負けた場合、リリアナ王女を匿うの不可能だとルザニアさんは言います。ゴアの王妃であるモルガンと自分では実力に違いがあるのだ、と。
 ヴェトリウスはリリアナ王女の正統性について自分が証明する方法はないかと聞きますが、命をかけた騎士がいるのだからまずは任せるのがいいと返しました。

 そんな重苦しい雰囲気の中、シャルルがリリアナ王女を訪ねてきます。

 「リリアナ王女、なんかください」

 ……ええと、彼の第一声について少し前に行われていた雑談の内容を書いておきます。

---------------------------------------------------------------------------
シャルルPL「GM、トーナメントに向けてこう何かボーナスがあるものとか貰えませんか?」
GM「うーん(悩)」
ベアルクPL「こういう時って、王女からなにか貰ってパワーアップするのが基本じゃないの?」
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 責任の一端は私(ベアルクPL)にもあります……何というか申し訳ない……。この発言はルザニアさんにばっさり切り捨てられ、同時にシャルルは他のプレイヤーから何言ってんだお前と突っ込まれました。ここからしばらくそれでも押し通そうとするシャルルと少し揉めますが、それはシャルルの一言で収まります。彼は徐ろにこう言ったのです。

 「リリアナ王女、トーナメントが終わったら結婚しましょう。」

 リリアナ王女はそれを受け入れました。またヴェトリウスもリリアナ王女の助けとなるべくカンベネットへ向かうことを約束しました。

 その後、回復したリリアナ王女が女王に挨拶に訪れました。この時シャルルとの婚約を伝えています。

 またシャルルはリリアナ王女との結婚についてナナエさんに報告と相談に向かいます。ナナエはシャルルがカンベネット侯爵になることになるなと祝いの言葉を述べました。
 シャルルはフランス人傭兵団への所属についてどうなるか確認しますが、兼任するような必要はないと即答されました。他に必要なことは聞いたところ、「しっかりすることかな」とにべもない返答を受けます。

 現状カンベネットを取り返したとしても内政ができるのはリリアナ王女のみです。シャルルとしては今のナナエさんのようになるんじゃないかと心配なようで、内政官についてナナエさんに相談しますが、私を頼るならカンベネットへの大きな借りになるぞと告げるに留まりました。

 その後、退出するシャルルを尻目にナナエさんは次のフランス人傭兵団からの騎士叙任候補の選定にかかるのでした。

 御前会議ではトーナメントについての人選が行われました。これは後でまとめて記載します。またこの時、マクドゥーガルにルシオラから気になる情報が寄せられました。

 会議中に届いた手紙は以下のふたつことが書かれていました。

 ①トーナメントで不正が行われる可能性あり。馬具と装備の品評会には気をつけて。
 ②ハンバート卿の代理でマルコム卿が出場する可能性あり。

 ※品評会はトーナメントの前に使用する装備を出すようです。
 ※ハンバート卿:カンベネットでシャルルが一騎打ちを仕掛けた騎士
 ※マルコム卿:ルシオラ(マクドゥーガルの婚約者)が文通している相手

 マクドゥーガルは御前会議の参加者に手紙の内容について警戒するように働きかけます。

 御前会議の終了後、ガーニー卿がトーナメントの内容について詰めるためにゴアへ出向きました。トーナメントの内容については下記のように決定しました。

主催:円卓
審判:円卓からフロリダス卿と数名

ゴア側からの出場者:フロリダス卿が人選
カンベネットからの出場者:なし

ジョスト(一騎打ち):シャルル(ガールス) vs ハンバート卿(ゴア)※マルコム卿の可能性あり?
メレー(集団戦):ベアルク(ガールス) vs ??(ゴア)※兵力は同数とする(5兵力の予定)
チャレンジ(勝ち抜き戦):マクドゥーガル、シルヴィア(ガールス)vs ?? ※自由参加形式

開催場所:国境

以上

4つ目にクラウス伯領についてですが、少しばかりまずいことになってました。

 クラウス伯はまだ引退したわけではなく、バルティック卿が名代をしています。しかしどうも最近継承権問題がきな臭く、治安も悪化していると聞いたべアルクが御前会議の後バルティック卿に声をかけます。

 治安が悪化しているだけなら、合同で軍事演習を行えば多少は改善されるんじゃないかと思ったベアルクは合同演習を持ちかけますが断られました。それは仕方ないんですが、その理由が非常にまずいものでした。……今のバルティック卿では演習を行えるだけの騎士と兵力を集めることができないと言うのです。つまりこれはクラウス伯領が事実上分裂しているということ。どうもカーンズ伯が離脱した影響がこんな所にも出ているようです。
 これはアカンと思ったベアルクはシルヴィアとの婚約話についてどう思っているか問いただしました。シルヴィアと婚約したとなればダヴェイン伯が後ろ盾につくことができるからです。ちょうどこの時、シルヴィアのPLが様子を見にきたので丁度いいとばかりにシルヴィア側からの意見も聞いています。

バルティック卿
・彼女が騎士に憧れているのは知っている。それに反対する気はない。
・夫人となってしまうと騎士になることはできなくなるのでそれを気にしている。

シルヴィア
・バルティック卿はいい人だ。
・騎士となれるのであれば、婚約しても良い。

 ベアルクはふたりとも結婚することに関しては問題ないと判断し、シルヴィアが騎士になれるか家老であるコートニー伯とガーニー卿に相談に行くことにします。
 結果としては、シルヴィアに与える領地があれば問題ないとなりました。シルヴィアには王城に侵入した他国のドルイド(シャンブル)を捕らえたという功績があってのことです。事前にシャルルに件を相談しておいて良かった……

 領地の件については、クラウス伯に相談して許可をもらうことに成功しました。結婚すれば併合されるので問題ないだろうということです。またクラウス伯はバルティック卿を空気を読みすぎるやつだと苦笑していました。

 領地の件が解決したとコートニー伯へ伝えたところ、突飛な方法ではあるがクラウス伯領がまとまるのであれば許可を出そうと言質を得ました。……後はふたりに話を伝えるだけです。

 大体のところで、なんでべアルクが走り回ってるんだと聞かれましたが、主な理由は継承問題とか他人ごとじゃないからですよ……。

最後に前回動きのあったノーホートについてです。

 御前会議でマラホートからの侵略についてノーホートがどう対応しているのか情報収集に向かうこととなります。これはヴェトリウスとマクドゥーガルが諸侯らの委任状をもって、ノーホートの実質的な指導者であるエスフリダに挨拶に向かうことになりました。

 その後、ノーホートに向かった2人は以前とは違う点を見つけることができました。まず、サクソン人の人員が増強されていること、そしてそれに対してマラホートも増強しており一触即発の状態となっています。またマラホートがノーホートに略奪を仕掛けているようです。

 エスフリダは非常に堂々とした女性で、近くに5歳位の男の子を控えさせていました。おそらく息子でしょう。

 彼女はまず鉄拳のオルマルを打ち破ったことを見事だと賞賛し、その上でゴアの友好国であるガールスがノーホートに何の用かと問いかけます。

 それに対してヴェトリウスがノーホートと手を結ぶことを考えていることを告げます。

 エスフリダはそれがガールスの意志であるならなぜカーンズ伯が独立したのかを聞き返してきました。カーンズ伯がサクソン人を上手く使っているのはこちらでも知られていることだったようです。

 それについては適当に言い逃れをしつつ、彼女がここを守るためには主義主張については目をつむること、そして有益であるならガールスと手を結ぶことに問題ないことを聞きだします。

 そうしている内に、エスフリダにひとつの報告が寄せられました。マラホートの将軍の毒殺に成功したというものです。これによりマラホートとの戦争でノーホートが一歩リードした形となるでしょう。

 最後に2人はノーホートの王であるマラホート王との面会を求めます。その許可はあっさりと降りました。そうして2人が出会ったのは自分がお飾りと理解し、与えられた贅沢により自堕落に生活する1人の男でした。彼は自分が確かにマラホート王であると自嘲します。それを見た2人はこれはどうしようもないと挨拶のみをしてその場を辞しました。

 2人は動揺が走るマラホート軍を背後にガールスへと帰還しました。エスフリダとの面会がなければそれが将軍の毒殺によるものとは分からなかったでしょう……

 ※マラホートの軍はゴアと同等程度との話です。氏族単位で兵を出しあっての連合軍の総数がそれということですので、統率する将軍が暗殺されたのは大きいかと。


以上で今回のセッションは終了です。
 今回で色々と終着点は見えてきた感じですね。とはいえ、ノーホートの件だけはどう落としたらいいのやら……案外持ち直してたようですね。手を組む関連の話はヴェトリウスの発案ですが、事前には聞いてなかったのでどう対応したものか迷う所です。本人がトーナメントの後、カンベネットへ行くと明言している以上誰かが引き継がないといけません。この辺はカーンズ伯と要相談になるでしょうか。またサクソン人からの略奪で被害を受けていたラトフォート伯へのフォローもいるでしょうね。……あれ? 全部俺の仕事……?


第九話:2014年9月14日(日)実施分(会場:例会昼の部)
記:ベアルク・グレンド(蛮族戦士)PL


 ペンドラゴンキャンペーン第9回のログを作成しました。

 今回の参加者は下記4名です。

・シャルル・マルキューム(フランス人騎士)18歳男性。フランス人。ロマンスに生きる騎士。
・ガーニー・ファミール(老騎士)50歳男性。カムリ人。一度は引退した老騎士。宮廷に復帰し、貴重な文官として皆を助ける。
・ベアルク・グレンド(蛮族戦士)25歳男性。エリン人。エリン人豪族族長代理として国政に参加する。蛮族とは一体……うごごごご……。
・シルヴィア・ダウェイン(女騎士)20歳女性。フランス人。ダウェイン伯の養女。自称騎士。

以上

 ペンドラゴンのキャンペーン第九話です。非常に遅くなって申し訳ありません。

 そろそろトーナメントと思いきやまだ開催日などが本決定ではないこともあり、今回は先送りとなりました。開催までにはいくつかイベントもあるような感じです。前回のルシオラさんの手紙のこともあり、その辺りはマクドゥーガルが中心となるイベントの予感はあります。
 というわけで、今回は前回のシルヴィアとバルディック卿の婚約とノーホート関連のイベントがメインとなりました。なお、イベントの関連上時系列を並べ替えているところがあります。よろしくお願いします。


 今回のシナリオはナナエさんの執務室でお仕事中のガーニーにひとつの報告が届くところから始まりました。

 その報告はクラウス伯領にサクソン人が入り込み、豪族から略奪を行っているというものです。慌ててクラウス伯代理を務めているバルディック卿を呼び出して話を聞くガーニーですが、どうやらバルディック卿も初耳だったようで慌てて領地に帰ります。

 その様子を見たベアルクとシャルルが何事かと聞いて周り、最終的にナナエさんの執務室へとたどり着きます。

 話を聞いたベアルクはバルディック卿の現状(領地の取り纏めが上手くいっていないこと)をガーニーへ話し、援軍の準備を頼みます。なお援軍の編成はナナエさんが目配せひとつで(相手の戦力の想定込みで)してくれました。流石過ぎる。
 ベアルクはシルヴィアを呼び出して、婚約についての話を建て前にクラウス伯領へ向かうことにします。まぁベアルクとしてはシルヴィアが活躍できるよう、彼女を置いたらカーンズ伯領かラトフォート伯領へ行くつもりです。
 その前に念には念を入れて、王城に来ていた婚約者のモーラを呼び出して、自領に援軍を要請する手紙の代筆を頼みシルヴィアに持たせました。

 なおシャルルは内心来そうにしてましたが、ナナエさんから「トーナメントを控えたお前がここで怪我などしたら、どうなるかよく考えて行動することだ」とでっかい釘をさされてました。



 クラウス伯領へ着いた2人は、バルディック卿がまだ着いていないことを聞かされます。寄り道でもしているのかと思いつつ、豪族から集めた兵士をシルヴィアが取り纏めることにします。ベアルクがやらないのかと執事に聞かれますが、婚約話を聞かせて驚かせつつ誤魔化しました。

 シルヴィアが兵の取り纏めを成功させた頃、ベアルクに集まってきている豪族達から声がかけられます。カーンズ伯の離反など最近の情勢の悪い中、この略奪ときて不安がっているのだろうと思い、安心できるよう、ここは我々に任せよと話しているとちょっと風向きが違うことに気づきます。
「流石はベアルク殿、それに対してうちのバルディック卿は……」と、いや違うねん、そういう意図でいうたんちゃうねん。

 と、そんなことをやっているとシルヴィアが怪しいフードの2人組が馬で走り去るのを目撃しました。ベアルクは集まってきていた豪族達から手勢を借りて追跡を始めます。
 しばらく追っていくと、サクソン人の野営地にたどり着きました。怪しい2人組は上手くおびき出したと言っているようです。ちなみに相手の兵力は2、こちらの兵力は1です。手勢を連れて来たのは正解だったか。

 ……1ターンで壊滅するとは思ってなかった。
(集団戦技能の対決で勝利、損害ダイス(1D3)で2が出たため。マップを使用した場合は代わりに1マス後退する選択肢もあるのだが。)

 危うく全滅させるところでしたが、2名捕虜にできましたので、話を聞いたところちょっと聞き逃せないことを吐きました。

 この略奪はクラウス伯内部からの手引きのようです。


 少しばかり時間は遡って、追跡に参加しなかったシルヴィアはその後すぐに帰還したバルディック卿に声をかけます。バルディック卿は怪しいフードの話を聞くとシルヴィアにすぐに逃げるよう言いました。

 どういうことかと思った矢先、執事を中心とした兵士達がバルディック卿へ刃を向けます。色々と動いてみましたが時すでに遅く、反乱が勃発したようです。バルディック卿は自分が自分を稼ぐからとシルヴィアを逃がしました。

 厩舎から馬を借りたシルヴィアはすぐに助けを呼んでくると言い残し、ベアルクの後を追い駆けます。彼女はタイミングよくこの略奪が内部の手引きと聞いて慌てて引き返してきたベアルクと合流できました。その後すぐにバルディック卿を助けるべく引き返します。この時、率いてきた手勢の指揮はシルヴィアに移しています。なんでかって? これシルヴィアのイベントだからだ。

 引き返すと満身創痍ながらまだ兵を相手に踏ん張るバルディック卿がいた。ぎりぎり間に合ったようだ。シルヴィアは兵を率いてバルディック卿を救出に向かいます。べアルクは少し下がって様子を見ています。

 相手の兵力は2。実はこれクラウス伯領の常備軍の半分である。

 シルヴィアは2ターンでこれを壊滅させました。マップ使わないと一瞬で兵力溶けますね……ちなみに1ターンは弓兵の能力で持ちこたえただけです。負けたと見た執事が逃げようとしましたが、そっとべアルクが確保しています。

 その後、べアルクは手当を終えたバルディック卿とシルヴィアに婚約話(婚約を条件にシルヴィアが騎士となること)を持ちかけます。シルヴィアはこれを了承し……そこにクラウス伯が姿を見せます。
 クラウス伯はそこで正式に伯を降り、バルディック卿が侯爵(公爵?)となることを宣言しました。バルディック卿……候はこれを受け、シルヴィアに自領の騎士となって欲しいと申し出ます。シルヴィアはそれを受け、クラウス伯領改めバルディック候領の反乱は終幕となりました。



 さて、次はノーホート関連のイベントなのですが……その前に。


 べアルクとシルヴィアがナナエさんの執務室を出た後、ガーニーとシャルルも執務室を後にします。それと入れ替わるようにひとりの商人がナナエさんの執務室を訪れました。それを目撃したシャルルは執務室内に聞き耳を立てます。

 室内で交わされる会話を聞くにどうも商人はナナエさん子飼いのスパイのようです。その内容は下記のようなものでした。

 ・クラウス伯領にノーホートからサクソン人が入り込んだ。
 ・カンベネットのゴアの騎士団の一部がノーホート方面へ南下した。
 ・ゴアはノーホートとカーンズ伯に接触している。
 ・カンベネットに関する取引を言付かってきた。傭兵団の安全のために。

 シャルルはカンベネットに関することを聞いた途端、執務室へ飛び込みナナエさんに詰め寄ります。カンベネットを売ろうとしてるのか、と。ナナエさんはシャルルをあしらいながら、「くだんの話は受けますか?」という問いに「切り崩しは受けない、が受けたふりはしよう」と答えます。

 さらと流されたシャルルは泣きながら執務室を飛び出して行きました。向かった先はリリアナ王女を匿っている魔女ルザニアさんの所です。



 さて、ここでシャルルが徐ろルザニアさんに先ほど聞いたカンベネットについて相談しようとしたのですが、GMから忠告と確認が入りました。

GM「プレイヤーの行動を縛るつもりはありません。しかし、一言だけ言っておきます。プレイヤーがキャラクターに行わせた行動に対する結果はきちんと反映させます。それを理解した上でやりますか?」(要約)



 シャルルは一旦ルザニアさんにナナエさんにひどいこと言われたと愚痴るに留め、リリアナ王女に誰に裏切られようとあなたを守りますと誓いを立てました。
 ルザニアさんは馬具と装備の品評会での不正について警戒するためにシャルルの厩にシャンブルをつけてくれました。ナナエさんを狙いシルヴィアに捕らえられた元ゴアの宮廷魔術師兼エロジジイことシャンブルはいつの間にやらルザニアさんの弟子へのクラスチェンジを遂げていたようです。

 その後シャルルは改めてナナエさんの件をルザニアさんに相談しました。

 ……ええと、何言ってんだと思われるかもしれません。多少解説をいれますと編集の都合上があります。厩の件の後、一旦クラウス伯領での反乱を挟んで、再度スポットが当たった直後の出来事でして……虚を突かれたのです。その後、総突っ込みは入ったのですが、そのまま進むことになりました。まぁ、ルザニアさんはなんとも言えない顔をしただけでしたが。

 ちなみにその後、シャルルはおなじ相談をコートニー伯へしようとコートニー伯領へ向かいかけたところをガーニーにインターセプトされてノーホートへ連れて行かれました。(セッション後に聞いたところ、あのままコートニー伯領へひとりで向かってたらシャンブルを呼び込んだ件でばっさり切り捨てられた可能性が濃厚だったらしいです。)



 では、ノーホート関連のイベントへ向けてのガーニーの動きから追っていくことにします。

 ナナエさんの執務室での一件の後、ガーニーはまずゴアの動きを知るためルシオラさん(ナナエさんの妹にしてマクドゥーガルの婚約者。ゴアの騎士、マルコム卿と手紙でやりとりをしていた。)に会いに行きました。

 ルシオラさんはべアルクの二人目の婚約者であるリーサの行儀見習い先でもあります。ガーニーが彼女を訪れた時は丁度その教育中でした。曰く「言い寄る者を利用するのです」「同様にスパイも利用できます」。頼もしいですね。

 ガーニーがゴアの動きを伝え、助言を求めたところノーホートへ圧力をかけることで間接的にガールスとカンベネットへ圧力をかけてきたのだろうと答えます。また、円卓から使者を立てさせてブリアン司教に国家間の問題に踏み込むなと警告をしたようです。

 話を聞き終えたガーニーはまずはノーホートへ交渉に行くことにします。

 途中でシャルルを回収してノーホートへ向かった彼らはゴアとノーホートが交戦した跡とまだゴアの兵士が駐留していることに気づきました。また駐留している兵士の中に鉄拳のオルマル(以前ガールスを襲撃してきたサクソン人)の手のものがいることも分かりました。

 ノーホートの実質的な支配者であるエスフリダと交渉を行おうとしたふたりですが、彼女はその前に落とし前はつけようとひとりの男の首を刎ねます。首を刎ねられたのはクラウス伯領に略奪を仕掛けた首謀者とのことです。真贋はともかくとして(まぁ本物でしょうが)クラウス伯領でのことについてはこれで手打ちとせざるを得なくなりました。またカンベネットについて質問すると、ノーホートとしては以前の通りが望ましいとのこと。

 エスフリダはガールスがどういう条件でノーホートと手を結ぶ気か率直に尋ねてきます。それに対してガーニーはふたつの条約を結ぶことを提案します。

 ひとつはガールスとの相互不可侵条約。
 もうひとつは通商条約。
 (この時点でノーホートとは商人を通じた取引はありますが、国家間での正式な交易は行っていません。)

 エスフリダはふたつの条件を聞き、援護し合うとまでは難しいかと漏らしながらもその条件で条約を結ぶことを約束します。その後、良い交渉だったと発したことからそれなりにいい雰囲気でまとまったようです。

 後はこちらの御前会議で承認されれば……というかさせなきゃならんのですが、ノーホートとのイベントは一段落でしょうか。ともかく今回はここまででガーニーとシャルルはガールスへと帰還しました。



 最後にべアルクがカーンズ伯へ訪問しました。

 カーンズ伯領は主にガールスとゴアと交易を行っています。べアルクがカーンズ伯領へ向かう途中にもゴアから大量の飼葉を仕入れている様子を見ることができました。

 べアルクがカーンズ伯を訪ねるとまず目についたのが恰幅のあった伯が痩せてきていることでした。儲かって仕方ないわと笑い声あげていますが、かなり無理をしているようです。さり気なくお前も独立した方が儲かるぞと薦めてきますが、ベアルクは今うちが抜けるとガールスが大わらわになりますからとやんわりと断ります。そうなった時はよろしくと口にしたのは社交辞令ですよ。

 お互いに近況を話す中で気になったのはまずカーンズ伯領の開拓が一段落し、これ以上開拓を進めるなら領地自体を広げる必要が出てきたこと。広げる手段についてべアルクがカーンズ伯に考えを聞きますが、軍事的な方法だけでなく金銭的な方法もあると口にしました。ガールスには向けてきて欲しくないところですがどうでしょうね。

 ノーホートとの交渉、交易について話すと一枚噛ませてほしいと打診がありました。まだ交渉中なこととべアルクには決定権はないことですので持ち帰って検討すると返事をしました。カーンズ伯領はゴアとガールスしか隣接地がないため現状ノーホートへ直接取引はできないようです。足りないものは農耕具ということですので、木と金属を輸入したいとのこと。向こうは食料が欲しいようです。どういう交易方法にするかはまだ決まってませんが、これをきっかけに友好的な関係を築いておきたいところです。

 またべアルクは最近耳にした農耕馬が手に入らないかを聞きました。カーンズ伯は農耕馬は安くて旨味が少ないとこぼしながらも開拓を終えた土地の農耕馬を安く譲ってくれました。

 ついでに会計士についての当てを聞くと、海外との交易を通じて雇うか円卓を通じて雇うかするしかないとのこと。前者が領地に港を持つコートニー伯、後者がカーンズ伯のようです。

 最後にカーンズ伯領で最近取れ始めたという羊毛をもらってベアルクはカーンズ伯領を後にしました。

……リーサの馬買うの忘れてた orz


 次回はいよいよトーナメントです。ベアルクとしてはノーホートとの交易に関する根回しをしつつ、カーンズ伯から貰った羊毛の使い途をルザニアさんかリアンナさん(主人公騎士の嫁でモーラの行儀見習い先)に聞きにいく感じです。……トーナメント関係ない行動ばっかですねコレ、参加はするんですが。

GMより一言
方々お疲れ様でした(定形

 女騎士がアッサリ輿入れすることになって、GMとしては お、おぅ... という感じなのですが、
カギになるところで本能的に最善手を打つPLのスタイルからすると、納得でもあります。
晴れてクラスチェンジし伯爵夫人騎士か...、肩書きなげぇ。

 クラウス伯領のイベントは、カーンズ独立から紐付く一つで、
独立時の好感度や諸侯の安定度でイベントの発生数と内容が決まります、
現状、国内は安定傾向で、小競り合いはあれど内乱の確率はほぼない状態です。
 ゴアとの大一番を控えて、諸侯が息をひそめてるという面もありますが。

 送れてやってきた女傑ことエスフリダさん、彼女自身は奸智に長けた人物ですが、取り巻く状況は実は厳しくあります。
状況次第で裏切ることをためらわない性格なので、逆に相手を裏切らせる状況へ持っていく、なんてタフな交渉を見てみたいですね。
 
 シャンブルに関しては、とりあえず死ななくてよかったね、と。
モルガンと比べれは、ルザニアさんは聖人君子だしね、いい再就職で実は割と勝ち組なのかもしれません。

 〆に、シャル太とナナえもん(もしくはルザえもん)は癒し
たとえ国防に関わるスパイの情報をダダ漏らししかけようとも。


グレンド
お疲れ様です。

 シルヴィアは意外なほどあっさりしてましたね。いざというときのチップのつぎ込み方とそのタイミングの見切り具合は実に頼りになります。自称の肩書きがなくなるとは思ってませんでしたよ(笑)

 国内が今のところ安定志向のようでなによりです。今のうちにラトフォート伯とも会っておきたいところですが、そんな時間があるのやら。

 エスフリダさんは曲者ですねぇ。最低限敵対しないようにしたいところです。現状で見たところ、リリアナ王女が帰還してゴアが引き上げたあたりでカンベネットに襲い掛かりそうですが。……そういえば今回の交渉の結果で物理的に止める手段がとれなくなりましたね。新たなシャルル伝説の始まりになるんでしょうか?(笑)

 シャンブルもなんとなく憎めないキャラでしたが、ルザニアさんのしも……もとい弟子になるとはまったく思いませんでしたね。そういえばある意味これもシャルルのおかげか。

 そろそろシャル太君とナナえもんが別れのときを迎えようとしていますが、彼はどうなっていくのか非常に楽しみです。